ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

エージーピー(9377) 期末配当増配を発表【期末配当5円⇒10円、年間配当10円⇒15円に増額】

◆目次◆

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社エージーピー(9377)という企業をご存じでしょうか?
空港において、駐機中の飛行機へ電力供給を行ったり機体の整備事業を行っている企業です。
shousanshouuoは、株式会社エージーピー(9377)の末席株主です。

今回はエージーピー(9377) 期末配当増配を発表【期末配当5円⇒10円、年間配当10円⇒15円に増額】」についての記事です。

まとめ


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株式会社エージーピー(9377)は、

東京証券取引所スタンダード市場へ上場している東京の企業で、

航空機への動力(電力・冷暖房気・圧搾空気)の供給および、

航空機用動力供給設備の設計・施工、運用管理をはじめとして

周辺事業や空港のセキュリティ設備の保守等を行っています。

 

昨日、同社の2023年3月期中間決算発表と、期末配当の増額が発表されました。

同社の株価はここ最近右肩上がりですし、航空需要の回復に応じて業績がますます飛躍する事を期待しながら、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

株式会社エージーピー(9377)とは


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東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、東京の企業です。

AGPという社名は、同社の主力事業である空港地上動力の英語訳であるAirport Ground Powerの頭文字を表したものです。

 

同社の事業には、

  • 航空機への動力(電力・冷暖房気・圧搾空気)の供給および、航空機用動力供給設備の設計・施工、運用管理を行っている「動力供給事業」
  • 空港内外の特殊設備や建物等をメンテナンスする「エンジニアリング事業」
  • 機内食カートのノウハウを活かしたフードカートの開発および制作・販売を行う「商品販売事業」

があります。

 

今年8月には、国産初となる航空機用バッテリー駆動式GPUの開発を発表しており、

今後は高松空港電動トーイングトラクターの導入を予定しています。

同社の歴史

同社の歴史については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

株式会社エージーピー(9377) 剰余金の配当(中間配当)および期末配当予想の修正(増配)に関するお知らせ

[rakuten:hsalpha:11992929:detail]

昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。

内容ですが、中間配当を予定通りの5円/株で実施することと、

期末配当を5円⇒10円/株へと増額することが案内されています。


よって、同社の配当予想は年間10円⇒15円/株へと増額になるということですね。

 

同社株式の昨日終値は858円でしたので、

 

予想配当利回り=15/858≒1.75%

 

という事になりますね。

利回りとしてはまずまずではないかと思います。

 

同社の中期経営計画内容からすると、自己株式取得や配当に積極的に取り組む方針が明記されていますので、

さらなるポジティブサプライズがあるかもしれません。

【関連記事】

2024年になっても、同社は好調を維持しており増配と業績の上方修正を発表してくれていました。当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

株式会社エージーピー(9377)の2023年3月期中間決算

なお、昨日同社からは、2023年3月期の第二四半期決算もリリースされていました。
そちらの数値も確認しておきましょう。

 

売上高               51.85億円 (前年同期比 +11.3%)
営業利益              0.05億円 (前年同期は -0.87億円)
経常利益             -0.00億円 (前年同期は 0.16億円の黒字)
親会社株主に帰属する四半期純利益 -0.63億円 (前年同期は 0.13億円の黒字)

 

となっていました。
増収となるも純利益はマイナスという結果ですね。

営業利益率は0.11%です。
そして2Q末時点での自己資本比率は66.1%と、前年度よりも0.4%アップしています。

株式会社エージーピー(9377)のセグメント別業績

[rakuten:hsalpha:12002033:detail]

同社の決算短信によれば、報告セグメントとして

  • 動力供給事業
  • エンジニアリング事業
  • 商品販売事業

の3事業について開示されています。
それぞれの数値を確認しておきましょう。

動力供給事業

売上高               21.02億円 (前年同期比 +16.09%)
セグメント利益 0.93億円 (前年同期は -0.64億円)
セグメント利益率  4.43% (前年同期より8.02%改善)

 

航空需要の回復に伴って、駐機中の飛行機への電力供給を行う機会が増加した事で増収と黒字転換に至っていますね。

 

エンジニアリング事業

売上高               26.20億円 (前年同期比 +8.16%)
セグメント利益   4.19億円 (前年同期比 +2.49%)
セグメント利益率 16.01% (前年同期より0.89%悪化)

 

旅客数が戻ったことで、こちらもボーディングブリッジや手荷物搬送設備の稼働が改善している様です。そのため、それら装置の保守管理業務が増加しています。

また、物流倉庫関連設備の施工管理や設備保守への技術者支援等の事業領域拡大も継続されている様で、こちらも増収増益となっています。

 

商品販売事業

売上高                  4.62億円 (前年同期比 +8.42%)
セグメント利益  -0.27億円 (前年同期は -0.11億円)
セグメント利益率  -6.05% (前年同期より3.25%悪化)

 

フードカート販売が減少した一方、空港で利用する機材であるGSE*1の売上が増加したことで増収となっています。

株式会社エージーピー(9377)の業績予想・進捗率

同社の通期業績予想に対する、2Q末時点での進捗率は以下の様になっています。

 

売上高              111.70億円 (前期比 +7.6%、進捗率 46.42%)
営業利益            2.48億円 (前期比 +103.8%、進捗率 2.02%) 
経常利益            2.38億円 (前期比 +1.0%)
親会社株主に帰属する当期純利益 4.27億円 (前期比 +3,644.9%)

 

現時点では、当初予想を上回る進捗状況ということです。
原材料価格の高騰等が影響する可能性はありますが、下半期で大きく利益を稼ぐ予定ということなんですね。

株式会社エージーピー(9377)の株主優待

残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません

また、新設等の動きがあれば当ブログで紹介したいと思います。

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo

*1:Ground Support Equipment: 航空機地上支援機材