ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社エージーピー(9377)という企業をご存じでしょうか?
空港において、駐機中の飛行機へ電力供給を行ったり機体の整備事業を行っている企業です。
shousanshouuoは、株式会社エージーピー(9377)の末席株主です。
今回は「エージーピー(9377) 業績予想の上方修正と期末配当増額を発表【期末配当15円⇒20円、年間配当30円⇒35円に増額!!】」についての記事です。
まとめ
株式会社エージーピー(9377)は、
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している東京の企業で、
航空機への動力(電力・冷暖房気・圧搾空気)の供給および、
航空機用動力供給設備の設計・施工、運用管理をはじめとして
周辺事業や空港のセキュリティ設備の保守等を行っています。
昨日、同社の2024年3月期3Q決算発表と、期末配当の増額が発表されました。
同社の株価は、ここ2年ほど右肩上がりを続けていますし、
航空需要の回復に伴って業績も拡大しています。
何より、なかなか他社が参入しにくい事業であるだけに優位性がある企業だとshousanshouuoは思っています。
今後についても期待しながら、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社エージーピー(9377)とは
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、東京の企業です。
AGPという社名は、同社の主力事業である空港地上動力の英語訳であるAirport Ground Powerの頭文字を表したものです。
同社の事業には、
- 航空機への動力(電力・冷暖房気・圧搾空気)の供給および、航空機用動力供給設備の設計・施工、運用管理を行っている「動力供給事業」
- 空港内外の特殊設備や建物等をメンテナンスする「エンジニアリング事業」
- 機内食カートのノウハウを活かしたフードカートの開発および制作・販売を行う「商品販売事業」
があります。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社エージーピー(9377)
業績予想の修正および期末配当予想の修正(増配)に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容を確認しておきましょう。
業績予想の修正について
前回発表予想 今回修正予想
売上高 125.80億円 ⇒128.40億円 (増減率 +2.1%)
営業利益 6.80億円 ⇒ 9.80億円 (増減率 +44.1%)
経常利益 6.60億円 ⇒ 9.80億円 (増減率 +48.5%)
親会社株主に帰属する当期純利益 4.20億円 ⇒ 6.10億円 (増減率 +45.2%)
国際的な航空需要の回復に伴って、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のすべてが業績予想を上回る見込みとなった、ということです。
配当予想の修正(増配)について
内容ですが、
期末配当を15円⇒20円/株へと増額することが案内されています。
よって、同社の配当予想は年間30円⇒35円/株へと増額になるということですね。
同社株式の昨日終値は921円でしたので、
予想配当利回り=35/920≒3.80%
という事になりますね。
利回りとしては、比較的良い方なのではないかと思います。
同社の中期経営計画内容からすると、自己株式取得や配当に積極的に取り組む方針が明記されていますので、
自己株式取得という、さらなるポジティブサプライズがあるかもしれません。
【関連記事】
同社は、以前にも増配の発表をしてくれていました。当ブログの以下の記事で紹介していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社エージーピー(9377)の
2024年3月期3Q決算
なお、昨日同社からは、2024年3月期の第三四半期決算もリリースされていました。
そちらの数値も確認しておきましょう。
売上高 92.91億円 (前年同期比 +17.0%)
営業利益 6.68億円 (前年同期比 +268.4%)
経常利益 6.74億円 (前年同期比 +293.4%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 4.31億円 (前年同期比 +635.9%)
となっていました。
2ケタ増収かつ、大幅利益増という結果ですね。
営業利益率は7.19%です。
そして2Q末時点での自己資本比率は69.1%と、前期末よりも0.4%アップしています。
株式会社エージーピー(9377)のセグメント別業績
同社の決算短信によれば、報告セグメントとして
- 動力供給事業
- エンジニアリング事業
- 商品販売事業
の3事業について開示されています。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
動力供給事業
売上高 41.63億円 (前年同期比 +30.85%)
セグメント利益 7.78億円 (前年同期比 +369.61%)
セグメント利益率 18.70% (前年同期より13.59%改善)
航空需要の回復、中でも国際線の運航便数が増加したことに伴って、
駐機中の飛行機への電力供給を行う機会が増加した事で増収増益に至っていますね。
エンジニアリング事業
売上高 44.91億円 (前年同期比 +10.24%)
セグメント利益 8.65億円 (前年同期比 +13.50%)
セグメント利益率 19.27% (前年同期より0.55%改善)
旅客数が戻ったことで、こちらもボーディングブリッジや手荷物搬送設備の稼働が改善している様です。
そのため、それらの装置の保守管理業務が増加しています。
また、空港外でも物流倉庫関連設備の施工管理や設備保守への技術者支援等の事業領域拡大も継続していとのことで、こちらも増収増益となっています。
商品販売事業
売上高 6.35億円 (前年同期比 -6.77%)
セグメント利益 -0.41億円 (前年同期は -0.38億円)
セグメント利益率 -6.51% (前年同期より0.80%悪化)
介護・福祉施設へのフードカート販売は増加している一方、
AGPでんきサービスを終了したために減収となっています。
株式会社エージーピー(9377)の株主優待
残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません。
また、新設等の動きがあれば当ブログで紹介したいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo