目次
- まとめ
- CSSホールディングス(2304)とは
- 記念配当実施に伴う配当予想の修正に関するお知らせ
- CSSホールディングス(2304)の2022年9月期3Q決算
- CSSホールディングス(2304)のセグメント別業績
- CSSホールディングス(2304)の業績予想・進捗率
- CSSホールディングス(2304)の株主優待
ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社CSSホールディングス(2304)をご存じでしょうか?
では、スチュワードという仕事をご存じですか?
どちらも、あんまり馴染みがないかもしれませんね。
株式会社CSSホールディングス(2304)は、ホテル・レストランを中心として食器洗浄をはじめとする厨房管理や清掃業務を全国展開している企業です。
shousanshouuoは、株式会社CSSホールディングス(2304)の末席株主です。
今回は「CSSHD(2304) 2022年9月末保有株主へ記念配当実施を発表【普通配当5円+記念配当10円】」についての記事です。
まとめ
株式会社CSSホールディングス(2304)は、東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、東京の企業で、全国のホテル・レストランの厨房で食器洗浄や厨房管理業務を行っており、縁の下の力持ちとでもいうべき企業の1つです。
昨日、同社からは上場20周年を記念した記念配当の実施がリリースされていました。
これによって期末配当が15円/株となり、予想配当利回りは5.14%とかなりの高利回りになります。
個人的には、十分に業績が回復してからでも・・・とも思うんですけどね。
とはいえ、特別配当を実施できるというのは同社の業績が回復しているというメッセージでしょうし、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
CSSホールディングス(2304)とは
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、東京の企業です。
同社は、全国のホテル・レストランの厨房で食器洗浄や厨房管理業務を行っており、縁の下の力持ちとでもいうべき企業の1つです。
その他、フードサービス事業を提供していることに加えて
特長的なのが空間プロデュース事業です。
BGMや香りも含めた空間のプロデュースを提供するという企業を子会社に有しており、同社の売上高はそれなりに大きいものとなっています。
同社の前年度の業績については、当ブログで以前に記事にした事があります。
宜しければそちらもご参照下さい。
同社の歴史
1984年 「株式会社セントラルサービスシステム」を設立。
1999年 「株式会社千葉セントラルサービスシステム」「株式会社東京西セントラルサービスシステム」「株式会社東京南セントラルサービスシステム」を吸収合併。
2000年 100%子会社の「株式会社宮崎セントラルサービスシステム」「株式会社福岡セントラルサービスシステム」を吸収合併。
2002年 JASDAQ市場へ株式上場。
「株式会社センダン」「株式会社大阪センダン」より営業を譲り受ける。
2006年 「東洋メディアリンクス株式会社」の株式を譲り受け、連結子会社化。
2008年 持株会社体制へ移行し「株式会社CSSホールディングス」へ商号変更。
2012年 「音響特機株式会社」を直接子会社化。
2015年 「宝塚ホテルサービス株式会社」の株式を譲り受け「株式会社セントラルホテルサービス」へ商号変更。
2018年 「株式会社センダン」が「株式会社パトリオットバトン」を子会社化。
「Mood media japan株式会社」を連結子会社化。
記念配当実施に伴う配当予想の修正に関するお知らせ
同社からは、上記名称のリリースが昨日ありました。
内容を確認しますと期末配当5円の予想は据え置きとして、
上場20周年を記念した配当を10円実施予定との事です。
期末に頂ける配当は合計15円/株となるという事ですね。
同社株式の昨日終値は292円でしたので、
予想配当利回り=15/292≒5.14%
という事になりますね。
これは、かなりの高利回りです。
CSSホールディングス(2304)の2022年9月期3Q決算
2022/8/10に、同社の2022年9月期第三四半期決算が発表されていました。
その数値も確認しておきましょう。
売上高 79.36億円 (前年同期比 +13.7%)
営業利益 -1.83億円 (前年同期は -5.93億円)
経常利益 0.52億円 (前年同期は -0.26億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 0.66億円 (前年同期は -1.99億円)
となっていました。
前年同期よりも増収しており、収益も回復してきていますね。
営業利益率は-2.31%でマイナスですが、今後ホテル・レストランでの消費が増えてくれば同社の売上・利益もさらにアップする事が期待出来そうです。
そして3Q末時点での自己資本比率は42.9%と、前年度よりも2.3%ダウンしています。
CSSホールディングス(2304)のセグメント別業績
決算短信では、同社の事業セグメントとして
- スチュワード事業
- フードサービス事業
- 空間プロデュース事業
- その他
が記載されていました。
それぞれについて、確認してみましょう。
スチュワード事業
売上高 34.23億円 (前年同期比 +34.4%)
セグメント利益 0.18億円 (前年同期は -3.84億円)
セグメント利益率 0.53% (前年同期比 +15.62%)
ホテル・レストランを中心として食器洗浄をはじめとする厨房管理業務及び清掃業務を全国で展開しています。
近年では、ホテル・レストランに限定せずにハウスウェディング施設や、医療施設でのスチュワード事業やホテルの客室清掃業務受注にも積極的です。
フードサービス事業
売上高 15.46億円 (前年同期比 +13.6%)
セグメント利益 -0.38億円 (前年同期は -1.03億円)
セグメント利益率 -2.51% (前年同期比 +5.09%)
従業員食堂やホテル内レストラン運営の受託を全国で展開しています。
舞浜地区のリゾートホテルや、大手ゼネコン建設現場の食堂などでサービスを展開している様です。
空間プロデュース事業
売上高 29.48億円 (前年同期比 -3.3%)
セグメント利益 -0.53億円 (前年同期は +0.03億円)
セグメント利益率 -1.82% (前年同期比 -1.94%)
映像・音響・放送・セキュリティーに関する設計・施工・販売・管理・メンテナンスだけではなく、BGMや香りを含めた空間のプロデュースを行う事業を行っています。
実績紹介を見ると「ラビスタ東京ベイ」の館内音楽デザイン、電話保留音、客室VOD用のオリジナル楽曲の製作を行ったようです。
その他事業
売上高 2.40億円 (前年同期比 +0.1%)
セグメント利益 -0.08億円 (前年同期は +0.04億円)
セグメント利益率 -3.70% (前年同期比 -3.87%)
CSSホールディングス(2304)の業績予想・進捗率
同社の通期業績予想と、3Q末時点での進捗率は以下の様になっています。
売上高 108.65億円 (前年同期比 +15.4%、進捗率 73.04%)
営業利益 -1.80億円 (前年同期は -7.17億円)
経常利益 0.24億円 (前年同期比 -29.5%、進捗率 216.67%)
親会社株主に帰属する当期純利益 0.04億円 (前年同期は -4.20億円、進捗率 1,650%)
増収となり、営業損失も大幅に縮小することを見込んでいるみたいですね。
前年度と比較すると、3Qの時点で雇用調整助成金の受取額も3億円程度減少しているので、同社の生産性は向上していると考えられ、今後の業績にある程度期待しても良さそうです。
CSSホールディングス(2304)の株主優待
残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません。
また、新設となる様であれば当ブログで取り上げたいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo