目次
- まとめ
- 株式会社九州リースサービス(8596)とは
- 通期連結業績予想の修正に関するお知らせ
- 株式会社九州リースサービス(8596)の2023年3月期1Q決算
- 株式会社九州リースサービス(8596)のセグメント別業績
- 株式会社九州リースサービス(8596)の配当利回り
- 株式会社九州リースサービス(8596)の株主優待
ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社九州リースサービス(8596)をご存じでしょうか?
元々は独立系のリース会社でしたが、現在は西日本フィナンシャルホールディングスの持分法適用企業となっています。
shousanshouuoは、株式会社九州リースサービス(8596)の末席株主です。
今回は「九州リース(8596) 通期連結業績予想修正【シノケンG株式売却で30.16億円の特別利益発生】」についての記事です。
まとめ
株式会社九州リースサービス(8596)は、
東京証券取引所スタンダード市場と福岡証券取引所へ上場している福岡の企業で、リース・割賦事業、ファイナンス事業、不動産事業、フィービジネス事業、環境ソリューション事業を展開しています。
昨日、同社からは通期連結業績予想の上方修正が発表となりました。
上方修正の理由としては、同社が保有していたシノケングループ株式を、公開買付けに応募する事で30.16億円の有価証券売却益が発生するため、との事です。
現時点では増配等のリリースはありませんが、多少期待しても良さそうですよね。
今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社九州リースサービス(8596)とは
同社は、東京証券取引所スタンダード市場と福岡証券取引所へ上場している福岡の企業です。
事業内容としては、
- リース・割賦事業
- ファイナンス事業
- 不動産事業
- フィービジネス事業
- 環境ソリューション事業
を展開しています。
同社の歴史
1974年 「ユニオンリース株式会社」として、株式会社福岡相互銀行と株式会社日本リースとの業務提携により設立。福岡相互銀行の関連地場リース会社として発足。
1979年 債権買取取引および関連する融資業務の取扱いを開始。
1980年 「株式会社九州リースサービス」に商号変更。
1982年 営業貸付取引を開始。
1983年 債務保証業務の取扱いを開始。
1984年 不動産業務を開始。
1988年 福岡証券取引所に株式を上場。
2002年 自動車リース資産を譲渡し、自動車リース紹介業務を開始。
生命保険の募集業務を開始。
2003年 不動産関連サービス業務を開始。
2006年 損害保険の募集業務を開始。
2016年 東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
2022年 株式会社西日本フィナンシャルホールディングスと資本・業務提携契約を締結。
通期連結業績予想の修正に関するお知らせ
昨日、同社の通期業績予想は上方修正となりました。
上方修正に至った原因としては、合わせて開示されていた
「公開買付けへの応募及び特別利益の計上(見込み)に関するお知らせ」
へ記載がある通り、株式会社シノケングループの普通株式公開買付けに応募する事で、投資有価証券売却益が30.16億円発生し、全額を特別利益として計上する見込みであるために業績予想が修正となったものです。
前回発表予想 今回修正予想
売上高 310.00億円 ⇒ 310.00億円 (±0.0%)
営業利益 35.00億円 ⇒ 35.00億円 (±0.0%)
経常利益 35.00億円 ⇒ 35.00億円 (±0.0%)
親会社株主に帰属する当期純利益 22.00億円 ⇒ 43.00億円 (+95.5%)
そのため、売上高や営業利益・経常利益は据え置きの予想となっていますね。
合わせて、期末配当増額についても期待したいところですがまだ発表はされていません。
*2022/10/22追記
なんと、同社は今期2回目となる業績予想の上方修正をリリースしました!!
当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社九州リースサービス(8596)の2023年3月期1Q決算
2022/8/9に同社の2023年3月期第一四半期決算がリリースされていました。
数値を確認しておきましょう。
売上高 100.31億円 (前年同期比 +76.4%)
営業利益 11.38億円 (前年同期比 +27.9%)
経常利益 11.26億円 (前年同期比 +28.3%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 7.91億円 (前年同期比 +13.8%)
となっていました。増収増益ですね。
営業利益率は11.34%です。
そして1Q末時点での自己資本比率は19.2%で、前期よりも0.5%ダウンしています。
株式会社九州リースサービス(8596)のセグメント別業績
同社の決算短信では、セグメントとして
- リース・割賦(機械設備等のリース・割賦販売)
- ファイナンス(金銭の貸付、債券買取等)
- 不動産(賃貸・販売、匿名組合に対する出資)
- フィービジネス(自動車リースの紹介、保険募集等)
- 環境ソリューション(売電、LEDレンタル事業)
として記載があります。
いずれのセグメントも好調に推移しているみたいですね。
各セグメントの業績を確認しておきましょう。
リース・割賦事業
売上高 46.01億円 (前年同期比 +11.4%)
セグメント利益 3.91億円 (前年同期比 +13.3%)
セグメント利益率 8.50% (前年同期比 +0.21%)
商業用設備等を中心に、新規取り扱い高が好調に推移したことに加え、前期に取得していた航空機のリース料収入増加があったとの事です。
営業資産残高は、832.27億円で前期末より2.3%増加しています。
ファイナンス事業
売上高 4.37億円 (前年同期比 +16.0%)
セグメント利益 2.57億円 (前年同期比 +21.9%)
セグメント利益率 58.81% (前年同期比 +2.84%)
こちらの営業資産残高も337.11億円と前期末より3.9%増加しています。
その結果、利息収入等も増えたみたいですね。
不動産事業
売上高 45.33億円 (前年同期比 +488.2%)
セグメント利益 4.54億円 (前年同期比 +32.2%)
セグメント利益率 10.02% (前年同期比 -34.53%)
連結子会社における大口の不動産販売があったため、売上高は大きく増加しています。
フィービジネス事業
売上高 1.48億円 (前年同期比 +17.2%)
セグメント利益 0.73億円 (前年同期比 +29.9%)
セグメント利益率 49.32% (前年同期比 +4.88%)
自動車リース紹介関連での手数料収入及び、保険代理店の収入が増加したとの事です。
環境ソリューション事業
売上高 3.04億円 (前年同期比 +11.4%)
セグメント利益 0.83億円 (前年同期比 +43.9%)
セグメント利益率 27.30% (前年同期比 +6.05%)
前期に取得した太陽光発電所が収益に貢献したとの事です。
株式会社九州リースサービス(8596)の配当利回り
同社の配当予想では、中間配当9円、期末配当9.50円で合計18.50円/株となっています。
同社株式の昨日終値は607円でしたので、
予想配当利回り=18.50/607≒3.05%
という事になりますね。
利回りとしては、比較的高い方に入ると思いますので、配当だけでも十分魅力的と言えます。
株式会社九州リースサービス(8596)の株主優待
同社は、株主優待制度も導入しています。
リース企業は、こういった様に配当利回りが良かったり優待も充実している企業が多いですよね。
同社の場合は、
3月末時点での100株以上の株主に対して、QUOカード1,000円分を贈呈
という事になっています。
ですので、仮に100株を保有した場合の
予想配当+優待利回り=18.50+10/607≒4.74%
という計算になりそうです。
割引券等ではなく、QUOカードですのでこの利回りは非常に魅力的と言えます。
実際に届いたQUOカードの券面は、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo