ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社バローホールディングス(9956)をご存じでしょうか?
同社は、中部地区を地盤として食品スーパーやドラッグストア、ホームセンターを展開している企業です。
shousanshouuoは、株式会社バローホールディングス(9956)の末席株主です。
今回は「バローHD(9956) 昭和フイルム株式会社を孫会社化【垂直型の企業買収を実施】」についての記事です。
まとめ
株式会社バローホールディングス(9956)は
東京証券取引所プライム市場と名古屋証券取引所プレミア市場へ上場している岐阜の企業で、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター、スポーツクラブ、流通関連事業を行っており、
全国で1,319店舗(2023/2/28現在)を運営しています。
昨日、同社からは軟包装材等を取り扱う昭和フイルム株式会社の孫会社化が発表されました。
これって、垂直統合型の企業買収という事になるかと思います。
今回の買収によって同社の既存事業とのシナジー効果が創出される事を期待しつつ、
今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社バローホールディングス(9956)とは
東京証券取引所プライム市場と、名古屋証券取引所プレミア市場へ上場している岐阜の企業です。
同社は、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター、スポーツクラブ、流通関連事業を行っており、
全国で1,319店舗(2023/2/28現在)を運営しています。
株式会社バローホールディングス(9956) 当社連結子会社による株式取得(孫会社化)に関するお知らせ
昨日、上記名称のリリースがされていました。
内容ですが、バローホールディングスの子会社である中部流通株式会社が、
昭和フイルム株式会社の発行済み株式の100%を取得し、子会社化するというものです。
今回買収する事になった昭和フイルム株式会社は、
合成樹脂の原料と製品及びインテリア商品の販売を主としているとの事です。
今回の買収に関しては、
プライベートブランド商品などのパッケージを手掛ける中部流通とのシナジー効果
軟包装フィルムのサプライチェーンマネジメントの効率化
小ロット製造商品に対応したプロセスイノベーションの推進
を期待して、という事の様です。
そのままでも、通期売上高で60億円前後、営業利益1.7億円前後、純利益で1.2億円前後の上乗せとなりそうですね。
狙い通りに、さらなるシナジー効果が得られる事を期待したいと思います。
株式会社バローホールディングス(9956)の2023年3月期3Q決算
2023/2/10に、同社の2023年3月期第三四半期決算がリリースされていました。
数値を確認しておきましょう。
売上高 5,745.52億円 (前年同期比 +3.8%)
営業利益 164.07億円 (前年同期比 -11.2%)
経常利益 183.96億円 (前年同期比 -10.3%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 100.12億円 (前年同期比 +13.4%)]
となっていました。
増収ですが、営業利益・経常利益は減少してしまっています。
こちらに関しては、コストアップが大きく影響した様ですね。
営業利益率は2.85%です。
そして3Q末時点での自己資本比率は35.5%で、前期末よりも0.7%ダウンしています。
株式会社バローホールディングス(9956)のセグメント別業績
同社の決算短信では、
- スーパーマーケット事業
- ドラッグストア事業
- ホームセンター事業
- スポーツクラブ事業
- 流通関連事業
- その他の事業
に分かれて数値の記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
スーパーマーケット事業
営業収益 3,203.24億円 (前年同期比 +4.16%)
営業利益 105.15億円 (前年同期比 -14.40%)
営業利益率 3.28% (前年同期より0.71%悪化)
増収となるも減益となっています。
店舗数に関しては、7出店、4閉店で純増3店舗、
2月末時点では316店舗を運営しています。
ドラッグストア事業
営業収益 1,222.89億円 (前年同期比 +6.09%)
営業利益 32.67億円 (前年同期比 +49.11%)
営業利益率 2.67% (前年同期より0.77%改善)
調剤薬局の併設化等の売り場改装効果や薬局の買収もあり、増収増益です。
店舗数に関しては、20出店、4閉店で純増16店舗、
2月末時点では494店舗を運営しています。
ホームセンター事業
営業収益 938.57億円 (前年同期比 +1.79%)
営業利益 37.93億円 (前年同期比 -15.52%)
営業利益率 4.04% (前年同期より0.83%悪化)
コストアップを吸収しきれず、減益となっています。
店舗数に関しては、4出店、2閉店で純増2店舗、
2月末時点では160店舗を運営しています。
スポーツクラブ事業
営業収益 71.78億円 (前年同期比 +0.80%)
営業利益 -7.23億円 (前年同期は -3.27億円)
営業利益率 -10.07% (前年同期より5.48%悪化)
コロナ禍で苦戦している事業です。
会員単価上昇や休会者の復帰があったものの、営業損失拡大となっています。
店舗数に関しては、2出店、9閉店で純減7店舗、
2月末時点では185店舗を運営しています。
流通関連事業
営業収益 83.85億円 (前年同期比 +6.37%)
営業利益 27.93億円 (前年同期比 +4.10%)
営業利益率 33.31% (前年同期より0.73%悪化)
値上げが成功したのでしょうか。
増収増益でコスト分も吸収する事が出来ていますね。
その他の事業
営業収益 225.17億円 (前年同期比 -4.92%)
営業利益 14.10億円 (前年同期比 -35.32%)
営業利益率 6.26% (前年同期より2.95%悪化)
ペットショップ事業、不動産珍t内業、衣料品等の販売業などが含まれている様です。
ペットショップ事業の店舗数に関しては、3出店、0閉店で純増3店舗、
2月末時点では118店舗を運営しています。
株式会社バローホールディングス(9956)の業績予想・進捗率
同社の通期業績予想と、3Q末時点での進捗率は以下の様になっています。
売上高 7,500.00億円 (前期比 +2.4%、進捗率 76.61%)
営業利益 227.00億円 (前期比 +7.0%、進捗率 72.28%)
経常利益 250.00億円 (前期比 +3.6%、進捗率 73.58%)
親会社株主に帰属する当期純利益 115.00億円 (前期比 +27.6%、進捗率 87.06%)
今期は増収増益の見込みなんですね。
株式会社バローホールディングス(9956)の配当利回り
同社の配当予想では、
中間配当27円、期末配当31円で合計58円/株となっています。
同社株式の昨日終値は1,896円でしたので、
予想配当利回り=58/1,896≒3.06%
という事になりますね。
配当利回りは、比較的高めと言えるのではないでしょうか。
株式会社バローホールディングス(9956)の株主優待
ありがたいことに、同社は株主優待を実施しています。
気になる内容ですが、
3月末時点の株主を対象として、金額がチャージされているプリペイド式電子マネー「Lu Vit」カードが保有株式数と保有期間に応じて頂けることになっています。
100~499株 1年未満 1,000円 1年以上 1,500円
500~999株 1年未満 1,500円 1年以上 3,000円
1,000株以上 1年未満 3,000円 1年以上 6,000円
となっていますので、仮に100株を1年以上保有した場合、
予想配当+優待利回り=58+15/1,896≒3.85%
という計算になりそうです。
利回りとしては、比較的高い方なのではないでしょうか。
【関連記事】
なお、実際に届いたギフトカードは当ブログの以下の記事で紹介していますので宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo