目次
- まとめ
- 株式会社JVCケンウッド(6632)とは
- 株式会社JVCケンウッド(6632) 2023年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ
- 株式会社JVCケンウッド(6632)の2023年3月期中間決算
- 株式会社JVCケンウッド(6632)のセグメント別業績
- 株式会社JVCケンウッド(6632)の配当利回り
- 株式会社JVCケンウッド(6632)の株主優待
ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社JVCケンウッド(6632)をご存じでしょうか?
かつては家庭用オーディオ機器やビデオデッキの製造を行っており、現在は車載用電気機器や無線機器に強みを持つ企業です。
shousanshouuoは、株式会社JVCケンウッド(6632)の末席株主です。
今回は「JVCケンウッド(6632) 通期業績予想上方修正を発表【売上高+300億円、コア営業利益+32億円、純利益+112億円】」についての記事です。
まとめ
株式会社JVCケンウッド(6632)は、東京証券取引所プライム市場に上場している、神奈川の企業です。
車載用電気機器や無線機器に強みを持つ企業ですが、
ポータブル電源やワイヤレスヘッドホン、桑田佳祐さん等の楽曲をリリースしている企業でもあります。
昨日、同社からは通期業績予想の上方修正と2023年3月期中間決算がリリースされており、
売上収益 +300億円、コア営業利益 +32億円
営業利益 +128億円、税引前利益 +128億円
親会社所有者に帰属する当期利益 +112億円
となる大幅上方修正が発表されました。
下半期も円安のメリット等を享受できる可能性があるため、更なる増額修正についても期待をしつつ、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社JVCケンウッド(6632)とは
東京証券取引所プライム市場に上場している、神奈川の企業です。
事業内容としては
「モビリティ&テレマティクスサービス分野、パブリックサービス分野、メディアサービス分野の事業等を営むこと、ならびにこれに相当する事業を営む会社の株式または持分を保有することによる当該会社の事業活動の管理」
となっています。
一般消費者としては
のブランドに触れる機会が多いですね。
あとは、桑田佳祐さん等の楽曲は同社からリリースされているというのも強みですね。
同社の歴史
同社の歴史ですが、経営統合後の部分を少しだけ当ブログの以下の記事に記載しています。宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社JVCケンウッド(6632) 2023年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容ですが、売上・収益ともに大幅に増収増益となる見通しを発表してくれています。
今回の予想で得られる利益ですが、2008年の経営統合以降での最高益となる様です。
前回発表予想 今回修正予想
売上高 3,000.00億円 ⇒ 3,300.00億円 (増減率 +10.0%)
コア営業利益 95.00億円 ⇒ 127.00億円 (増減率 +33.7%)
営業利益 80.00億円 ⇒ 208.00億円 (増減率 +160.0%)
税引前利益 70.00億円 ⇒ 198.00億円 (増減率 +182.9%)
親会社所有者に帰属する当期利益 40.00億円 ⇒ 152.00億円 (増減率 +280.0%)
修正に至った理由ですが、米国での公共安全市場で同社の無線機需要が堅調に推移し、受注獲得が進んでいることが大きかった様です。
また、自動車生産台数も緩やかに回復している様でOEM事業における生産も回復している様ですね。
あとは、八王子事業所を売却することで約96億円の売却益が得られるというのも大きいですね。
その代わりに横浜に建設されるビル(Value Creation Square)もなかなか魅力的なオフィスになりそうです。
株式会社JVCケンウッド(6632)の2023年3月期中間決算
なお、合わせて昨日同社の2023年3月期の第二四半期決算がリリースされていましたのでそちらの数字も確認しておきましょう。
売上高 1,581.08億円 (前年同期比 +27.1%)
営業利益 57.60億円 (前年同期比 +178.1%)
税引前利益 57.84億円 (前年同期比 +234.2%)
親会社の所有者に帰属する四半期純利益 36.77億円 (前年同期は -2.56億円)
となっていました。
増収増益という結果ですね。
営業利益率は3.64%です。
そして2Q末時点での親会社所有者帰属持分比率は31.0%で、前年同期よりも2.7%改善しています。
株式会社JVCケンウッド(6632)のセグメント別業績
同社の決算短信では、
- モビリティ&テレマティクスサービス分野
- パブリックサービス分野
- メディアサービス分野
- その他
に分かれて記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
モビリティ&テレマティクスサービス分野
売上収益 959.78億円 (前年同期比 +33.52%)
コア営業利益 20.90億円 (前年同期は -14.11億円)
コア営業利益率 2.18% (前年同期より4.14%改善)
半導体等の部品不足改善とロックダウンの解除による大幅な生産・販売回復等で大幅な増収増益となっています。
パブリックサービス分野
売上収益 327.60億円 (前年同期比 +27.17%)
コア営業利益 35.80億円 (前年同期は -0.84億円)
コア営業利益率 10.93% (前年同期より11.26%改善)
無線システム事業が米国で好調だった様ですね。
また、米国以外でも危機管理の観点から無線機需要が拡大している様でもあり、こちらの事業も大幅な増収増益となっています。
メディアサービス分野
売上収益 261.28億円 (前年同期比 +9.15%)
コア営業利益 2.15億円 (前年同期比 -74.13%)
コア営業利益率 0.82% (前年同期より2.65%悪化)
ポータブル電源やワイヤレスヘッドホンの販売が堅調に推移したことで増収となったものの、業務用ビデオカメラやプロジェクターの生産減が影響したために減益となっています。
その他
売上収益 32.40億円 (前年同期比 +13.60%)
コア営業利益 0.50億円 (前年同期は -1.66億円)
コア営業利益率 1.54% (前年同期より6.64%改善)
決算短信では、特に言及がありませんでした。
株式会社JVCケンウッド(6632)の配当利回り
同社の配当予想では、中間配当0円、期末配当7円で合計7円/株となっています。
同社株式の昨日終値は216円でしたので、
予想配当利回り=7/216≒3.24%
という事になりますね。
比較的高利回りの部類に入るのではないでしょうか。
株式会社JVCケンウッド(6632)の株主優待
残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません。
また、新設等の動きがあれば当ブログで取り上げたいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo