ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社九州リースサービス(8596)をご存じでしょうか?
元々は独立系のリース会社でしたが、現在は西日本フィナンシャルホールディングスの持分法適用企業となっています。
shousanshouuoは、株式会社九州リースサービス(8596)の末席株主です。
今回は「九州リース(8596) 2回目となる通期連結業績の上方修正を発表【売上高+50億円、営業利益+15億円、純利益+12億円】」についての記事です。
まとめ
株式会社九州リースサービス(8596)は、
東京証券取引所スタンダード市場と福岡証券取引所へ上場している福岡の企業で、リース・割賦事業、ファイナンス事業、不動産事業、フィービジネス事業、環境ソリューション事業を展開しています。
昨日、同社からは今期2回目となる、通期連結業績予想の上方修正が発表となりました。
上方修正の理由としては、同社が保有していた航空機(A320-200)を売却したことで、資産売却益が発生するため、との事です。
前回のシノケングループのMBOに関連した売却益といい、今期は資産の評価が高まっていてラッキーが続いてます。
なお、前回の業績予想上方修正については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
現時点では増配等のリリースはありませんが、これだけ利益が増加しているのですから、多少なりとも期待が出来そうですよね。
今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社九州リースサービス(8596)とは
同社は、東京証券取引所スタンダード市場と福岡証券取引所へ上場している福岡の企業です。
事業内容としては、
- リース・割賦事業
- ファイナンス事業
- 不動産事業
- フィービジネス事業
- 環境ソリューション事業
を展開しています。
同社の歴史
同社の歴史に関しては、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
通期連結業績予想の修正(上方修正)に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
上方修正に至った原因としては、合わせて開示されていた
「賃貸資産(航空機)の売却に関するお知らせ」
へ記載がある通り、保有していたリース用航空機を売却した事で、その売却益が発生し、売上高、営業利益、経常利益、純利益が増額修正となったものです。
ちなみに、今回売却した機材はA320-200という機材で、LCCでよく用いられている航空機ですね。
どの航空会社へリースしていたかまでは分からないのですが、日本だとスターフライヤーとかPeachとかで採用されています。
なお、それ以外のリース・割賦事業や不動産事業も計画を上回る推移との事で、業績は非常に好調みたいですね。
前回発表予想 今回修正予想
売上高 310.00億円 ⇒ 360.00億円 (+16.1%)
営業利益 35.00億円 ⇒ 50.00億円 (+42.9%)
経常利益 35.00億円 ⇒ 50.00億円 (+42.9%)
親会社株主に帰属する当期純利益 43.00億円 ⇒ 55.00億円 (+27.9%)
期末配当の増額についても大きく期待したいのですが、
そちらに関してはまだ発表がされていません。
株式会社九州リースサービス(8596)の2023年3月期1Q決算
2022/8/9に同社の2023年3月期第一四半期決算がリリースされていました。
数値を確認しておきましょう。
売上高 100.31億円 (前年同期比 +76.4%)
営業利益 11.38億円 (前年同期比 +27.9%)
経常利益 11.26億円 (前年同期比 +28.3%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 7.91億円 (前年同期比 +13.8%)
となっていました。増収増益ですね。
営業利益率は11.34%です。
そして1Q末時点での自己資本比率は19.2%で、前期よりも0.5%ダウンしています。
株式会社九州リースサービス(8596)のセグメント別業績
同社の2023年3月期1Q決算短信では、セグメントとして
- リース・割賦(機械設備等のリース・割賦販売)
- ファイナンス(金銭の貸付、債券買取等)
- 不動産(賃貸・販売、匿名組合に対する出資)
- フィービジネス(自動車リースの紹介、保険募集等)
- 環境ソリューション(売電、LEDレンタル事業)
として記載があります。
いずれのセグメントも好調に推移しているみたいですね。
各セグメントの業績を確認しておきましょう。
リース・割賦事業
売上高 46.01億円 (前年同期比 +11.4%)
セグメント利益 3.91億円 (前年同期比 +13.3%)
セグメント利益率 8.50% (前年同期比 +0.21%)
商業用設備等を中心に、新規取り扱い高が好調に推移したことに加え、前期に取得していた航空機のリース料収入増加があったとの事です。
営業資産残高は、832.27億円で前期末より2.3%増加しています。
ファイナンス事業
売上高 4.37億円 (前年同期比 +16.0%)
セグメント利益 2.57億円 (前年同期比 +21.9%)
セグメント利益率 58.81% (前年同期比 +2.84%)
こちらの営業資産残高も337.11億円と前期末より3.9%増加しています。
その結果、利息収入等も増えたみたいですね。
不動産事業
売上高 45.33億円 (前年同期比 +488.2%)
セグメント利益 4.54億円 (前年同期比 +32.2%)
セグメント利益率 10.02% (前年同期比 -34.53%)
連結子会社における大口の不動産販売があったため、売上高は大きく増加しています。
フィービジネス事業
売上高 1.48億円 (前年同期比 +17.2%)
セグメント利益 0.73億円 (前年同期比 +29.9%)
セグメント利益率 49.32% (前年同期比 +4.88%)
自動車リース紹介関連での手数料収入及び、保険代理店の収入が増加したとの事です。
環境ソリューション事業
売上高 3.04億円 (前年同期比 +11.4%)
セグメント利益 0.83億円 (前年同期比 +43.9%)
セグメント利益率 27.30% (前年同期比 +6.05%)
前期に取得した太陽光発電所が収益に貢献したとの事です。
株式会社九州リースサービス(8596)の配当利回り
同社の配当予想では、中間配当9円、期末配当9.50円で合計18.50円/株となっています。
同社株式の昨日終値は597円でしたので、
予想配当利回り=18.50/597≒3.10%
という事になりますね。
利回りとしては、比較的高い方に入ると思いますので、
配当だけでも十分魅力的と言えます。
しかも、今期の業績はかなりラッキーが続いていますので配当の増額修正についても強く期待をしたいところです。
株式会社九州リースサービス(8596)の株主優待
同社は、株主優待制度も導入しています。
リース企業は、配当利回りが良かったり優待が充実している企業が多いですよね。
同社の場合は、
3月末時点での100株以上の株主に対して、QUOカード1,000円分を贈呈
という事になっています。
ですので、仮に100株を保有した場合の
予想配当+優待利回り=18.50+10/597≒4.77%
という計算になりそうです。
割引券等ではなく、QUOカードですのでこの利回りは非常に魅力的と言えます。
実際に届いたQUOカードの券面は、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo