ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社トーア紡コーポレーション(3204)をご存知でしょうか?
shousanshouuoは、株式会社トーア紡コーポレーション(3204)の末席株主です。
今回は「トーア紡コーポ(3204) 2022年12月決算を発表【売上高 +9.5%、営業利益 +43.9%の増収増益に】」についての記事です。
まとめ
株式会社トーア紡コーポレーション(3204)は、
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している大阪の企業です。
毛織物・衣料の老舗ではありますが、現在は自動車用の内装材や半導体関連部材等を取り扱っており多角化経営を行っています。
本日、同社は2022年12月期決算を発表しました。
内容ですが、
売上高 170.00億円 (前期比 +9.5%)、営業利益 5.16億円 (前期比 +43.9%)
経常利益 5.28億円 (前期比 +26.5%)、当期純利益 2.69億円 (前期比 +4.0%)
という増収増益の結果でした。
今後もわずかずつ増収と増配を見込んでいる様ですので、
引き続き末席株主として同社を応援していきたいと思います。
株式会社トーア紡コーポレーション(3204)とは
同社は、東京証券取引所スタンダード市場へ上場している大阪の企業です。
毛織物・衣料の老舗ではありますが、現在は自動車用の内装材や半導体関連部材等を取り扱っており多角化経営を行っています。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社トーア紡コーポレーション(3204) 2022年12月期決算
本日、同社の2022年12月期末決算がリリースされていました。
早速、中身を確認しておきましょう。
売上高 170.00億円 (前年同期比 +9.5%)
営業利益 5.16億円 (前年同期比 +43.9%)
経常利益 5.28億円 (前年同期比 +26.5%)
親会社株主に帰属する当期純利益 2.69億円 (前年同期比 +4.0%)
となっていました。
増収増益という結果ですね。
営業利益率は3.04%です。
そして期末時点での自己資本比率は35.7%で、前年同期よりも0.4%ダウンしています。
やはり、業績予想を若干上回っての着地となりましたね。
【関連記事】
同社の期中の業績については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社トーア紡コーポレーション(3204)のセグメント別業績
同社の決算短信では
- 衣料事業
- インテリア産業資材事業
- エレクトロニクス事業
- ファインケミカル事業
- 不動産事業
- その他
に分かれて記載がありました。
現在の稼ぎ頭は不動産事業となっているんですね。
それぞれの数値を確認しておきます。
衣料事業
売上高 60.27億円 (前年同期比 +16.42%)
セグメント利益 2.09億円 (前年同期比 +104.90%)
セグメント利益率 3.47% (前年同期より1.50%改善)
一般衣料に対する需要が回復基調となった事で、毛糸部門やスクール制服向け素材およびニット製品が増収となっています。
増収増益となっていますね。
インテリア産業資材事業
売上高 63.26億円 (前年同期比 +7.46%)
セグメント利益 0.67億円 (前年同期比 -25.56%)
セグメント利益率 1.06% (前年同期より0.47%悪化)
自動車の減産の影響を受けて内装材用原綿の減産や、ホテル・オフィス用とのカーペット需要が減少したことで利益が大きく減少してしまっています。
その一方で、自動車内装材部門では、受注商品への影響が少なかったことや、原料価格の高騰を価格転嫁することができたとの事で、増収にいたっています。
エレクトロニクス事業
売上高 23.40億円 (前年同期比 +1.47%)
セグメント利益 0.76億円 (前年同期比 +65.22%)
セグメント利益率 3.25% (前年同期より1.26%改善)
半導体製造装置や衛生用品向けの電子部品受注が好調に推移したとの事で増収増益となっています。
ファインケミカル事業
売上高 11.76億円 (前年同期比 +15.07%)
セグメント利益 0.93億円 (前年同期比 +111.36%)
セグメント利益率 7.91% (前年同期より3.60%改善)
ヘルスケア関連薬品、電子材料および工業用薬品の製造・販売を行っているとのことです。半導体向けの材料も取り扱いがある様で、こちらの事業も増収増益ですね。
不動産事業
売上高 9.24億円 (前年同期比 +1.09%)
セグメント利益 5.43億円 (前年同期比 -0.97%)
セグメント利益率 58.77% (前年同期より0.18%悪化)
同社の稼ぎ頭と言える事業です。
三重県四日市市・大阪府泉大津市などの工場跡地に、食品スーパー・ドラッグストア当が入る郊外型ショッピングセンターや大阪市本町駅付近のオフィスビル賃貸等を手掛けているようです。
増収となったものの、光熱費の高騰により減益となってしまっています。
その他
売上高 6.17億円 (前年同期比 -2.22%)
セグメント利益 -0.49億円 (前年同期は -0.38億円)
セグメント利益率 -7.94% (前年同期より1.92%悪化)
自動車教習事業、ヘルスケア商品販売、洋菓子店の運営、カンボジア現地法人の業績が含まれているとの事です。
スキンケア化粧品と健康食品では、自社ブランド製品(ONU)をリリースしたものの、
海外免税店での販売が低調に推移していた様です。
株式会社トーア紡コーポレーション(3204)の業績予想・進捗率
同社の2023年12月期の通期業績予想は以下の様になっています。
売上高 172.00億円 (前期比 +1.2%)
営業利益 5.50億円 (前期比 +6.5%)
経常利益 4.80億円 (前期比 -9.1%)
親会社株主に帰属する当期純利益 2.80億円 (前期比 +4.0%)
増収増益を見込んでいるのですね。
【関連記事】
同社の以前の業績については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社トーア紡コーポレーション(3204)の配当利回り
同社の配当予想では、中間配当0円、期末配当12円で合計12円/株となっています。
同社株式の昨日終値は385円でしたので、
予想配当利回り=12/385≒3.12
という事になりますね。
利回りは、それなりに高い方ではないかと思います。
同社は増配を継続してくれるつもりでいる様です。
ありがたいことですね。
株式会社トーア紡コーポレーション(3204)の株主優待
残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません。
また新設等の動きがあれば当ブログで取り上げたいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。 またのお越しをお待ちしております。 shousanshouuo