目次
- まとめ
- 株式会社UEX(9888)とは
- 株式会社UEX(9888) 業績予想の修正に関するお知らせ
- 株式会社UEX(9888)の2023年3月期1Q決算
- 株式会社UEX(9888)のセグメント別業績
- 株式会社UEX(9888)の配当
- 株式会社UEX(9888)の株主優待
ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社UEX(9888)をご存じでしょうか?
そもそも、なんて読んだらよいのかが難しいですよね。
同社の社名は「ウエックス」と読むんです。
shousanshouuoは、株式会社UEX(9888)の末席株主です。
今回は「UEX(9888) 業績予想の上方修正を発表【通期で売上高10億円、営業利益5-6億円、純利益4億円の増額】」についての記事です。
まとめ
株式会社UEX(9888)は、東京証券取引所スタンダード市場へ上場している東京の企業です。
同社はステンレス・チタン商社として長年にわたって事業を継続しています。
昨日、同社からは今期2回目となる業績予想の上方修正がリリースされました。
内容ですが、
通期連結業績で
売上高10億円、営業利益5-6億円
経常利益3-5億円、純利益4億円
の増額というものです。
今回の上方修正は、過去の在庫分の評価価値上昇が織り込まれているものですので、この勢いがずっと続く訳ではなさそうですが、期末の配当は昨年と同程度かそれ以上になってくれることを期待したいと思っています。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社UEX(9888)とは
- 価格: 300 円
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東京証券取引所スタンダード市場へ上場している東京の企業です。
事業内容としては、
- ステンレス鋼・チタンなどの販売
- ステンレス鋼・チタンなどの加工製品の製造・販売
- 機械装置・エンジニアリング
とホームページに記載されていました。
ステンレス・チタンの専門商社という事になります。
同社の製品は、水素ステーション用のステンレス鋼も含まれているため、
今後水素ステーションが増えれば同社の製品がますます必要とされそうですね。
同社の歴史
同社の歴史に関しては、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社UEX(9888) 業績予想の修正に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
タイトルだけでは、まだ内容が分からないので、
ポジティブな内容なのか、ネガティブな内容なのかドキドキです。
結果は、ありがたいことにポジティブな内容でした。
ちなみに、同社は2022/8/5にすでに1回業績予想の上方修正を発表していますので、早くも今期2回目の上方修正ですね。
内容を確認しましょう。
2023年3月期通期業績予想の修正
前回発表予想 今回修正予想
売上高 480-520億円 ⇒ 490-530億円 (増減率 +1.9-2.1%)
営業利益 25-29億円 ⇒ 30-35億円 (増減率 +20.0-20.7%)
経常利益 27-31億円 ⇒ 32-38億円 (増減率 +18.5-22.6%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 16-19億円 ⇒ 20-23億円 (増減率 +21.1-25.0%)
主力事業であるステンレス鋼その他金属材料の販売において、原料価格上昇による大幅な値上げが受け入れられた様です。
そのため、在庫販売での売上利益率が予測を上回ったことから今回の上方修正に至ったとの事です。
なお、配当予想は変更なしとの事みたいですが前年度の様に期末配当でドーンと支払ってもらえる事を期待したいものです。
株式会社UEX(9888)の2023年3月期1Q決算
2022/8/5に、同社の1Q決算短信がリリースされていますので、
その内容を確認しておきましょう。
売上高 135.96億円 (前年同期比 +36.1%)
営業利益 11.52億円 (前年同期比 +352.8%)
経常利益 13.02億円 (前年同期比 +396.1%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 8.54億円 (前年同期比 +445.2%)
となっていました。
増収増益ですね。
営業利益率は、8.48%と、商社にしてはかなり高い水準です。
そして1Q末時点での、同社の自己資本比率は29.2%で前年度よりも1.1%ダウンとなっています。
ステンレス鋼業界では、原料価格の高止まりがあり、メーカー各社が値上げを行っていたものの受給状況はタイトであったとの事です。
営業利益率が高くなっているのは、安い時代に仕入れた在庫分の評価上昇が反映されているのでしょうね。
ですので、いずれ徐々に利益率は低下していくものと思われます。
株式会社UEX(9888)のセグメント別業績
同社の2023年3月期1Qの決算短信では、
- ステンレス鋼その他金属材料の販売事業
- ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業
- 機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業
の3つの事業がある事が分かります。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
ステンレス鋼その他金属材料の販売事業
売上高 132.91億円 (前年同期比 +36.22%)
セグメント利益 11.67億円 (前年同期比 +387.22%)
セグメント利益率 8.78% (前年同期より6.32%改善)
ステンレス鋼の販売価格が26.2%上昇し、
販売数量も13.3%増加したとの事で業績は好調そうです。
チタンの販売や建材の拡販にも注力する予定であることに加え、コストと収益性を重視した販売を進める事で収益力の向上に取り組むと記載されています。
ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業
売上高 3.45億円 (前年同期比 +21.17%)
セグメント利益 0.18億円 (前年同期比 -42.92%)
セグメント利益率 5.36% (前年同期より6.03%悪化)
建築分野向けのステンレス加工品販売事業と中国での造管事業のいずれもが堅調であったそうです。
中国での造管事業では、新規顧客の開拓が課題となっている様で営業活動に注力する方針となっている様です。
機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業
売上高 0.49億円 (前年同期比 -20.21%)
セグメント利益 -0.32億円 (前年同期は -0.17億円)
セグメント利益率 -66.56% (前年同期より38.95%悪化)
食品関連向けの物件等を中心に事業を行っている様ですが、第一四半期には主要な受注物件の売上計上がなかったそうです。
顧客基盤の弱さに対して、機械商社や機器メーカーとの連携強化等により顧客開拓に注力するとの記載がありました。
株式会社UEX(9888)の配当
同社の配当予想では、中間配当6円、期末配当未定となっています。
なお、前期は中間配当4円、期末配当36円で年間40円の配当でした。
仮に、前期と同程度の配当性向である31.5%の配当が今年も実施されるとすると、年間配当は56.27~65.75円ということになります。
もう少し少なく見積もったとしても、前年度同程度の配当は期待が出来そうです。
仮に年間40円の配当が実施されるとすると、
昨日の同社株式の終値は745円でしたので、
予想配当利回り=40/745≒5.37%
という事になりますね。
これでもかなりの高利回りと言えます。
もし仮に、あくまでも仮ですが年間56円の配当となった場合は、
予想配当利回り=56/745≒7.52%
となりますね。
期末に向けて期待が膨らみます。
株式会社UEX(9888)の株主優待
残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません。
今後、導入されることがあれば当ブログで取り上げたいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo