ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

市光工業(7244) 通期業績予想の下方修正を発表【売上高 -1.1%、営業利益 -36.2%、純利益 -39.2%】

目次

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
市光工業株式会社(7244)という企業をご存じでしょうか?
自動車の照明を取り扱っている企業ですが、
実は交換用ワイパー等を製造・販売しているPIAAの親会社でもあります。
shousanshouuoは、市光工業株式会社(7244)の末席株主です。

今回は市光工業(7244) 通期業績予想の下方修正を発表【売上高 -1.1%、営業利益 -36.2%、純利益 -39.2%】」についての記事です。

 

まとめ


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市光工業株式会社(7244)は、

東京証券取引所プライム市場に上場している神奈川の企業で自動車照明大手で、トヨタ、日産等との取引があります。
現在は、フランス企業のヴァレオの傘下企業となっています。

昨日、同社からは通期業績予想の下方修正が発表され、

売上高 -1.1%、営業利益 -36.2%
経常利益 -34.8%、純利益 -39.2%

減収減益となる見込みが発表されました。

なお、配当予想の修正はないとのことですので予想配当利回りは2.24%と、まずまずです。

shousanshouuoは、ヘッドライトや室内装飾品等については主力が電気自動車に移り変わっても、しばらくは必要な製品であることから、いずれ業績が回復するのではないかと考えています。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

市光工業株式会社(7244)とは


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同社は、東京証券取引所プライム市場に上場している神奈川の企業です。

自動車照明の大手であり、トヨタ、日産等との取引があります。
現在は、フランス企業のヴァレオの傘下企業となっています。

同社株式を購入したのは、今年に入ってからでした。
購入時の記録については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

同社の歴史

1903年 「白光舎」を白光蝋油及び信号灯等の専門工場として創業。
1916年 「市川製作所」を自動車部品製造業として製造。
1934年 「株式会社市川製作所」設立。
1939年 「株式会社白光舎」設立。
1962年 市川製作所が、神奈川県伊勢原市伊勢原製造所を新設。
1964年 白光舎工業が、岐阜県中津川市に中津川製造所を新設。
1965年 市川製作所が、群馬県藤岡市に藤岡第一製造所を新設。
1967年 白光舎工業と市川製作所が業務提携を結ぶ。
1968年 白光舎工業と市川製作所が合併し「市光工業株式会社」が誕生。
1969年 藤岡第二製造所を新設。
1971年 東京証券取引所市場第一部指定銘柄へ昇格。
1983年 中津市大新田に生産子会社「九州市光」を設立。
1987年 米国ケンタッキー州に子会社を設立(2007年に清算)。
1988年 台湾に合弁会社を設立。
1989年 米国ミシガン州のジェンテックス・コーポレーションに資本参加。
1990年 マレーシアに子会社を設立。
1997年 インドネシアに子会社を設立。
2000年 フランスのヴァレオ社と照明機器部門において包括的事業提携を結ぶ。
2003年 中国に合弁会社を設立(2014年に完全子会社化)。
2006年 米国ケンタッキー州に子会社を設立(2011年に清算)。
2007年 九州市光新工場を建設。
2008年 タイに子会社を設立。
2009年 中津川製造所、大泉製造所を閉鎖。
2012年 アイルランドに子会社設立。
2017年 フランスのヴァレオ・バイエンによる公開買付けで、同社傘下に入る。
2019年 厚木製造所を新設。

業績予想の修正に関するお知らせ

昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
残念ながら予想よりも減収減益になることを見込んでいる、という下方修正です。

数値は以下の様になっています。

              前回発表予想   今回修正予想

売上高             1,344.00億円 ⇒ 1,329.00億円 (増減率 -1.1%)
営業利益            58.00億円 ⇒   37.00億円 (増減率 -36.2%)
経常利益            69.00億円 ⇒   45.00億円 (増減率 -34.8%)
親会社株主に帰属する当期純利益 51.00億円 ⇒   31.00億円 (増減率 -39.2%)

修正の理由ですが、

国内と中国の自動車生産台数が想定ほど回復しない見通しとなったこと、
エネルギー価格高騰と円安による為替の影響を受けた
ことだそうです。

市光工業株式会社(7244)の2022年12月期中間決算

2022/8/8に、同社の2022年12月期の第二四半期決算がリリースされていましたので、その数値を確認しておきましょう。

売上高               629.35億円 (前年同期比 -3.8%)
営業利益             11.21億円 (前年同期比 -72.3%)
経常利益             16.13億円 (前年同期比 -65.5%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 12.66億円 (前年同期比 -57.8%)

となっていました。
減収減益という結果ですね。

営業利益率は1.78%です。
そして2Q末時点での自己資本比率は45.1%で、前年同期よりも1.7%ダウンしています。

市光工業株式会社(7244)のセグメント別業績

同社の2022年度12月期の中間決算短信では、

  • 自動車部品事業
  • 用品事業

に分かれて記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきます。

自動車部品事業

売上高           594.60億円 (前年同期比 -3.3%)
セグメント利益 9.66億円 (前年同期比 -75.3%)
セグメント利益率 1.62% (前年同期より4.75%悪化)

アセアンでは、自動車生産台数も増加しており、好調だった様ですが、
日本国内市場の自動車生産台数落ち込みが響いた結果となっています。

用品事業

売上高             42.15億円 (前年同期比 +3.2%)
セグメント利益 1.54億円 (前年同期比 +63.7%)
セグメント利益率 3.65% (前年同期より1.35%改善)

冬用のワイパーやインターネットを通じた販売が好調だったみたいですね。
また、米国の用品販売子会社の清算が終了したことで利益が押し上げられる結果となった様です。

市光工業株式会社(7244)の配当利回り

同社の配当予想では、中間配当4.50円、期末配当4.50円で合計9円/株となっています。
同社株式の昨日終値は402円でしたので、

予想配当利回り=9/402≒2.24%

という事になりますね。
利回りとしてはまずまず、と言えるのではないでしょうか。

市光工業株式会社(7244)の株主優待

残念ながら、同社は株主優待制度を実施していません
B to Bがメインの企業ですので、なかなか難しそうですが、もし導入される様でしたら当ブログでも取り上げたいと思います。

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo