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ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
UEX(9888)という企業をご存じでしょうか?
そもそもなんて読んだらよいのか難しいですが・・・。
同社の社名は「ウエックス」と読む様です。
shousanshouuoは、株式会社UEXの末席株主です。
今回は「株式会社UEX(9888)の増配」についての記事です。
まとめ
株式会社UEX(9888)は、JASDAQ市場に上場しており来月からはスタンダード市場への移行が予定されている東京の企業です。
同社はステンレス・チタン商社として長年にわたって事業を継続しています。
本日、同社からは配当予想の修正に関するお知らせがリリースされていました。
内容を確認すると、期末配当が34円となり、年間38円配になるとの事でした。
予想配当利回りは、5.75%という高配当になります。
ステンレス鋼には、添加剤として現在高騰中のニッケルを用いる事もありステンレス鋼の価格は徐々に上昇傾向となっていますので、売上アップは十分に期待できそうですね。今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社UEXとは
[rakuten:comicset:11269236:detail]
JASDAQ市場に上場しており、来月からはスタンダード市場への移行が予定されている東京の企業です。
事業内容としては、
- ステンレス鋼・チタンなどの販売
- ステンレス鋼・チタンなどの加工製品の製造・販売
- 機械装置・エンジニアリング
と記載されていました。
ステンレス・チタンの専門商社という事になります。
同社の製品は、水素ステーション用のステンレス鋼も含まれているため、今後水素ステーションが増える事があれば同社の製品がますます必要とされそうですね。
同社の歴史
1872年 洋鋼商である「上野半兵衛商店」が創業したのがルーツとなっています。
当時、日本国内では特殊鋼を製造する事が出来なかったため輸入に頼っていたのですね。
1955年 「株式会社上野半兵衛商店」の元専務を代表として「株式会社雄司商店」が設立され、ステンレスと特殊鋼の販売が開始されています。
1962年 商号を「上野金属産業株式会社」へ変更しています。
その後は、総合ストックセンターや伊勢原スチールサービスセンターを開設する事で業容を拡大しています。
1989年 商号を「株式会社上野メタレックス」に変更しています。
1990年 店頭登録銘柄として株式公開を果たしています。
1998年 現在の商号である「株式会社UEX」へと変更されています。
(「うえっくす」でちゃんと変換されるんですね)
その後は、株式取得で他社を子会社化する事でさらに事業を拡大しています。
株式会社UEX 配当予想の修正に関するお知らせ
本日、同社からは上記名称のリリースがありました。
タイトルだけでは増配なのか減配なのか分からないので、
内容を見るまでドキドキです。
結果は、増配でした。
ホッとしますね。
しかも、かなりの増配となっています。
同社の配当予想では、もともとは中間配当4円、期末配当未定となっていました。
なお、前期は中間配当3円、期末配当4円で年間7円の配当でした。
ところが、本日のリリースで期末配当34円という大幅増額になりました。
本日、同社の終値は661円でしたので、
予想配当利回り=38/661≒5.75%
という事になりますね。
これはかなりの高利回りと言えます。
株式会社UEXの3Q決算
同社の3Q決算の内容を確認しておきましょう。
売上高 332.86億円
営業利益 13.89億円
経常利益 14.70億円
親会社株主に帰属する四半期純利益 9.10億円
となっていました。
なお「収益認識に関する会計基準」の影響があるため、前年度比は記載がありませんでした。
営業利益率は、4.17%です。
そして3Q末時点での、同社の自己資本比率は28.3%で前年度よりも2.8%ダウンとなっています。
ステンレス鋼業界では、原料価格の高止まりがあり、メーカー各社が値上げを行っていたものの受給状況はタイトであったとの事です。
ステンレスは添加剤にニッケルを用いるものですので、現在のニッケル暴騰を受けて今後はさらに値段が上がっていきそうです。
株式会社UEXのセグメント別業績
同社の決算短信では、
- ステンレス鋼その他金属材料の販売事業
- ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業
- 機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業
の3つの事業がある事が分かります。
ステンレス鋼その他金属材料の販売事業
売上高 321.91億円
セグメント利益 12.10億円
セグメント利益率 3.76%
ステンレス鋼の販売価格が6.6%上昇し、販売数量も15.1%増加したとの事で業績は好調な様です。
チタンの販売や建材の拡販にも注力する予定であることに加え、コストと収益性を重視した販売を進める事で収益力の向上に取り組むと記載されています。
ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業
売上高 9.69億円
セグメント利益 1.21億円
セグメント利益率 12.48%
建築分野向けのステンレス加工品販売事業と中国での造管事業のいずれもが堅調であったそうです。
中国での造管事業の利益率が改善した様で、高いセグメント利益率を確保出来ています。
機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業
売上高 5.68億円
セグメント利益 0.57億円
セグメント利益率 10.03%
食品関連向けの物件等を中心に事業を行っている様ですね。
概ね前年と同程度の数値となっています。
顧客基盤が弱いところがある様で今後は機械商社や機器メーカーとの連携強化等により顧客開拓に注力するとの記載がありました。
株式会社UEXの業績予想・進捗率
同社の通期業績予想と、3Q末時点での進捗率は以下の様になっています。
売上高 450.00億円 (進捗率 73.97%)
営業利益 19.00億円 (進捗率 73.11%)
経常利益 19.00億円 (進捗率 77.37%)
親会社株主に帰属する当期純利益 12.00億円 (進捗率 75.83%)
概ね、現在の業績の延長線上に業績予想の数値がある様ですので、
順調に進捗していると考えられそうです。
*2022/10/21追記
同社からは、2023年3月期2回目となる業績予想の上方修正がリリースされていました。
当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社UEXの株主優待
残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo