ショウサンショウウオの投資部屋

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株式会社ベルーナ(9997)の2Q決算説明資料について

目次

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。 今回は「株式会社ベルーナの2Q決算説明資料」についての記事です。shousanshouuoは、株式会社ベルーナの末席株主です。

株式会社ベルーナとは

総合通販事業等を行っている企業です。
主要顧客の年齢層はやや高めの女性が多く、クレジットカードの月刊誌等にワインや日本酒の頒布会の広告が入っている企業、というイメージがあります。
実際、同社の顧客データを見ると女性会員が77.9%となっており、80歳以上の会員が200万人以上いる様です。
全会員数は9月末時点で2,194.7万人おり、1年以内に購入歴がある会員は273.5万人だそうです。
20~30代の顧客に対しては、あまり商品ラインナップを準備しておらず、同社の資料ではメインターゲットを50代以上に絞っているそうです。ライバルであるニッセンやスクロールとの競合を避ける事が出来ている、と言えそうです。また、千趣会の会員層と比較しても、年齢が高い部分ではうまいこと競合を避ける事が出来ている様です。選択と集中で、特異な分野に注力しているという事なのですね。

同社は1968年に印鑑の訪問販売を行う企業として創業しています。
衣料品の通信販売を扱う様になったのは、しばらく後の1983年だったそうです。
その3年後の1986年から「ベルーナ」の名称を用いる様になっています。
1990年には、会社の商号そのものを現在のベルーナへと変更しています。
1994年に株式を店頭登録し、1998年には東京証券取引所第二部指定銘柄となります。東京証券取引所第一部に上場となったのは2000年です。
その後は、和装を取り扱う様になったり、看護師向けの通販事業を取り扱う様になったり、不動産・ホテル事業を行うまでになっています。

株式会社ベルーナの中間決算

本日は、そんな株式会社ベルーナの中間決算説明資料がリリースされていました。
早速、中身を確認してみましょう。

同社の中間決算ですが

売上高                                           1,058.08億円 (前年度比 +16.1%)
営業利益                                            47.56億円 (前年度比 +4.2%)
経常利益                                            51.00億円 (前年度比 -0.5%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 32.10億円 (前年度比 +9.8%)

となっていました。概ね増収増益という結果ですね。
営業利益率は、4.49%となりますね。
2Q末時点での、同社の自己資本比率は46.5%で、前年度よりも0.4%ダウンとなっています。

株式会社ベルーナのセグメント別業績

現在は8つのセグメントがあります。来期からは通販事業とデータベース活用事業をひとまとめにして、合計4つのセグメントに再編される様です。

通販事業全体では、稼働顧客数は増加する一方で受注単価はやや低下傾向にあった様ですね。

総合通販事業

売上高             470.44億円 (前年度比 +4.6%)
セグメント利益 -5.25億円 (前年度は +17.29億円)
セグメント利益率 -1.11% (前年度は 3.84%)

客単価は9,138円(21/3月期)であり、昨年度よりは138円の低下にとどまっています。
なお、同社はショッピングセンター等に実際のアパレル店舗を出店する事も行っています。2021/3月時点で全国に86店舗あるのですね。
今のところ、売上高は年間49.1億円の売上で、営業利益はマイナス3.8億円でしたから、今後事業の構造改革等で状態が改善する事を期待したいと思います。
リアル店舗とネットショッピングの融合等がうまくいくかどうかも気になるところです。

化粧品健康食品事業

売上高               81.38億円 (前年度比 -9.6%)
セグメント利益 11.93億円 (前年度比 +63.9%)
セグメント利益率 14.66% (前年度比 +6.57%)

客単価は4,198円(21/3月期)であり、昨年度よりは184円の上昇でした。
自分は知りませんでしたが、2021/10月から玉木宏さんが出演しているCM放送が開始されていた様です。

グルメ事業

売上高            119.13億円 (前年度比 +11.1%)
セグメント利益 5.39億円 (前年度比 -6.2%)
セグメント利益率  4.52% (前年度比 -1.35%)

客単価は13,180円(21/3月期)であり、昨年度よりも1,000円以上低下してしまっています。
ワインや日本酒のイメージが強いと思っていましたが、実際その通りで日本酒通販は5年連続売上日本一を誇り、21年3月期には合計200万本以上を売り上げていたそうです。
その他は、おせちの販売にも力を入れている様でした。

ナース関連事業

売上高             87.65億円 (前年度比 +21.6%)
セグメント利益 7.72億円 (前年度比 -26.1%)
セグメント利益率 4.52% (前年度比 -8.72%)

客単価は8,194円(21/3月期)であり、昨年度よりは552円の上昇でした。
shousanshouuoが、同社の通信販売事業で最も魅力を感じているのはこの事業です。
看護師向け通販の国内売上高日本一(2018年度)だそうです。
女性が多い職場ですので、ここで得られた顧客データをもとに総合通販事業等にも活用する事が出来る可能性もあり、非常に重要な事業なのではないか、と考えます。

データベース活用事業

売上高               75.53億円 (前年度比 +11.5%)
セグメント利益 28.86億円 (前年度比 +11.1%)
セグメント利益率 38.21% (前年度比 -0.24%)

ファイナンス事業(おそらく割賦販売のことでしょう)、通販代行サービス、封入・同送サービスを行っているみたいです。

呉服関連事業

売上高             101.89億円 (前年度比 +23.4%)
セグメント利益 -8.34億円 (前年度は -17.11億円)
セグメント利益率 -8.19% (前年度比 +12.53%)

同社がはじめたBANKAN・わものやと、2018年に買収したさが美グループの事業がメインですね。あとは、大学生の卒業式に合わせた袴のレンタル事業というものもやっているみたいです。
さが美の運営が、まだ軌道に乗ったとは言えない状況であるため、構造改革を継続中(今期まで)との事ですが、2028/3月期では、日本の着物市場でシェア20%以上で国内トップになる事を目指している様です。

プロパティ事業

売上高            107.75億円 (前年度比 +246.4%)
セグメント利益 9.73億円 (前年度は -0.46億円)
セグメント利益率  9.03% (前年度比 +10.51%)

オフィス、店舗の賃貸と不動産の開発、販売事業、ホテル事業を行っています。
ホテル事業に関しては、今期も大赤字が続く予定ですが4ホテルの新規オープンと定山渓ビューホテルの取得が影響してコストがかさんだ様です。コロナ収束後を見据えた場合には、ある程度魅力のあるホテル構成になっているのではないでしょうか。機会があれば、現場視察という事で旅行の際に利用したいものです。
また、銀座7丁目にはホテルを含めた複合施設の開発が進んでおり2024年3月期以降の利益に貢献してくれる事を期待します。

その他の事業

売上高               19.37億円 (前年度比 -2.2%)
セグメント利益 -0.51億円 (前年度は -1.59億円)
セグメント利益率 -2.63% (前年度比 +5.39%)

飲食店事業、宿泊予約事業等を行っているみたいです。

株式会社ベルーナの業績予想・進捗率

同社の期末決算予想ですが、以下の様になっています。

売上高                                         2,460.00億円 (前年度比 +19.1%、進捗率 43.01%)
営業利益                                         175.00億円 (前年度比 +11.2%、進捗率 27.18%)
経常利益                                         182.00億円 (前年度比 +7.9%、進捗率 28.02%)
親会社株主に帰属する当期純利益 125.00億円 (前年度比 +13.3%、進捗率 25.68%)

下半期では、売上・利益ともに向上を見込んでいる様です。
呉服事業やベルーナリアル店舗の動向次第で最終的な数値はブレそうな気がしますので、このまま静観していきたいと思います。

 株式会社ベルーナ配当利回り

同社の配当予想は19円となっています。
昨日、同社の終値は716円でしたので、

予想配当利回り=19/716=2.65%

という事になりますね。利回りとしては、まずまずなのではないでしょうか。

株式会社ベルーナ株主優待

同社の株主優待は2回/年あります。
100~499株保有の末席株主に対しては、
総合通販事業の優待券 or ベルーナネット優待クーポン or グルメ・ワイン商品詰め合わせ1,000円分+裏磐梯レイクリゾート宿泊優待券1枚+ルグラン旧軽井沢宿泊優待券1枚が贈呈されます。
宿泊優待券は現金換算する事が難しいので、1,000円分×2回として、

予想配当+優待利回り=19+20/716≒5.45%

という計算になります。これは、かなりの高利回りですね。
ただ、株主数が右肩上がりになっていますので株主優待の改悪というリスクは織り込んでおいた方が良さそうです。

なお、実際に届いた優待内容については当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

まとめ

株式会社ベルーナ(9997)は、総合通販事業だけでなく、呉服関連事業不動産事業も行っています。
総合通販事業では、50歳代以上の女性がメインターゲットとなっており、他の総合通販企業とは少し客層が異なっており、競合を避ける事が出来ています
また、ホテル事業は現在大赤字なのですが、ライバルも同様に苦しい思いをしているはずですので、他事業が支えてくれる事で厳しい時期も乗り越える事が出来るのではないかと期待しています。
そんな同社の予想配当利回りは2.65%予想配当+優待利回りは5.45%となっており、十分魅力的と考えています。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

shousanshouuoのブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo