ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
靴屋さんのジーフットをご存じでしょうか?
ASBeeやGreenboxと言った方が分かりやすいかもしれませんね。
これらの店舗を運営しているのが株式会社ジーフット(2686)です。
shousanshouuoは、株式会社ジーフット(2686)の末席株主です。
今回は「ジーフット(2686) 2024年2月度月次速報発表【通期全店売上高昨対比98.2%、既存店売上高105.5%で着地!!】」についての記事です。
まとめ
株式会社ジーフット(2686)は、
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、東京の企業です。
かつてのツルヤ靴店とニューステップという企業が合併して出来た企業ですね。
全国で645店舗(2024/2月末現在)の運営に携わっており、
イオングループの一員です。
現在は事業再生中のため、運営する店舗数は縮小傾向となっており、ここ5年で約250店舗の退店を実施しています。
昨日、同社の2024年2月の月次売上速報が開示されていました。
全店売上高昨対比98.6%、既存店売上高昨対比107.3%と
まずまずな数値でした。
再建までの道のりはまだ厳しそうですが営業赤字は縮小しており、
少しずつ良い方向へ向いている様に思えます。
末席株主として引き続き同社を応援していきたいと思っています。
株式会社ジーフット(2686)とは
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、東京の企業です。
2009年に、ツルヤ靴店とニューステップという企業が合併して出来た企業ですね。
全国で645店舗(2024/2月末現在)の運営に携わっており、
イオングループの一員です。
現在は事業再生中のため、運営する店舗数は縮小傾向となっており、
今期だけでも59店舗の撤退をしています。
【関連記事】
同社株式を購入した際の経緯については、当ブログの以下の記事で記載しています。宜しければそちらもご参照下さい。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
2024年2月度月次速報
昨日、同社からは2024年2月度の月次売上速報がリリースされていました。
内容を確認しておきましょう。
全店実績の対前年比較
2月度売上高 98.6%
通期累計売上高 98.2%
という数値になっています。
昨年の同社の通期売上高は、656.95億円でしたので
今期の通期売上高は645.12億円程度となることが想定されます。
業績予想では660.00億円だったので若干未達となりそうですが、
期初から全店舗のうちの8%程度を閉店してきている
ことを考えると、この売上はすごいと言えるのではないでしょうか。
客数が昨対比78.3%
客単価は昨対比126.0%
と、客数は店舗数の縮小もあって減少となっていましたが、
価格改定のためか客単価が大幅に前年超えとなっています。
既存店実績の対前年比較
これを見ると、
2月度売上高 107.3%
2月度客数 85.2%
通期累計売上高 105.5%
となっています。
まだまだ店舗の撤退は続ける必要がありそうですが、
残っている店舗では着実に営業効率が高まっていると言えるのではないでしょうか。
株式会社ジーフット(2686)
の2024年2月期3Q決算
2024/1/11に同社の2024年2月期の第三半期決算短信がリリースされていましたので、
中身を確認しておきましょう。
売上高 492.09億円 (前年同期比 +0.02%)
営業利益 -6.75億円 (前年同期は -31.79億円)
経常利益 -8.83億円 (前年同期は -33.28億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 -10.65億円 (前年同期は -34.83億円)
となっていました。
売上高は横ばいで、赤字縮小となっていますね。
営業利益率は、-1.37%です。
そして3Q末時点の自己資本比率は-11.6%で、前期末よりも2.8%ダウンしています。
【関連記事】
同社の過去の業績については、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社ジーフット(2686)
のセグメント別業績
同社の決算短信には、セグメント別の業績開示はされていませんでしたが、商品別売上状況が記載されていました。
売上高 構成比 前年同期比
婦人靴 86.72億円 17.6% 94.9%
紳士靴 52.92億円 10.8% 96.4%
スポーツ靴 196.97億円 40.0% 104.8%
子供靴 113.03億円 23.0% 98.0%
その他 42.43億円 8.6% 100.1%
合計 492.09億円 100.0% 101.7%
スポーツ靴の売上が、最大の比率になっているのですね。
確かに、スニーカー等の売り場面積は靴店の中では大きくなっているイメージです。
また、イオン店内への出店が多いこともあってか
子供靴の売上も多くを占めている印象です。
株式会社ジーフット(2686)
の2024年2月期通期業績予想・進捗率
同社の2024年2月期通期業績予想と、3Q末時点での進捗率は以下の様になっています。
売上高 660.00億円 (前年度比 +0.5%、進捗率 74.56%)
営業利益 -13.00億円 (前年度は -48.04億円)
経常利益 -16.00億円 (前年度は -50.04億円)
親会社株主に帰属する当期純利益 -22.00億円 (前年度は -55.23億円)
まだまだ赤字決算が続く想定となっていますね。
もちろん、前年度よりは改善を見込んでいる様ですが・・・。
事業構造改革の一環として、ブランドをアスビーへ統一するためのコストがかかることや、在庫水準がまだ大きいということが影響しているかもしれません。
実際、2024年2月期第三四半期末のバランスシートを見ると、
同社の資産合計のうちの71.38%が商品在庫となっています。
計算すると、3Q時点での数字として
売上債権回転期間 2.85日
棚卸資産回転期間 143.50日
仕入債務回転期間 90.88日
となっており、キャッシュコンバージョンサイクルは55.47日と長めになっています・・・。
在庫の回転が悪く、まだまだ在庫の圧縮が必要な状況と言えそうですね。
なんとか経営効率を高められることを期待したいものです。
株式会社ジーフット(2686)
の配当利回り
同社の予想では、残念ながら配当はゼロ円の予定になっています。
3Q末時点で、利益剰余金が-165.17億円となっていますので、
この欠損が一掃されてから復配という事になりそうですね。
まだまだ道のりは険しそうです。
株式会社ジーフット(2686)
の株主優待
同社は株主優待制度を導入しています。
内容ですが、2月末および8月31日時点での株主に対して
同社店舗で利用が可能な株主優待券券がいただけます。
贈呈額は所有する株数によって、以下の様に分かれています。
100~999株 1,000円券 1枚
1,000~1,999株 1,000円券 5枚
2,000株~ 1,000円券 10枚
1回の利用額には制限がないのはありがたいですね。
ただし、オンラインショップでは利用が出来ないためリアル店舗へと足を運ぶ必要があります。
とはいえ、全国に多数の店舗があり、多くはイオンに入っていますので
地方在住でも利用しやすい優待だと思います。
仮に、同社株式を100株保有した場合には年間 2,000円分の優待券が贈呈されるということになります。
昨日の同社株式終値は280円でしたので、仮に100株を保有した場合は
予想配当+優待利回り=0+20/280≒7.14%
となります。
優待利回りとしては、割と高めといえます。
ただし、赤字が継続していますので
優待打ち切りや会社存続の危機を迎えるというショック
が起こる可能性も否定はできないところです。
【関連記事】
同社から実際に頂いた優待券は、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo