ショウサンショウウオの投資部屋

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ウイルコHD(7831) 2024年10月期1Q決算を発表【減収となるも、なんとか赤字幅を縮小・・・】

 ◆目次◆

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。

ウイルコホールディングス(7831)という企業をご存じでしょうか?

 

いわゆる印刷会社なのですが、

シール製品やポップアップ等独自技術を用いることで、

一味違う効果を生み出せるような販促ツールを製造・販売しています。

shousanshouuoは、ウイルコホールディングス(7831)の末席株主です。

 

今回はウイルコHD(7831) 2024年10月期1Q決算を発表【減収となるも、なんとか赤字幅を縮小・・・】」についての記事です。

まとめ


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ウイルコホールディングス(7831)は、

東京証券取引所スタンダード市場へ上場している石川の企業で、
情報・印刷でシール製品やポップアップを用いた独自の技術で販促物を生産しています。

 

昨日、同社からは2024年10月期の1Q決算がリリースされていました。

残念なことに、減収かつ赤字継続という状況ではありましたが、

前年同期よりもわずかに数値は改善を認めました。

 

すぐではないかもしれませんが、株価上昇を期待しつつ末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

 

ウイルコホールディングス(7831)とは


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同社は、東京証券取引所スタンダード市場へ上場している石川の企業です。

 

事業内容としては、情報・印刷でシール製品やポップアップを用いた独自の技術で販促物を生産しています。

また、連結子会社である鈴木出版では、児童向けの書籍等の制作・販売を行っています。

 

同社は2023年10月末時点流通株式時価総額10億円という項目を満たしていないとのことで、

2024/1/26には「上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況について」という文面がリリースされていました。

 

当時の流通株式時価総額は9.26億円だったとの事ですので、

流通株式数が変わらない場合、株価が8%程度上昇しなければ上場維持基準には適合しない

ということですね。

同社の対応方針としては、株価上昇、流通株式数の増加で対応する予定との事です。

 

株価上昇に向けた取り組みとしては、

  1. 環境配慮商品の提供・開発
  2. システム連携デジタル印刷事業強化
  3. Web受注の拡大と営業の効率化
  4. 製造効率の改善
  5. 通販事業の拡大

を掲げています。

 

また、製造現場では多能工化の推進と、新たな工程管理システムの導入がすでに一部の工場で行われている様ですね。

今後、コスト面で結果が出てくることを期待したいと思います。

同社の歴史

同社の歴史については、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

ウイルコホールディングス(7831)の
2024年10月期1Q決算

昨日、同社の2024年10月期第一四半期決算がリリースされていました。

数値を確認しておきましょう。

 

売上高                21.39億円 (前年同期比 -7.7%)
営業利益             -0.46億円 (前年同期は -0.47億円)
経常利益             -0.33億円 (前年同期は -0.40億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 -0.39億円 (前年同期は -0.42億円)

 

となっていました。
減収となるも赤字幅はわずかに縮小しています。

営業利益率は-2.15%でした。
そして1Q末時点での自己資本比率は48.9%で、前期末よりも0.2%アップしています。

【関連記事】

同社の過去の業績については、当ブログの以下の記事に記載しています。

宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

ウイルコホールディングス(7831)のセグメント別業績

同社の決算短信では

  • 情報・印刷事業
  • 知育事業
  • 信販売事業

に分かれて記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。

情報・印刷事業

売上高                20.32億円 (前年同期比 -7.55%)
セグメント利益    0.78億円 (前年同期比 -7.14%)
セグメント利益率    3.84% (前年同期より0.18%改善)

 

デジタル印刷を中心としたECサイトからの受注は堅調であったものの、

紙媒体需要の減少による影響が大きく、チラシやフリーペーパーは受注が伸びなかったとのことでした。

堅調であるECサイトを充実させることや、同社製品をPRするサイトである

「賢者の販促」「賢者のDM」を営業に活用するべく努力されている様です。

 

知育事業

売上高                   1.79億円 (前年同期比 -12.68%)
セグメント利益   -0.38億円 (前年同期は -0.39億円)
セグメント利益率  -21.23% (前年同期より2.21%悪化)

 

第一四半期は、同事業においては閑散期に相当するとのことで受注は伸び悩んでいた様でした。

出版事業では返本を減少させるため新刊点数を抑える方針になっているそうです。

少しずつ利益率が改善することを期待しましょう。

 

信販売事業

売上高                     0.17億円 (前年同期比 +54.55%)
セグメント利益     -0.09億円 (前年同期は -0.07億円)
セグメント利益率   -52.94% (前年同期より10.70%改善)

 

同事業は笹岡薬品通販株式会社を買収して追加となった事業です。

まだ利益へ貢献とはいっていませんが、少しずつ販売量が拡大している様です。

まだまだ広告宣伝費の負担も大きいみたいですね。

いずれ、利益貢献してくれることを期待したいですね。

 

ウイルコホールディングス(7831)の業績予想・進捗率

同社の2024年10月期の通期業績予想と、進捗率は以下の様になっています。

 

売上高             90.00億円 (前期比 +2.1%、進捗率 23.77%)
営業利益            1.00億円 (前期は -2.14億円)
経常利益            1.00億円 (前期は -2.13億円)
親会社株主に帰属する当期純利益 1.00億円 (前期は -2.27億円)

 

増収で黒字転換の見込みとなっていますね。

 

 

イベントの開催需要が高まることで、展示会等で取り扱う販促ツールの引き合いが改善している様で、同社独自の特殊な商材が売れてくれることを期待したいと思います。

 

ウイルコホールディングス(7831)の配当利回り

同社の配当予想では、中間配当0円、期末配当2円で合計2円/株となっています。

同社株式の昨日終値は146円でしたので、

 

予想配当利回り=2/146≒1.37%

 

という事になりますね。

 

配当利回りとしては今一つの水準だと思いますが、株価を考慮すると贅沢は言えませんね。配当があるだけありがたいと思います。

 

ウイルコホールディングス(7831)の株主優待

同社は、2009/6/5に株主優待制度の中止を発表してからずっと優待がなかったのですが、

2023/7/31に株主優待制度の新設に関するお知らせがあり、

前回から優待が復活しています。

 

対象となるのは、10月末時点で1,000株以上を保有する株主です。

 

頂ける優待品は、

子会社である笹岡薬品通販株式会社の製品(化粧品)等で7,000円相当の商品となっています。

仮に1,000株を保有した場合は、

 

予想配当+優待利回り=2+7/146≒6.16%

 

ということになり、利回りとしてはまずまずということになりそうですね。

 

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo