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株式会社オンワードホールディングス(8016)は、
百貨店での店舗運営を主力としたアパレル企業です。
shousanshouuoは、株式会社オンワードホールディングス(8016)の末席株主です。
今回は「オンワードHD(8016) 2023年2月期中間決算発表【売上高微増、営業黒字1.93億円、純利益4.76億円を確保】」についての記事です。
まとめ
株式会社オンワードホールディングス(8016)は、
東京証券取引所プライム市場へと上場している東京の企業でアパレル事業だけではなく、ライフスタイル関連事業ではバレエ用品の販売やバレエ教室の運営、オーガニックを全面に打ち出したヘアケア製品等の販売を行っています。
昨日、同社の2023年2月期中間決算がリリースされていました。
売上高は前年同期比+1.7%、営業利益1.93億円、経常利益6.54億円、純利益4.76億円という結果であり、
徐々に業績が回復していることが分かりますね。
同社は不採算店舗、ブランドの撤退で損益分岐点が低下していることや、ECチャネルの強化等で利益が出やすい体質へと変化してきているのだろうと思います。
配当利回りが3.80%と高めなのも魅力的ですので、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社オンワードホールディングス(8016)とは
東京証券取引所プライム市場へと上場している東京の企業です。
コア事業はアパレル事業であり、23区や自由区、五大陸、BEIGE等のブランドを展開しています。
また、ライフスタイル関連事業ではバレエ用品の販売やバレエ教室の運営、オーガニックを全面に打ち出したヘアケア製品等の販売を行っています。
株式会社オンワードホールディングス(8016)の2023年2月期中間決算
昨日、同社の前期決算発表がされていましたので数値を確認しておきましょう。
売上高 821.66億円 (前年同期比 +1.7%)
営業利益 1.93億円 (前年同期は -32.94億円)
経常利益 6.54億円 (前年同期は -28.62億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 4.76億円 (前年同期比 -93.6%)
となっていました。
純利益が大きく落ち込んでいるのは、昨年に固定資産売却益が170億円、関係会社株式売却益が29億円計上されていた影響が大きいと思われます。
営業利益率は0.23%です。
そして期末時点での自己資本比率は46.1%で前年度よりも3.7%アップしています。
株式会社オンワードホールディングス(8016)のセグメント別業績
決算短信での報告セグメントですが、アパレル関連事業(国内、海外)、ライフスタイル関連事業となっていました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
アパレル関連事業(国内)
売上高 566.01億円 (前年同期比 +7.80%)
セグメント利益 0.57億円 (前年同期は -36.37億円)
セグメント利益率 0.10% (前年同期より7.03%改善)
国内店舗では「クリック&トライ」というサービスを導入した店舗が増加している様です。
このサービスですが、オンワード樫山のほぼすべての商品を、他ブランド店舗であっても取り寄せて店舗での試着・購入を予約できるというシステムみたいです。
ネットで見た商品が、届いたらちょっと色味のイメージが違った
とか
着てみたらシルエットがイメージと違った・・・
というギャップを減らすことが出来て、顧客からすると非常にありがたいサービスですね。
店舗側としても、確実に来店するお客さんを事前に把握できたり、自社の他ブランド商品についての知識を増やすことが出来るというメリットがありそうです。
実際に導入している店舗では売上も着実にアップしているみたいですし、この取り組みを進めれば、更に実店舗数を減らすことが出来てしまうかもしれません。
アパレル関連事業(海外)
売上高 67.02億円 (前年同期比 -36.98%)
セグメント利益 -10.05億円 (前年同期は -4.87億円)
セグメント利益率 -15.00% (前年同期より10.42%悪化)
不採算であった、海外事業の撤退・売却もあって売上高は大きく縮小しています。
今後も、まだ不採算事業からは撤退が続くかもしれませんが、利益が出る様なタネは残しつつ再成長につながる事を期待したいです。
ライフスタイル関連事業
売上高 210.66億円 (前年同期比 +9.86%)
セグメント利益 16.64億円 (前年同期比 +56.83%)
セグメント利益率 7.90% (前年同期より2.37%改善)
バレエ、フィットネス用品の伸びによって増収増益となっています。
今後は、アパレル事業に代わる収益の柱へと成長する事を期待したいところです。
2022年9月度月次売上概況
昨日、同社からは合わせて上記名称のリリースもありました。
内容を確認しておきましょう。
店舗売上
既存店 前年同月比 133.9%
全店 前年同月比 122.3%
EC売上
既存店 前年同月比 110.1%
全店 前年同月比 110.2%
という結果でした。
百貨店売上高も改善しているため、店舗への来客・購入者数が大きく伸長している事が伺えます。
なお、5月度の月次売上高については当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社オンワードホールディングス(8016)の通期業績予想
[rakuten:0101marui:12088798:detail]
同社の通期業績予想は以下の様になっています。
売上高 1,738.00億円 (前年同期比 +3.2%)
営業利益 41.00億円 (前年同期は -10.79億円)
経常利益 43.00億円 (前年同期比 +747.7%)
親会社株主に帰属する当期純利益 23.00億円 (前年同期比 -74.3%)
予想営業利益率は2.36%と低いながらも、最終黒字予想となっています。
前期は営業赤字でしたので、本業の稼ぐ力が戻ってきたという風に評価をしたいところですね。
純利益は減少するものの、これも特別利益分の剥落であるためそこまでマイナス材料とはならないのではないでしょうか。
株式会社オンワードホールディングス(8016)の配当利回り
同社の配当予想では、期末配当12円/株となっています。
同社株式の昨日終値は316円でしたので、
予想配当利回り=12/316≒3.80%
という事になりますね。
株価は戻してきているとはいえ、まだまだ高い利回りという事になります。
株式会社オンワードホールディングス(8016)の株主優待
同社は株主優待制度を導入しています。
内容としては、2月末時点で100株以上を保有している株主に対して
自社ECサイト「ONWARD CROSSET」での買物に利用できる20%割引券です。
まだ、同社の優待は取得出来ていないので確認は取れていないのですが、年間6回まで購入が可能となっているそうです。
なお、1,000株以上、5,000株以上保有の場合には自社製品のギフトカタログも頂けるとの事です。
【関連記事】
実際に届いた優待券の券面は、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo