ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
コンビニエンスストアチェーンのポプラをご存じでしょうか?
赤い看板でポプ弁を提供していた、あのコンビニです。
shousanshouuoは、株式会社ポプラ(7601)の末席株主です。
今回は「ポプラ(7601) 2023年2月期1Q決算発表【営業総収入 +17.9%、純損失大幅縮小】」についての記事です。
まとめ
株式会社ポプラ(7601)は、東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、広島県の企業で、コンビニエンスストア事業を営んでいます。
2022年6月末のグループ全体での店舗数は410店舗となっています。
現在は債務超過となっており、厳しい経営状況が続いているのですが月次売上を見る限りでは前年度よりもプラスとなってきており改善の兆しも見えてきているのではないか、と期待をしています。
まだまだ復配や株価上昇までの道のりは長そうですが、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社ポプラ(7601)とは
同社は、東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、広島県の企業です。
事業内容としては、コンビニエンスストア事業を営んでおり、6月末の店舗数は
- ポプラ・生活彩家 253店舗
- ローソン・ポプラ 110店舗
- 商品供給事業 42店舗
- ドラッグストア 3店舗
- 飲食事業 2店舗
となっており、グループ全体での店舗数は410店舗となっています。
同社の歴史
1976年 「株式会社ポプラ」設立。
1983年 フランチャイズ店舗1号店オープン。
1992年 九州地区出店強化のため、トップマート株式会社を合併。
1998年 関東地区で「生活彩家」44店舗を展開する株式会社ハイ・リテイル・システム、「ジャストスポット」73店舗を展開するパスコリテール株式会社を買収。
1999年 株式店頭登録を行い、株式上場。
2000年 東京証券取引所市場第二部へ株式上場。
2001年 関東・関西地区で「くらしハウス」147店舗を展開する株式会社ジャイロを買収。
2003年 関東で「ヒロマルチェーン」「マイチャミー」255店舗を運営する株式会社ヒロマルチェーン及びエフジーマイチャミー株式会社を買収。同年8月には東京証券取引所市場第一部指定銘柄に昇格。
2002年 大阪市営地下鉄北エリアの運営事業者として駅売店22店舗の運営権獲得。
2014年 株式会社ローソンとの資本業務提携契約締結。
株式会社ポプラ(7601)の2023年2月期1Q決算
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売上高 34.54億円 (前年同期比 +17.9%)
営業利益 -0.35億円 (前年同期は -6.92億円)
経常利益 -0.31億円 (前年同期は -6.68億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 -0.45億円 (前年同期は -4.26億円)
となっていました。
営業利益率は-1.28%です。
そして1Q末時点での自己資本比率は-11.9%で、前年度よりも1.6%マイナスとなっています。
という事で、同社は現時点では債務超過状態にある事が分かります。
決算短信には、
「主要取引銀行と20億円のコミットメントライン契約を締結しており、当面の資金を確保している」
「また、総額21億円の当座貸越契約を締結している」
とあり、現時点では重要な資金繰りの懸念はないそうです。
小売業という事で、日銭が入ってくるのもキャッシュフロー的には安定していると言えそうですしね。
株式会社ポプラ(7601)のセグメント別業績
同社の決算短信では、報告セグメントとして
- スマートストア事業
- ローソン・ポプラ事業
- その他
の分類がされています。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
スマートストア事業
売上高 12.49億円 (前年同期比 -30.2%)
セグメント利益 -1.20億円 (前年同期は -4.99億円)
セグメント利益率 -9.66% (前年同期比 +18.27%)
1坪から出店出来る無人のミニコンビニ「スマートセルフ」事業を本格的にスタートさせており、ビルの高層階に入居する企業や、食堂が撤退した企業からの引き合いがあったとの事です。
また、病院店舗のさらなる出店に向けてプロジェクトを立ち上げた様です。
ローソン・ポプラ事業
売上高 19.99億円 (前年同期比 +100.2%)
セグメント利益 0.68億円 (前年同期は -2.26億円)
セグメント利益率 3.40% (前年同期比 +26.02%)
既存店ベースでの売り上げ前年比が、順調に推移していた事もあり数値は大幅に改善しています。
また、店舗のFC化を計画していることもあり管理コストはさらに削減される可能性がありそうです。
その他事業
売上高 2.06億円 (前年同期比 %)
セグメント利益 0.06億円 (前年同期は -0.06億円)
セグメント利益率 3.24% (前年同期比 +6.35%)
保険代理店事業、ドラッグストア及び外食事業を営んでいるみたいです。
株式会社ポプラ(7601)の業績予想・進捗率
同社の通期業績予想と、1Q末時点での進捗率は以下の様になっています。
売上高 141.63億円 (前年同期比 +3.9%、進捗率 24.39%)
営業利益 0.63億円 (前年同期は -10.99億円)
経常利益 0.71億円 (前年同期は -10.07億円)
親会社株主に帰属する当期純利益 1.26億円 (前年同期は -5.18億円)
進捗率としては、まずまずなのではないでしょうか。
【関連記事】
同社の業績は、徐々に上向いてきています。
当ブログの以下の記事で2024年2月期中間・通期決算の上方修正について紹介していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社ポプラ(7601)の配当利回り
同社の配当予想は、残念ながらゼロ円/株となっています。
現時点では、債務超過の状態にありますので仕方ないですね。
マイナス41億円の利益剰余金が解消される見通しが立ってから・・・の復配に期待しておきます。
気長に待つ必要がありそうですね。
株式会社ポプラ(7601)の株主優待
残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません。
かつては株主優待制度を実施していた事もありますので、業績が回復したら・・・
に期待したいところですね。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo