ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
ウイルコホールディングス(7831)という企業をご存じでしょうか?
shousanshouuoは、ウイルコホールディングス(7831)の末席株主です。
今回は「ウイルコHD(7831) 上場維持基準の適合に向けた計画書を提出【株主優待制度復活か】」についての記事です。
まとめ
ウイルコホールディングス(7831)は、
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している石川の企業で、
情報・印刷でシール製品やポップアップを用いた独自の技術で販促物を生産しています。
昨日、同社からは上場維持基準の適合に向けた計画書がリリースされていましたが、その中に株主優待制度についての言及がありました。
今後も、株主優待制度の復活や株価上昇を期待しつつ末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
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実際、同社は2023年10月期より株主優待制度を復活させました。
当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
ウイルコホールディングス(7831)とは
同社は、東京証券取引所スタンダード市場へ上場している石川の企業です。
事業内容としては、情報・印刷でシール製品やポップアップを用いた独自の技術で販促物を生産しています。
また、連結子会社である鈴木出版では、児童向けの書籍等の制作・販売を行っています。
同社の歴史
1979年 「わかさ屋美術印刷株式会社」を設立。商業印刷を中心とした北陸初の24時間稼働印刷事業を開始。
1984年 大阪営業所を設置。
1985年 名古屋営業所を設置。
1988年 東京営業所を設置。
1989年 石川県松任市に本社を移転し、本社工場を設置。
1997年 千葉県に関東工場(現:関東第二工場)を設置。
1998年 商号を「わかさ屋情報印刷株式会社」に変更。
2000年 商号を「株式会社ウイル・コーポレーション」に変更。本社社屋および北國工場を竣工。
2003年 生産活動の総合的効率を追求すラメのマネジメントシステム「Total Productive Maintenance」を導入。千葉県に関東第一工場を設置。
2004年 全社で「プライバシーマーク」取得。
2008年 商号を「株式会社ウイルコ」に変更。
2018年 「鈴木出版株式会社」の全株式を取得し、子会社化。
※その他、関西ぱどの買収・譲渡等もあったのですが省略としています。
ウイルコホールディングス(7831) 上場維持基準の適合に向けた計画書の提出について
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容を確認すると、東京証券取引所スタンダード市場への上場維持基準に対して、
2022/10/31時点で流通株式時価総額10億円という項目を満たしていなかったとのことです。
当時の流通株式時価総額は8.84億円だったとの事ですので、
流通株式数が変わらない場合、株価が13%程度上昇しなければ上場維持基準には適合しない
ということですね。
同社の対応方針としては、株価上昇、流通株式数の増加で対応する予定との事です。
株価上昇に向けた取り組みとしては、
- 環境配慮商品の提供・開発
- システム連携デジタル印刷事業強化
- Web受注の拡大と営業の効率化
- 製造効率の改善
- 通販事業の拡大
を掲げていますが、それに加えて
- 株主優待制度の導入について
という記載がありました。
同社は、2009/6/5に株主優待制度の中止を発表してから
優待がなかったのですが、復活に向けた動き、ということですね。
内容は分かりませんが「当社製品を活用した株主優待制度の再開を検討」とありますので、かつて実施していた様な「ダイレクト・マーケティング事業取扱商品の贈呈」とか「鈴木出版の書籍」とかなのではないかとshousanshouuoは予想しています。
また、詳細がリリースされれば当ブログで取り上げたいと思います。
ウイルコホールディングス(7831)の2022年10月期決算
同社の2022年10月期決算は、2022/12/12にリリースされています。
数値を確認しておきましょう。
売上高 90.33億円 (前年同期比 -15.4%)
営業利益 0.62億円 (前年同期比 -80.1%)
経常利益 1.32億円 (前年同期比 -57.9%)
親会社株主に帰属する当期純利益 1.13億円 (前年同期比 -57.4%)
となっていました。
減収減益だったんですね。
営業利益率は0.69%と薄利です。
そして前期末時点での自己資本比率は47.8%で、その前の期よりも3.0%アップしています。
【関連記事】
同社の過去の業績については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
ウイルコホールディングス(7831)のセグメント別業績
同社の決算短信では
- 情報・印刷事業
- 知育事業
- その他
に分かれて記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
情報・印刷事業
売上高 82.69億円 (前期比 -11.23%)
セグメント利益 4.04億円 (前期比 -39.52%)
セグメント利益率 4.89% (前期より2.28%悪化)
デジタル印刷は堅調であったものの、チラシやフリーペーパーの印刷は受注減少となっています。
全体的にコストは上昇しているとの事であり、利益率は低下していますが経費削減や多能工化で生産効率の改善に取り組んだとのことです。
知育事業
売上高 9.76億円 (前期比 -23.81%)
セグメント利益 0.06億円 (前期は -0.29億円)
セグメント利益率 0.61% (前期より2.87%改善)
出版事業で刊行した書籍が課題図書に選定された事もあって、利益が改善しています。
その他事業
売上高 0.09億円
セグメント利益 -0.24億円
セグメント利益率 -266.67%
通信販売事業の結果の様ですが、同事業は笹岡薬品通販株式会社を
昨年7月1日に買収して追加となった事業ですので前期との比較はありませんでした。
今後、利益貢献してくれることを期待したいですね。
ウイルコホールディングス(7831)の業績予想・進捗率
同社の2023年10月期の通期業績予想は以下の様になっています。
売上高 100.00億円 (前年同期比 +10.7%)
営業利益 1.00億円 (前年同期比 +60.6%)
経常利益 1.00億円 (前年同期比 -24.4%)
親会社株主に帰属する当期純利益 1.00億円 (前年同期比 -11.9%)
増収となるも最終減益の見込みとなっていますね。
ただ、最終利益に関しては
特別利益としての固定資産売却益 1,800万円がなくなる
影響が大きいのではないかと思いますので、
営業利益分を考慮すると増収増益の見込み、ということを期待できそうです。
【関連記事】
同社の、以降の業績については当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
ウイルコホールディングス(7831)の配当利回り
同社の配当予想では、中間配当0円、期末配当2円で合計2円/株となっています。
同社株式の昨日終値は132円でしたので、
予想配当利回り=2/132≒1.52%
という事になりますね。
配当利回りとして、高いとは言えませんが株価水準を考慮すると贅沢は言えませんね。
配当があるだけありがたいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo