ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
shousanshouuoは、日本国土開発株式会社(1887)の末席株主です。
今回は「日本国土開発(1887) 2023年5月期決算を発表【売上高 +21.6%も、営業利益 -43.6%と増収減益に】」についての記事です。
まとめ
日本国土開発(1887)は、東証プライム市場上場の建設会社です。重機を用いた土木工事に強みを有しています。
昨日、2023年5月期決算が発表となり、
売上高 1,542.02億円 (前年同期比 +21.6%)
営業利益 44.87億円 (前年同期比 -43.6%)
経常利益 46.39億円 (前年同期比 -44.8%)
親会社株主に帰属する当期純利益 32.91億円 (前年同期比 -55.5%)
と増収減益の結果でした。
次期については微減収増益の予想となっており、業績回復を期待しながら
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
日本国土開発株式会社(1887)とは
日本国土開発(1887)は、東京証券取引所プライム市場へと上場している建設会社です。
重機を用いた土木工事に強みを有している企業で災害復旧工事にも強みを有しています。
かつては会社更生法を適用した企業ですがその技術力で見事に復活を遂げました。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事に記載しています。よろしければそちらもご参照ください。
日本国土開発株式会社(1887)の2023年5月期決算
昨日、同社からは2023年5月期決算が発表されており、
売上高 1,542.02億円 (前年同期比 +21.6%)
営業利益 44.87億円 (前年同期比 -43.6%)
経常利益 46.39億円 (前年同期比 -44.8%)
親会社株主に帰属する当期純利益 32.91億円 (前年同期比 -55.5%)
となっていました。
増収減益という結果ですね。
営業利益率は2.91%と、やや低めの数字になっていますね。
そして期末時点での自己資本比率は48.0%です。
【関連記事】
2023年5月期1Q決算時から同様の経過が続いたということになりそうですね。当ブログの以下の記事で紹介していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
日本国土開発株式会社(1887)のセグメント別業績
同社の決算短信では、
- 土木事業
- 建築事業
- 関連事業
の3セグメントについての開示がありました。
それぞれのセグメントについて業績を確認してみましょう。
土木事業
売上高 469.97億円 (前期比 -14.78%)
セグメント利益 -25.44億円 (前期は11.08億円の黒字)
セグメント利益率 -5.41% (前期より7.42%悪化)
大型工事の進捗遅れや、売上計上を見込んでいた工事の受注時期が翌期以降にずれ込んだことで減収減益となっています。
さらに、施工中の現場で追加原価が発生したことで採算が悪化してしまった様です。
建築事業
売上高 927.47億円 (前期比 +57.24%)
セグメント利益 5.01億円 (前期比 -76.50%)
セグメント利益率 0.54% (前期より3.07%悪化)
手持ち工事を順調に消化したことで、売上高は増加しています。
その一方で建築に関わるコスト増を吸収しきれずに不採算工事が出てしまったとのことです。
こちらの事業は増収減益になっていますね。
関連事業
売上高 160.14億円 (前期比 +15.58%)
セグメント利益 84.27億円 (前期比 +43.88%)
セグメント利益率 52.62% (前期よりも10.17%増加)
販売用不動産の売却があったことで、高額収入・利益へとつながったみたいです。
本事業については、なんとか増収増益を確保しています。
とはいえ、資産の切り売りについては限界があると思いますので早期に同社の業績回復を期待したいところです。
日本国土開発株式会社(1887)の業績予想・進捗率
同社の通期業績予想は、以下の様になっています。
売上高 1,490.00億円 (前年同期比 -3.4%)
営業利益 65.00億円 (前年同期比 +44.8%)
経常利益 65.00億円 (前年同期比 +40.1%)
親会社株主に帰属する当期純利益 46.00億円 (前年同期比 +39.8%)
微減収ですが、大幅増益の予想となっています。
こちらに関しては、
利益率改善のために受注基準や管理体制の見直しを行うことや、機械化・DXや合理化を推進する方針であることが決算短信には明記されていました。
受注の選別化を図ることで、売上高は少し減らしつつも確実に利益になる仕事を行うという方針の様ですね。
最近の建設会社は、どこもこんな感じのコメントを決算短信に書いていることが多いような気がします。
それだけ、今までは付き合いで受注していた案件や、受注後の仕様変更等で利益が削られたりしていたということなのでしょう。
【関連記事】
同社は、壮大な中期経営計画を発表しており達成に向けて頑張ってくれているのだと末席株主のshousanshouuoは信じています。
当ブログの以下の記事で紹介していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
日本国土開発株式会社(1887)の配当利回り
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同社の配当予想では、
中間配当10円、期末配当16円で合計26円/株となっています。
近年では、ずっと普通配当20円、特別配当6円という内訳が続いています。
同社株式の昨日終値は584円でしたので、
予想配当利回り=26/584≒4.45%
という事になりますね。
高配当利回り企業と言えると思います。
また、昨年から今年にかけては積極的な自己株式取得も行っていましたので、株主還元に対する姿勢は比較的積極的な企業なのではないかと感じています。
日本国土開発株式会社(1887)の株主優待
残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません。
新設等のニュースがあれば、また当ブログで紹介したいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo