目次
- まとめ
- 株式会社小僧寿し(9973)とは
- 株式譲渡契約締結(完全子会社化)に関するお知らせ
- 株式会社小僧寿し(9973)の2022年12月期2Q決算
- 株式会社小僧寿し(9973)のセグメント別業績
- 株式会社小僧寿し(9973)の業績予想・進捗率
- 株式会社小僧寿し(9973)の配当利回り
- 株式会社小僧寿し(9973)の株主優待
ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
小僧寿しという名称、久しぶりに聞いたという方もおられるのではないでしょうか?
当ブログでは、何度か株式会社小僧寿し(9973)を取り上げています。
shousanshouuoは、株式会社小僧寿し(9973)の末席株主です。
今回は「小僧寿し(9973) タコベル日本事業を譲受【10/3にJFLAHD(3069)より株式取得し完全子会社化予定】」についての記事です。
まとめ
株式会社小僧寿し(9973)は東京証券取引所スタンダード市場に上場している、東京の企業で、持ち帰り寿司店「小僧寿し」、フードデリバリー店「デリズ」、鳥料理を中心とした「とり鉄」「とりでん」「ぢどり亭」、ラーメン業態の「どさん子」、とんかつ業態の「キムカツ」等を全国で611店舗(2022/9/6現在)展開している企業です。
昨日、同社からはタコベルの日本フランチャイズ事業を営んでいる企業の買収に関するリリースがありました。
個人的には、タコベル事業の日本での成長余地は大きいのではないかと思っており、うまくやれば同社にとっては大きな成長につながるのではないかと感じています。
この勢いでM&Aを繰り返す様であれば、近いうちに社名変更をしなくてはいけなくなりそうですね。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社小僧寿し(9973)とは
同社は、東京証券取引所スタンダード市場に上場している、東京の企業です。
同社は、持ち帰り寿司店「小僧寿し」だけではなく、フードデリバリー店「デリズ」、鳥料理を中心とした居酒屋「とり鉄」「とりでん」「ぢどり亭」、ラーメン業態の「どさん子」、とんかつ業態の「キムカツ」等を、全国で611店舗(2022/9/6現在)展開している企業です。
同社は、先日もアスラポート株式会社の完全子会社化を発表しており、積極的なM&Aを実施している企業です。
同社の歴史
同社の歴史に関しては、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式譲渡契約締結(完全子会社化)に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容としては、Taco Bell Corp.とのフランチャイズ契約を承継し、日本国内での「Taco Bell」事業を展開するという事ですね。
Taco Bellは、アメリカでは大変人気のファーストフード企業であり、出店余地、知名度の上昇余地は大きいと思います。
外国人居住者もある程度見込める様な地方のフードコート等に展開出来れば、収益を生んでくれそうな気がするんですけどね。
なお、現在日本でTaco Bellを運営している企業は債務超過になっているのですが、
事業譲受時には過年度の流動負債承継せず、閉鎖店舗に関連する負債も承継しないとの事で、
資産1.23億円、負債0.93億円
の資産超過の状態で事業を開始できるという事です。
株式会社小僧寿し(9973)の2022年12月期2Q決算
2022/8/12に、同社の2022年12月期中間決算がリリースされていました。
数値を確認しておきましょう。
売上高 53.16億円 (前年同期比 +66.1%)
営業利益 -2.06億円 (前年同期は 0.09億円)
経常利益 -2.16億円 (前年同期は 0.15億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 -3.06億円 (前年同期は 0.35億円)
となっていました。
営業利益率は-3.88%です。
そして2Q末時点での自己資本比率は6.7%で、前年度よりも4.3%ダウンしています。
株式会社小僧寿し(9973)のセグメント別業績
2022年12月期中間決算では、
- 持ち帰り寿し事業
- デリバリー事業
- 飲食事業
- 障がい者福祉事業
- 食肉関連事業
に分かれて記載がありました。
それぞれの結果を確認しておきます。
持ち帰り寿し事業
売上高 22.65億円 (前年同期比 +2.12%)
セグメント利益 -1.48億円 (前年同期は +0.28億円)
セグメント利益率 -5.61% (前年同期比 -6.89%)
売上高は増加したものの、持ち帰り寿し事業では原料価格の高騰が打撃となった様で、赤字となっています。
デリバリー事業
売上高 6.66億円 (前年同期比 -32.20%)
セグメント利益 -0.59億円 (前年同期は -0.18億円)
セグメント利益率 -8.95% (前年同期比 -7.07%)
積極的な出店展開を進めているのですが、店舗当たりの売上高も減少している様です。
デリバリー事業は競争が激化しているんですね。
動向を注視したいと思います。
飲食事業
売上高 8.38億円
セグメント利益 0.20億円
セグメント利益率 2.44%
鳥料理を中心とした事業ですね。
「とり鉄」「とりでん」等を運営しています。
M&Aで買収した事業であり、前期の開示はありませんでした。
障がい者福祉事業
売上高 10.27億円
セグメント利益 -0.06億円
セグメント利益率 -0.61%
「ペット共生型障がい者グループホーム」の展開を主要な事業としています。
M&Aで買収した事業であり、前期の開示はありませんでした。
食肉関連事業
売上高 6.88億円
セグメント利益 -0.11億円
セグメント利益率 -1.72%
主要な事業として、食肉の生産加工事業を営んでいます。
M&Aで買収した事業であり、前期の開示はありませんでした。
株式会社小僧寿し(9973)の業績予想・進捗率
同社の通期業績予想と、2Q末時点での進捗率は以下の様になっています。
売上高 126.00億円 (前年同期比 +57.2%、進捗率 42.19%)
営業利益 1.20億円 (前年同期は -0.38億円)
経常利益 1.20億円 (前年同期は -0.87億円)
親会社株主に帰属する当期純利益 0.60億円 (前年同期は -6.19億円)
進捗率でいうと少し低めでの推移となっていました。
が、今後新型コロナウィルスに関連した制限が緩和されることで飲食業界での消費が増加してくるという期待をしつつ、様子を見たいと思います。
なお、小僧寿し店舗は、障がい者の方々への「就労継続支援事業所化」を進めている様で、収益を追い求めるだけではなく、社会福祉関連事業領域へも注力しています。
株式会社小僧寿し(9973)の配当利回り
同社の配当予想では、ゼロ円/株となっています。
第二四半期決算の時点では、利益剰余金がマイナス7.59億円となっていましたので、そちらが解消されてから・・・でしょうか。
業績の回復を気長に待ちたいと思います。
株式会社小僧寿し(9973)の株主優待
同社は、これまで株主優待制度を廃止した状態だったのですが
今年6月末時点の株主より株主優待制度を再開するという案内がありました。
内容としては、
毎年6月末現在の株主を対象として株主優待カードを贈呈
するというものです。
利用回数制限はないものの、
1回の利用上限金額は30,000円までになるそうです。
持ち帰り寿司を25人前とか頼まなければ3万円を超える事はなさそうですけどね・・・。
気になる割引額ですが、
となる様です。
まだ届いてはいないのですが、優待カードが届いたら当ブログでも紹介したいと思います。
Taco Bellでも利用できる様になるんでしょうかね。
微々たる金額であっても、身近に利用できる店舗が増えるとありがたいなと思います。
なお、当ブログの以下の記事でも株主優待制度新設について記事にしています。
宜しければそちらもご参照下さい。
*2022/10/16追記
同社の株主優待カードが届きました。
当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo