ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
日本国土開発株式会社(1887)という会社をご存じでしょうか?
土木、建築を柱とした建設業に所属する企業です。
shousanshouuoは、日本国土開発株式会社(1887)の末席株主です。
今回は「日本国土開発(1887) 2023年5月期1Q決算発表【売上高 +8.3%、営業利益 -34.9%、純利益 -25.5%】」についての記事です。
まとめ
日本国土開発株式会社(1887)は、東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の建設企業で、土木・環境技術や建築技術に強みを有しています。
昨日、同社からは2023年度5月期の第一四半期決算がリリースされており、前年同期と比較すると
売上高 +8.3%、営業利益 -34.9%
経常利益 -21.5%、純利益 -25.5%
という結果でした。
また、業績予想と比較すると進捗率はやや低めの水準であったことが気がかりですが、受注残高と手持ち工事量は増加している様なので、後から利益が伸びてくるのかもしれません。
今後も、末席株主として中期経営計画を達成できそうかどうか楽しみにしながら同社を応援していきたいと思っています。
日本国土開発株式会社(1887)とは
東京証券取引所プライム市場へ上場している、東京の建設企業です。
同社は、土木・環境技術や建築技術に強みを有しています。
横浜国際総合競技場や、ハウステンボス、オムロン御殿場リゾートセンタ等は同社が手掛けた建築物みたいです。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
日本国土開発株式会社(1887)の2023年5月期1Q決算
昨日、同社からは2023年5月期の第一四半期決算がリリースされていました。
早速、数値を確認しておきましょう。
売上高 284.74億円 (前年同期比 +8.3%)
営業利益 7.17億円 (前年同期比 -34.9%)
経常利益 8.72億円 (前年同期比 -21.5%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 5.42億円 (前年同期比 -25.5%)
となっていました。
営業利益率は2.52%です。
そして1Q末時点での自己資本比率は51.8%で、前年度よりも0.6%アップしています。
なお、2023年5月期第一四半期における同社の受注高は182.27億円となり、前年同期の74.74億円と比較するとかなりの伸びがあります。
売上が伸びた部分は、国内民間建築、海外建築の両者みたいですね。
合わせて、
手持ち工事の繰越高も、1,360.50億円から1,685.77億円へと増加しています。
日本国土開発株式会社(1887)のセグメント別業績
同社の決算短信では、
- 土木事業
- 建築事業
- 関連事業
の3セグメントに分かれて数値が記載されていました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
土木事業
売上高 117.48億円 (前年同期比 +14.48%)
セグメント利益 1.71億円 (前年同期比 +4,635.1%)
セグメント利益率 1.46% (前年同期より1.43%改善)
手持ち工事が順調に進捗したことと、前年度の専門工事会社の子会社化が寄与して増収増益となっています。
建築事業
売上高 162.92億円 (前年同期比 +10.71%)
セグメント利益 3.56億円 (前年同期比 -47.02%)
セグメント利益率 2.19% (前年同期より2.38%悪化)
手持ち工事の進捗は順調だったものの、前年同期の様な好採算案件が減少した様で、増収減益となってしまっていました。
関連事業
売上高 11.81億円 (前年同期比 -17.87%)
セグメント利益 5.42億円 (前年同期比 -27.15%)
セグメント利益率 45.89% (前年同期より5.84%悪化)
再生可能エネルギー事業と不動産事業を行っていますが、前期に一部資産の売却があたため、賃料と売電収入が減少となっています。
日本国土開発株式会社(1887)の業績予想・進捗率
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同社の通期業績予想と、1Q末時点での進捗率は以下の様になっています。
売上高 1,710.00億円 (前年同期比 +34.9%、進捗率 16.65%)
営業利益 90.00億円 (前年同期比 +13.1%、進捗率 7.97%)
経常利益 91.00億円 (前年同期比 +8.3%、進捗率 9.58%)
親会社株主に帰属する当期純利益 63.00億円 (前年同期比 -14.7%、進捗率 8.60%)
増収増益を見込んでいる様ですが、純利益だけは減る予定となっています。
ただ、それよりも気になるのは進捗率の悪さです。
足元の事業環境も、決して順風満帆という訳ではないはずですので今後業績予想は下振れがあるかもしれません・・・。
注意して状況をフォローしたいと思います。
【関連記事】
やはり、業績は予想を下回る結果となってしまいました。
当ブログの以下の記事で2023年5月期決算について紹介していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
なお、同社は中期経営計画を今年発表しており、2030年度には営業利益200億円という目標があります。
中期経営計画については、当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
日本国土開発株式会社(1887)の配当利回り
同社の配当予想では、中間配当10円、期末配当16円で合計26円/株となっています。
同社株式の昨日終値は631円でしたので、
予想配当利回り=26/631≒4.12%
という事になりますね。
これは、かなり高利回りと言える水準だと思います。
ただし、業績によって減配等のお知らせがあれば利回りは下がるでしょうから、十分注意が必要そうですね。
日本国土開発株式会社(1887)の株主優待
残念ながら、同社は株主優待制度を導入してはいません。
その代わり、配当や自社株買いでの株主還元へは積極的な姿勢を示しており、DOE*1で2.5~3.0%の株主還元を目指しているとの事です。
今年に入ってからは、上限30億円、発行済株式総数に対する5.6%の自己株式取得がリリースされていましたね。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo