目次
- まとめ
- 株式会社小僧寿し(9973)とは
- 株主優待制度の新設に関するお知らせ
- 特定子会社の異動を伴う新設会社であるアスラポート株式会社の株式の取得及び第三者割当による新株式発行に関するお知らせ並びに主要株主及び主要株主である筆頭株主の異動及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ
- 株式会社小僧寿し(9973)の2022年12月期1Q決算
- 株式会社小僧寿し(9973)のセグメント別業績
- 株式会社小僧寿し(9973)の業績予想・進捗率
- 株式会社小僧寿し(9973)の配当利回り
ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社小僧寿し(9973)を、ご存じでしょうか?
かつては、日本中に店舗網を構えていた持ち帰り寿司店を運営する企業です。
shousanshouuoは、小僧寿しの末席株主です。
今回は「小僧寿し(9973) 株主優待制度新設、アスラポートの特定子会社化」についての記事です。
まとめ
株式会社小僧寿し(9973)は、東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、東京の企業です。
同社の事業内容は持ち帰りすし事業、デリバリー事業、外食事業、障がい者福祉事業、食肉関連事業となっています。
昨日、同社からは
株主優待制度の新設
と
アスラポートの特定子会社化
が発表されました。
株主優待制度の割引率は、正直言って微妙なラインなのですが・・・。
株価が少しでも上がってくれたら嬉しいですね。
アスラポートの特定子会社化に関しては、外食産業全体が息を吹き返してくれたら状態が良くなるのではないか、とも期待をしたいところです。
いろいろと事業継続に向けて模索を続けている企業でもあり、面白い企業だなぁ。
と思います。
今後も、何か新しいニュースを期待しながら末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社小僧寿し(9973)とは
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、東京の企業です。
同社の事業内容ですが、
- 持ち帰りすし事業
- デリバリー事業
- 外食事業
となっています。
また、当ブログの以下の記事にも同社の事業内容や歴史・業績についての記載をしていますので宜しければそちらもご参照下さい。
株主優待制度の新設に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容としては、
毎年6月末現在の株主を対象として株主優待カードを贈呈
するというものです。
利用回数制限はないものの、
1回の利用上限金額は30,000円までになるそうです。
持ち帰り寿司を25人前とか頼まなければ3万円を超える事はなさそうですけどね・・・。
気になる割引額ですが、
となる様です。
shousanshouuoは、末席株主ですので3%割引ですね。
正直なところ、微妙なありがたみです・・・。
*2022/10/16追記
同社の株主優待カードが届きました。
当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
特定子会社の異動を伴う新設会社であるアスラポート株式会社の株式の取得及び第三者割当による新株式発行に関するお知らせ並びに主要株主及び主要株主である筆頭株主の異動及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ
併せて、昨日は上記名称のリリースがありました。
いや、長すぎて分かりにくいですし、声に出したら噛みそうです・・・。
新・アスラポート(この名称もめちゃくちゃ分かりにくいんですけどね)の普通株式の現物出資、および貸付債権の現物出資による払い込みであるため、
資金の移動はほぼ発生せずに261店舗(直営17店、FC244店)を運営する企業の全株式を取得するというものです。
アスラポートは、北海道ラーメンの「どさん子」や九州薩摩の鳥料理に起源をもつ「ぢどり亭」、ミルフィーユかつ専門店の「キムカツ」等を運営している企業であるとの事です。
取得予定の企業の業績ですが、
2022年3月期では売上高23.05億円、営業利益 -1.09億円、経常利益 -1.09億円、当期純利益 -0.60億円だった様です。
赤字企業じゃないですか。
小僧寿しとのシナジー効果が見込めるかどうかも正直微妙な気がします・・・。
協業で業績が改善してくれるとすれば、既存店舗内にフードデリバリーのデリズを出店できる可能性でしょうか。
あとは、外食産業そのものが復活してくれば十分に利益貢献も見込めるのですがね。
*2022/9/9追記
なお、同社はタコベルの日本事業を譲受することも後にリリースしています。
当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社小僧寿し(9973)の2022年12月期1Q決算
同社の2022年12月期1Q決算は、5/13にリリースされています。
内容を確認しておきましょう。
売上高 30.55億円 (前年同期比 +98.8%)
営業利益 -0.52億円 (前年同期は +0.10億円)
経常利益 -0.54億円 (前年同期は +0.07億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 -1.03億円 (前年同期は +0.32億円)
となっていました。
M&Aの影響もあって、売上高は大きく伸長していますが減益という結果でした。
営業利益率は-1.71%です。
そして1Q末時点での自己資本比率は10.0%で前年度よりも1.0%ダウンしています。
株式会社小僧寿し(9973)のセグメント別業績
同社の報告セグメントですが、
- 持ち帰りすし事業等
- デリバリー事業
- 飲食事業
- 障がい者福祉事業
- 食肉関連事業
となっています。
そのうち、持ち帰りすし事業等とデリバリー事業以外に関してはM&Aの結果増えた事業領域という事になりますので、昨年との比較は難しそうです。
持ち帰りすし事業等
売上高 11.68億円 (前年同期比 +10.0%)
セグメント利益 -0.60億円 (前年同期は +0.25億円)
セグメント利益率 -5.18% (前年同期比 -7.61%)
スーパーマーケットの運営を開始した事もあり、売上高は伸長していますね。
仕入れ価格の上昇が響いた事もあって増収減益の結果です。
デリバリー事業
売上高 3.64億円 (前年同期比 -23.29%)
セグメント利益 -0.16億円 (前年同期は -0.15億円)
セグメント利益率 -4.50% (前年同期比 -1.26%)
フードデリバリー業界の競争が激化している事に加えて、経済のリオープンという事も相まって店舗当たりの売上高は減少してしまった様です。
飲食事業
売上高 3.99億円
セグメント利益 0.02億円
セグメント利益率 0.52%
なんとか黒字を確保しています。
今後、居酒屋業態の業績回復が見込めれば利益貢献してくれる可能性はありそうです。
障がい者福祉事業
売上高 5.08億円
セグメント利益 0.34億円
セグメント利益率 6.77%
ペット共生型障がい者グループホームの展開を主要な事業としている様です。
テレビなんかでも取り上げられている事業の様で、一定の知名度を得ている様です。
食肉関連事業
売上高 6.88億円
セグメント利益 -0.11億円
セグメント利益率 -1.72%
株式会社小僧寿し(9973)の業績予想・進捗率
同社の通期業績予想と、1Q末時点での進捗率は以下の様になっています。
売上高 126.00億円 (進捗率 +24.25%)
営業利益 1.20億円
経常利益 1.20億円
親会社株主に帰属する当期純利益 0.60億円
ここに、アスラポートの分が加わるため年間売上高は150億円程度になる可能性がありますね。
あとは、アスラポートがどれだけ赤字幅を縮小できるか・・・というところで、最終黒字を確保できるかどうかが決まりそうです。
株式会社小僧寿し(9973)の配当利回り
残念ながら、同社の配当予想はゼロ円/株となっています。
早めに業績が回復して配当を検討してもらえる段階になる事を期待したいですね。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo