ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
皆さんは、サンマルクカフェや鎌倉パスタを利用した事はあるでしょうか?
これらの店舗はサンマルクホールディングス(3395)が運営しており、ショッピングモールや商業ビルだけでなく、郊外型店舗も存在しています。
shousanshouuoは、株式会社サンマルクホールディングスの末席株主です。
今回は「株式会社サンマルクホールディングス(3395)の3Q決算」についての記事です。
株式会社サンマルクホールディングスとは
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同社は、東京証券取引所市場第一部へ上場しており、4月以降はプライム市場への移行が予定されている岡山県の企業です。
同社の事業内容としては、
「フランチャイズチェーンシステムを含むレストラン及びカフェ等の事業を行う子会社の経営指導等」
となっています。
同社の歴史
1989年に「株式会社大元サンマルク」が設立されたのがルーツです。
同年、他社からの継承で岡山市に洋食レストラン「ベーカリーレストラン・サンマルク」の運営を開始しています。
そして、翌1990年には商号を「株式会社サンマルク」へと変更になっています。
1995年には「株式会社サンマルク」が株式の店頭公開を果たしています。
当時は、インテリアコーディネイト事業なんていうものもやっていたみたいです(1998年に廃止)。
1999年になり、コーヒーショップである「サンマルクカフェ」の第1号店がオープンとなります。チョコクロが同店の代表商品ですね。
2002年には、株式会社サンマルクが東京証券取引所市場第二部へ上場となります。
そして、早くも翌2003年に東京証券取引所市場第一部指定銘柄になっています。
2004年には、「生麺工房鎌倉パスタ」の1号店をオープンさせていました。
2005年になり、現在の「株式会社サンマルクホールディングス」へ商号が変更されています。
株式会社サンマルクホールディングスの3Q決算
本日は、そんな同社の3Q決算が発表されていました。
早速、中身を確認してみましょう。
売上高 355.90億円 (前年度比 +11.3%)
営業利益 -25.41億円 (前年度は -31.11億円)
経常利益 25.88億円 (前年度は -30.49億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 -38.43億円 (前年度は -58.41億円)
となっていました。
営業利益率は、-7.14%です。
そして3Q末時点での、同社の自己資本比率は64.3%で、昨年度よりは3.2%ダウンしています。
株式会社サンマルクホールディングスのセグメント別業績
決算短信では、同社の報告セグメントとしては
- レストラン事業
- 喫茶事業
- その他事業
に分かれています。
早速、それぞれを確認してみましょう。
レストラン事業
売上高 194.39億円 (前年度比 +10.2%)
セグメント利益 -6.50億円 (前年度は -7.16億円)
セグメント利益率 -3.34% (前年度比 +0.72%)
ベーカリーレストランサンマルク、鎌倉パスタ、BAQETや回転寿司の函館市場等がこのセグメントに属している様です。
喫茶事業
売上高 159.79億円 (前年度比 +13.0%)
セグメント利益 -8.23億円 (前年度は -13.89億円)
セグメント利益率 -5.15% (前年度比 +4.68%)
サンマルクカフェや倉式珈琲店等がこのセグメントに属している様です。
その他事業
売上高 1.73億円 (前年度比 -7.9%)
セグメント利益 -0.79億円 (前年度は -1.01億円)
セグメント利益率 -45.75% (前年度比 +8.15%)
その他事業には、同社の実験業態が含まれている様です。
そのため、売上高も利益もわずかなものになっているんですね。
株式会社サンマルクホールディングスの業績予想・進捗率
同社の通期業績予想と、3Q末時点での進捗率は以下の様になっています。
売上高 490.00億円 (前年度比 +11.4%、進捗率 72.63%)
営業利益 -27.00億円 (前年度は -40.35億円)
経常利益 24.00億円 (前年度は -36.2億円、進捗率 107.83%)
親会社株主に帰属する当期純利益 -45.00億円 (前年度は -80.60億円)
同社の予想では、4Qでも売上が伸長する一方で、経常利益は減少する見通しという事の様です。
コロナウィルス感染症の影響を考慮すると、売上高を含め、いずれの数値も若干下振れる可能性があるのではないかという懸念があります。
【関連記事】
同社のコロナ後の業績については、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
自己株式取得のお知らせ
本日、同社からは40万株(発行済み株式総数マイナス自己株式に対する割合1.88%)を上限とした6.5億円分の自己株式取得のお知らせがリリースされていました。
流通株式数が減るのはありがたい事ですが、残念ながら出店するよりも自己株式を取得した方が投資効率が良いという判断の可能性がありますね・・・。
株式会社サンマルクホールディングスの配当利回り
同社の配当予想では、中間配当22円、期末配当22円で合計44円/株となっています。
本日、同社の終値は1,535円でしたので、
予想配当利回り=44/1,535≒2.87%
という事になりますね。
数値としてはまずまずなのですが、同社は純損失を計上する見込みとなっていますのでこんなに配当を出さなくても良いのでは・・・と思ってしまいます。
業績が改善してくれたら良いのですが、企業価値が下がってしまうのが心配です。
株式会社サンマルクホールディングスの株主優待
同社は3月末日の100株以上の株主に対して、
- 株主優待カード(同社店舗で10~20%割引)
を贈呈しています。
割引の上限額はないので、予想優待利回りはどれだけ同社店舗を利用するかによって変わってきます。
仮に、サンマルクカフェでチョコクロ(190円)とコーヒーM(290円)を購入した場合には、20%割引となるため、96円の割引となりますね。
まだ優待カードを頂いた事はないので、届いたら使ってみたいと思います。
【関連記事】
なお、実際に届いた優待カードの券面は当ブログの以下の記事に記載していますので宜しければそちらもご参照下さい。
まとめ
株式会社サンマルクホールディングス(3395)は、東京証券取引所市場第一部に上場しており、4月以降はプライム市場への移行が予定されている岡山県の企業です。
同社は、ベーカリーレストラン・サンマルク、サンマルクカフェ、ベーカリーレストラン・バケット、生麺工房鎌倉パスタ、倉式珈琲店等の店舗を運営しています。
2021年12月末の時点では、直営店816店舗、フランチャイズ店31店舗で合計847店舗を運営しています。
本日、同社からは上限40万株、6.5億円の自己株式取得についてもリリースされていました。
まだまだコロナウィルス感染症の影響で厳しい営業状態が続きそうですが、ゆっくりと業績が回復する事を期待しています。
なお、同社の予想配当利回りは2.87%とまずまずですが、
赤字経営が続く様であれば減配・無配となるリスクは非常に高くなると思います。
なんとか、増配してもらえる様に末席株主として同社を末永く応援していきたいと思っています。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo