ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
焼肉坂井ホールディングスをご存じでしょうか?
焼肉屋さかいや、とりあえず吾平、村さ来等を運営している企業です。
shousanshouuoは、焼肉坂井ホールディングスの末席株主です。
今回は「焼肉坂井ホールディングス(2694)の復配」についての記事です。
まとめ
株式会社焼肉坂井ホールディングス(2694)は、JASDAQ市場へ上場している愛知県の企業です。
同社は焼肉だけでなく、居酒屋、寿司、レストラン等を幅広く運営しており全国に直営379店舗、FC202店舗を運営している外食企業グループです。
昨日、同社の配当予想が修正されており復配の見通しとなっていました。
0.5円/株であっても復配は嬉しいものです。
ただし、同社が利益を計上できているのはあくまでも営業外収益で助成金収入があるためです。これがなければ大赤字を垂れ流して事でしょう。
新型コロナウィルス感染症が収まっても、すぐには居酒屋の客足が戻らないだろうと予測されている事もあり、同社は焼肉事業の強化を図っています。
同社の予想配当利回りは0.77%、予想配当+優待利回りは2.31%となっています。
500円優待券と15%・20%割引を併用する事で、さらに利回りを高める事が出来るのはありがたいです。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社焼肉坂井ホールディングスとは
JASDAQ市場に上場している愛知県の企業です。
同社の事業内容としては、
「飲食事業の経営・企画・運営、フランチャイズ事業、事業再生コンサルティング事業、海外事業、食品加工事業」
となっています。
同社の店舗は大きく分けると
- 焼肉・しゃぶしゃぶ:焼肉屋さかい、肉匠坂井、カルビ大陸など
- 居酒屋・バル・鍋:とりあえず吾平、村さ来、てんてけてんなど
- 寿司・海鮮:平禄寿司、七福、地魚屋など
- レストラン:Pasta&Pizza 壁の穴、敦煌、暖中など
- ファストカジュアル:ピザ テン・フォー、おむらいす亭など
- 提携ブランド:ドミニク・ブシェ トーキョーなど
に大別されます。
3Q末時点で、同社グループの直営店舗は379店舗、FC店舗は202店舗となっています。
同社の歴史
1959年 「株式会社教育用品センター」が設立されています。当時は、まだ飲食事業を行っていなかったんですね。
1967年になり、「元禄寿司」として飲食事業を開始しています。
2004年には、JASDAQ市場への上場を果たしています。
2005年には「株式会社ジー・コミュニケーション」と資本業務提携契約を締結しています。ジー・コミュニケーショングループですね。
同年には、破綻した企業である「株式会社ゼクー」から郊外型居酒屋事業である「とりあえず吾平」の営業を譲渡され、商号を「株式会社ジー・テイスト」へと変更しています。
2006年には、ちゃんこ鍋「江戸沢」を運営する「株式会社江戸沢」を子会社化しています。
2010年になり、居酒屋「村さ来」などを運営する「フードインクルーヴ株式会社」を吸収合併しており、事業拡大を図っています。
ただし、翌年には東日本大震災が起こってしまい日本中が自粛ムードとなってしまった事や、東北地区の平禄寿司店舗が打撃を受けた事で業績が徐々に下降してしまいました。
2013年には「株式会社神戸物産」と業務提携を果たし、グループ企業であった「株式会社ジー・ネットワークス」「株式会社さかい」を吸収合併しています。
その後2021年には、商号を現在の「株式会社焼肉坂井ホールディングス」に変更しています。
歴史を見てみると、積極的に他社の買収を続けてきており現在は多数のブランドや業態を有する外食事業グループを形成している事が分かります。
株式会社焼肉坂井ホールディングスの3Q決算
同社の3Q決算を確認しておきましょう。
売上高 135.14億円 (前年度比 -9.3%)
営業利益 -15.08億円 (前年度は -13.97億円)
経常利益 8.05億円 (前年度は -9.98億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 6.20億円 (前年度は -11.21億円)
となっていました。
営業利益率は、-11.17%です。
そして3Q末時点での、同社の自己資本比率は43.6%で前年度より5.5%アップしています。
株式会社焼肉坂井ホールディングスのセグメント別業績
同社は「外食産業」の単一セグメントであるためセグメント別の記載はありませんでした。
株式会社焼肉坂井ホールディングスの業績予想・進捗率
同社の通期業績予想と、3Q末時点での進捗率は以下の様になっています。
売上高 187.42億円 (前年度比 -5.0%、進捗率 72.11%)
営業利益 -14.00億円 (前年度は -18.68億円)
経常利益 4.62億円 (前年度は -12.92億円、進捗率 174.24%)
親会社株主に帰属する当期純利益 2.59億円 (前年度は -20.15億円、進捗率 239.38%)
3Q決算では、営業外収益として、助成金収入が22.65億円計上されていました。
その効果が大きい様ですね。
4Qも新年会や送別会の需要を期待する事は難しそうな状況ですので、売上高は予想をやや下回るかもしれないな、と感じています。
株式会社焼肉坂井ホールディングスの配当利回り
同社の配当予想は、ゼロだったのですがここに来て期末配当0.5円/株となる事が発表されました。
本日、同社の終値は65円でしたので、
予想配当利回り=0.5/65≒0.77%
という事になりますね。
非常に業績が厳しい中、よく配当を決定したなというのが正直な感想です。
株式会社焼肉坂井ホールディングスの株主優待
同社の優待については、当ブログの以下の記事に記載しています。
仮に1,000株を保有した場合には
3月末に500円券1枚+15%引券3枚
9月末に500円券1枚+15%引券3枚
がそれぞれいただけます。この場合は、
予想配当+優待利回り=0.5+1/65≒2.31%
という計算になりそうです。
まずまずの利回りと言えるでしょうか。
また、15%引券をうまく活用すると(これまでは株主優待券との併用が可能でした。将来は分かりませんが)さらに高い利回りを狙う事も出来ます。
【関連記事】
同社からは2023/3月に株主優待制度の変更がリリースされました。
当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
本日の取引
本日は、
- アゴーラホスピタリティグループ(9704)
を一部売却しています。
なんでかな、と思いつつも一気に値上がりしたので売却益を得ています。
また、いつもの株価へ落ち着く様であれば再度買い増しを検討します。
そこで得られた資金で、
-
アルデプロ(8925)
を追加購入しました。
なかなか値上がりしないとしても、配当が出る可能性があるのでそれだけでも十分かなと思っています。また、タイミングを見計らって売却や追加購入を検討したいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo