ショウサンショウウオの投資部屋

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朝日放送グループホールディングス株式会社(9405)の業績予想上方修正、増配、株主優待拡充について

目次

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
朝日放送ホールディングス株式会社は、関西の放送局を運営している企業です。
本日、同社からは3Q決算、業績予想の上方修正、増配、株主優待の拡充が発表されました。
shousanshouuoは、朝日放送グループホールディングス株式会社の末席株主です。
今回は朝日放送グループホールディングス株式会社(9405)の業績予想上方修正、増配、株主優待拡充」についての記事です。

朝日放送グループホールディングス株式会社とは

東京証券取引所市場第一部へ上場しており、4月以降はプライム市場への移行が予定されている大阪の企業です。事業内容は、認定放送持株会社となっています。

同社は「総合コンテンツ事業グループ」としての成長を図るために、

  • 放送事業
  • コンテンツ事業
  • ライフスタイル事業

の3つの事業領域を定義しており、将来的にはコンテンツ事業を大幅に伸ばす事を計画しています。
朝日放送テレビは、近畿2府4県に加えて、徳島と三重の一部でも視聴する事が出来るため、2,159万人・1,018万世帯の潜在視聴者を抱えています。
全国ネット番組では「ポツンと一軒家」「芸能界常識チェック」「新婚さんいらっしゃい」「熱闘甲子園」「M-1グランプリや新シリーズがはじまったばかりのプリキュア等を制作しています。
また、ローカル番組としては朝のおはよう朝日ですや、深夜バラエティ番組の探偵!ナイトスクープ」「相席食堂」等は、比較的知名度が高いのではないでしょうか。

同社の歴史

1951年に朝日放送株式会社」が設立され、ラジオ放送を開始しています。
1955年には大阪テレビ放送株式会社(OTV)」が設立され、翌1956年より本放送が開始となっています。
1959年に、朝日放送大阪テレビ放送が合併となっています。
翌1960年には、テレビのカラー放送がすでに開始されています。まだカラーで視聴できる世帯は限られていたとは思いますが・・・。
1961年になって、同社の株式は大阪証券取引所市場第二部へと上場を果たしています。
その後は、1982年になって日本初のクラシック音楽専門ホール「ザ・シンフォニーホール」を開館させています。
2008年になり、社屋が現在の位置へと移転しています。
2013年の市場統合によて、同社株式は東京証券取引所市場第二部へと移行し、翌2014年になって東京証券取引所市場第一部指定銘柄となっています。
2018年になり、現在の認定放送持株会社という形に移行したため、現在の「朝日放送グループホールディングス株式会社」という長い社名に変更となっていました。

朝日放送グループホールディングス株式会社の3Q決算

本日、同社は3Q決算の発表に合わせて、

  • 業績予想の(上方)修正
  • 配当予想の(上方)修正
  • 株主優待制度の変更(拡充)

を発表していました。
まずは、3Q決算から確認してみましょう。

売上高              637.32億円 (前年度比 +12.0%)
営業利益             34.87億円 (前年度比 +378.1%)
経常利益             40.84億円 (前年度比 +259.0%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 28.15億円 (前年度は -20.31億円)

となっていました。
大幅な増収増益ですね。
営業利益率は、5.47%です。
そして3Q末時点での、同社の自己資本比率は55.9%と、前年度よりも0.4%アップしています。

朝日放送グループホールディングス株式会社のセグメント別業績

同社のセグメントは、放送・コンテンツ事業とライフスタイル事業に分かれています。
それぞれ確認してみましょう。


www.youtube.com

放送・コンテンツ事業

売上高              536.00億円 (前年度比 +21.6%)
セグメント利益 29.00億円 (前年度比 +2,148.06%)
セグメント利益率   5.41% (前年度比 +5.12%)

オリンピック中継やイベントの影響、番組制作の条件緩和等もあり、テレビスポット収入が大幅に回復したみたいですね。

ライフスタイル事業

売上高              108.64億円 (前年度比 -20.3%)
セグメント利益    8.08億円 (前年度比 -3.46%)
セグメント利益率   7.44% (前年度比 +1.20%)

住宅展示場の出展料が伸びたものの、前期にはおおがたの不動産販売があったことで減収になっていました。

朝日放送グループホールディングス株式会社の業績予想・進捗率

同社の通期業績予想は、以下の様に本日上方修正となっています。
                                                          前回予想    修正予想

売上高              840.00億円 → 850.00億円(+1.2%)
営業利益            29.00億円 →    50.00億円(+72.4%)
経常利益            32.00億円 →    55.00億円(+71.9%)
親会社株主に帰属する当期純利益 21.00億円 →    34.00億円(+61.9%)

また、3Q末時点での進捗率は以下の様になっています。

売上高              850.00億円に対し 進捗率 74.98%
営業利益            50.00億円に対し 進捗率 69.74%
経常利益            55.00億円に対し 進捗率 74.25%
親会社株主に帰属する当期純利益 34.00億円に対し 進捗率 82.79%

朝日放送グループホールディングス株式会社の配当利回り

同社が本日発表した配当予想の修正では、中間配当7円、期末配当6円→17円で
合計13円→24円/株増配になっています。
本日、同社の終値は708円でしたので、

予想配当利回り=24/708≒3.39%

という事になりますね。
これはまずまずの配当利回りだと思います。

朝日放送グループホールディングス株式会社の株主優待

同社の株主優待で実際に届いたQUOカードの券面は、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com


ですが、本日株主優待制度の変更が発表されていました。
増配とセットでの発表の場合、得てして縮小されてしまう事が多いのですが、同社はありがたいことに拡充してくれたのでした!
拡充の内容として、

3月末の時点で500株以上保有する株主へは、
QUOカード 500円分 → 3,000円分

へ優待額をアップするという内容でした。
shousanshouuoは、末席株主ですのであんまり関係のない話でした・・・。
ちなみに、100株を保有した場合の

予想配当+優待利回り=24+10/708≒4.80%

という計算になり、かなりの高利回りという事になります。

また、500株を保有した場合の

予想配当+優待利回り=24+7/708≒4.38%

という事になり、利回りとしては100株保有に分があるという結果でした。

まとめ


www.youtube.com

朝日放送グループホールディングス株式会社(9405)は、東京証券取引所市場第一部へ上場しており、4月以降はプライム市場への移行が予定されている大阪の企業です。
同社は認定放送持株会社であり、テレビ放送、ラジオ放送以外にもコンテンツ事業や不動産事業等を行っています。
本日、3Q決算の発表に合わせて

  1. 業績予想の上方修正
  2. 配当予想の上方修正
  3. 株主優待制度の変更(拡充)

を発表していました。
一般的に、配当予想が上方修正されると優待は縮小される事が多いのですが同社は優待も拡充するという超大判振る舞いで対応してくれています。
有難い限りですね。
今後、テレビ放送は右肩下がりになる可能性がありますが、同社はコンテンツへの注力を表明しているため、テレビ放送が衰退したとしてもコンテンツ事業の収益を増やす事で対応する方針となっています。
同社のM-1」「プリキュア」「ナイトスクープ等は非常に熱心なファンも多いですので、今後も同社のコンテンツの価値へは期待が持てるのではないかと考えます。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo