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株式会社ひらまつ(2764)は、高級レストランやオーベルジュを運営しており、
フランス料理店のポール・ボキューズを国内展開しています。shousanshouuoは、株式会社ひらまつ(2764)の末席株主です。
今回は「ひらまつ(2764) 2023年9月度月次速報を発表【レストラン、ホテル好調で累計で前年同期比 +10.7%での推移に!!】」についての記事です。
まとめ
株式会社ひらまつ(2764)は、東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。
同社はレストラン・カフェ・ホテルの運営を行っており、
新型コロナウィルス感染症の影響が尾を引いていましたが、
月次速報を見る限りでは業績は改善が続いている様です。
また、在庫回転率とキャッシュコンバージョンサイクルの改善も続いており経営状況が好転しているのを数字でも実感できます。
更なる業績改善を期待しつつ、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社ひらまつ(2764)とは
東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。
同社はレストラン・カフェ・ホテルの経営を行っており、日本各地に高級レストランやホテルを有しています。
新型コロナウィルス感染症の影響をもろに受けてしまい、経営が厳しくなってからは、マルハン系のファンドが筆頭株主となっています。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社ひらまつ(2764) 月次速報(単体)に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
同社は毎月の月次速報(単体)を開示してくれています。
この1年間の推移をみていると、季節やイベント等で客足の変化はありますが、
レストラン・ホテル事業での前年度割れはなく好調な推移となっています。
2023年9月度売上高
全社合計 11.11億円
レストラン事業 4.01億円 (既存店前年比 +16.7%)
ブライダル事業 3.19億円 (既存店前年比 -0.1%)
ホテル事業 3.75億円 (既存店前年比 +13.7%)
となっていました。
各事業における単価向上を狙った施策が功を奏したとの記載がありました。
なお、同社はこれからクリスマスシーズンにかけてが繁忙期となるため、人員の充足を行うことで売上の最大化を図る見込みとなっているそうです。
株式会社ひらまつ(2764) 2024年3月期1Q決算
2023/8/14に同社の2024年3月期第一四半期決算がリリースされています。
数値を確認しておきましょう。
売上高 32.96億円 (前年同期比 +14.4%)
営業利益 -0.13億円 (前年同期は -2.49億円)
経常利益 -0.34億円 (前年同期は -2.54億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 -0.42億円 (前年同期は -2.62億円)
となっていました。営業利益率は -0.40%です。
そして1Q末時点での自己資本比率は20.8%と前期末よりも0.1%ダウンしていました。
また、これまでの記事にした時と同様に棚卸資産の状況を確認したところ、
売上高は前年度よりも随分と上昇しているにも関わらず
流動資産の中の「原材料及び貯蔵品」の金額は +1.35%程度でした。
よって、前年度よりも在庫の回転率は上昇している状態と示唆されます。
実際、棚卸資産回転期間を比較してみると、
- 前期1Q:42.37日
- 今期1Q:37.52日
と、在庫保有期間が短縮している事が分かります。
この結果、キャッシュ・コンバージョンサイクルも前期から約6日短縮し、30.84日となっています。
前年度よりも経営効率が上昇しており、数字でも業績の改善が納得出来そうです。
株式会社ひらまつ(2764)のセグメント別業績
同社の決算短信では、
- レストラン事業
- ホテル事業
- その他
に分かれて記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
レストラン事業
売上高 22.31億円 (前年同期比 +15.23%)
セグメント利益 2.58億円 (前年同期比 +114.81%)
セグメント利益率 11.59% (前年同期より5.37%改善)
増収増益となっています。
コスト増の影響は受けたものの、ランチ・ディナー売上がともに計画を上回って推移しているそうです。
大規模パーティ等の問い合わせが増加したことで、今後の法人向け営業も期待が出来そうです。
また、ブライダル部門でも前年同期を上回る売上推移となっています。
婚礼への列席者数も戻りつつある様で、組単価は計画を上回っているとの記載がありました。
ホテル事業
売上高 10.18億円 (前年同期比 +12.79%)
セグメント利益 -0.20億円 (前年同期は -0.59億円)
セグメント利益率 -1.98% (前年同期より4.65%改善)
本セグメントも増収となり、赤字幅は縮小しています。
今後、インバウンドも含めて旅行需要の回復が続くことで更なる業績アップを期待したいところです。
その他事業
売上高 0.68億円 (前年同期比 +64.32%)
セグメント利益 0.11億円 (前年同期比 +57.54%)
セグメント利益率 17.34% (前年同期より0.75%悪化)
テイクアウトやデリバリー、オンライン販売等を含んだものの様です。
また、新規事業として「センタラグランドホテル大阪」に
「カフェ・ミケランジェロ」ライセンスブランドでのカフェ1号店オープンを予定として開業準備を進めているとの記載がありました。
知名度の向上や、今後の更なるライセンス展開にもつながる可能性がありますね。このプロジェクトからの発展性を個人的に期待したいところです。
【関連記事】
同社の昨年の業績については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社ひらまつ(2764)の
2024年3月期業績予想・進捗率
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同社の2024年3月期の通期業績予想は、以下の数値となっています。
売上高 130.73億円 (前年度比 +5.6%)
営業利益 0.12億円 (前年度は -6.17億円)
経常利益 -0.68億円 (前年度は -6.12億円)
親会社株主に帰属する当期純利益 -1.11億円 (前年度は -9.04億円)
増収で営業黒字を見込んでいますが、最終赤字予想となっています。
ホテル事業での稼働率アップと収益化が、同社の将来の業績を左右する大きな要因となりそうですね。
なかなか他社がマネを出来ないビジネスモデルだと思いますので、是非とも国内・海外リピーター客を増やして、客室稼働率アップを達成していただきたいものです。
なお、同社の月次速報の数字では、
4月~9月の売上高累計は63.93億円
ですので、
現在の売上高予想に対する進捗率は 48.90%
となります。
冬場の業績次第でしょうが、これから繁忙期に差し掛かるということを考えると、
売上高は上方修正が期待できるかもしれません。
株式会社ひらまつ(2764)の配当利回り
同社の2024年3月期の配当予想は、残念ながらゼロ円/株となっています。
安定的な利益を計上することが出来る経営状態となる事を期待したいですね。
株式会社ひらまつ(2764)の株主優待
同社の株主優待制度は、以下の様になっています。
- レストランにおける飲食代の割引
ホテルにおける宿泊代、飲食代の割引
100~499株:10%割引
500株以上 :20%割引 - 婚礼における飲食代金の10%割引
- 株主限定の優待フェア開催
- 通信販売「ひらまつオンライン」におけるワイン代20%割引
- お食事券の割引販売
いずれも利用しなければメリットが得られないものですが、
高級レストランへのハードルが若干下がるかなと思います。
shousanshouuoは、同社が運営しているレストランでランチなんて贅沢をしてみたいと思いながら、なかなか利用出来ずにいます・・・。
【関連記事】
ちなみに、届いた株主優待カードの券面は当ブログの以下の記事に掲載しています。宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo