ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
NCS&A株式会社(9709)をご存じでしょうか?
あまり一般消費者には馴染みのない企業かもしれませんね。
shousanshouuoは、NCS&A株式会社(9709)の末席株主です。
今回は「NCS&A(9709) 業績予想・配当予想の上方修正を発表【年間25円⇒28円配当へ増額】」についての記事です。
まとめ
NCS&A株式会社(9709)は、
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している大阪の老舗IT企業です。
昨日、同社からは今年度2回目となる業績予想・配当予想の修正が発表されました。
発表内容は非常にポジティブなもので、増収増益・増配というものです。
同社の配当利回りは高めで推移しており、自社株買いも継続してくれていますので、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
NCS&A株式会社(9709)とは
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している大阪の企業で、
ソフトウェア開発を行っている老舗IT企業です。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事で紹介しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
NCS&A株式会社(9709) 業績予想及び期末配当予想の修正に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容ですが、業績予想・配当予想どちらも増額となるポジティブな修正でした。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
業績予想の修正について
昨日、同社からは以下の様に通期業績予想の上方修正が発表されました。
昨年度もそうでしたが、同社のパターンとして
10月頃に業績予想・配当予想修正①回目をリリース
2-3月頃に業績予想・配当予想修正②回目をリリース
という傾向がありそうです。
前回発表予想 今回修正予想
売上高 190.00億円 ⇒ 192.00億円 (増減率 +1.1%)
営業利益 14.00億円 ⇒ 15.30億円 (増減率 +9.3%)
経常利益 14.50億円 ⇒ 16.00億円 (増減率 +10.3%)
親会社株主に帰属する当期純利益 10.50億円 ⇒ 12.50億円 (増減率 +19.0%)
いずれの数値も上方修正となっており、非常に安心出来ますね。
業務の受注も予想を上回り、利益率も予想を上回るという
理想的な結果になったみたいです。
【関連記事】
同社は、前期も2回の業績・配当予想修正をリリースしていました。
当ブログの以下の記事で紹介していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
配当予想の修正について
同社の配当予想では、中間配当0円、期末配当25円で合計25円/株となっていました。
今回の修正予想では、
期末配当 25円 ⇒ 28円
へと増額になっています。
なお、前回の配当予想修正では、期末配当 22円 ⇒ 25円
へと増額となっていましたので、こちらも順調に増配ということになります。
同社株式の昨日終値は650円でしたので、
予想配当利回り=28/650≒4.31%
という事になりますね。
高配当利回りと言えるのではないでしょうか。
NCS&A株式会社(9709)の2023年3月期3Q決算
出ていくか、払うか 家賃保証会社の憂鬱 [ 鶴屋 なこみん ]
- 価格: 1210 円
- 楽天で詳細を見る
2023/1/31に、同社の2023年3月期第三四半期決算がリリースされていました。
そちらの数値も確認しておきましょう。
売上高 143.61億円 (前年同期比 -1.6%)
営業利益 10.94億円 (前年同期比 +25.0%)
経常利益 11.27億円 (前年同期比 +21.3%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 8.43億円 (前年同期比 +33.3%)
となっていました。
わずかに減収となるも、増益ですね。
営業利益率は7.62%です。
そして3Q末時点での自己資本比率は58.6%と、前期末よりも1.4%アップしています。
NCS&A株式会社(9709)のセグメント別業績
決算短信では、同社グループはITサービス事業の単一セグメントであるため、
セグメント毎の経営成績の記載は省略されていました。
ただし、売上分類別の概況が記載されていましたので以下に掲載しておきます。
自社製品によるソリューション
売上高 33.73億円 (前年同期比 +10.43億円)
外資系保険会社向けの大型案件やアライアンス先との協議案件が順調に推移していたみたいですね。
システムインテグレーション
売上高 63.16億円 (前年同期比 +3.13億円)
インボイス制度対応に向けた案件の活発化もあり、売上高は堅調な推移となっています。
機器・パッケージ
売上高 13.88億円 (前年同期比 +2.85億円)
純粋な機器・パッケージの売上は増加している様です。
受託開発
売上高 32.83億円 (前年同期比 -1.10億円)
官公庁向けのシステム開発が堅調に推移した様ですが、
苦手領域からの撤退・縮小をすすめたために売上高は減少となっています。
選択と集中の結果ですね。利益率で数字が出てくれる事を期待したいと思います。
コールセンター・BPO
売上高 0.00億円 (前年同期比 -17.72億円)
同事業を運営していた子会社の全株式を譲渡してしまったため、連結除外となっています。そのために該当する売上高はなかったとの事です。
NCS&A株式会社(9709)の株主優待
残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません。
また、新設等の動きがあれば当ブログで紹介したいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo