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株式会社ひらまつ(2764)は、高級レストランやオーベルジュを運営しており、
フランス料理店のポール・ボキューズを国内展開しています。shousanshouuoは、株式会社ひらまつ(2764)の末席株主です。
今回は「ひらまつ(2764) 2022年12月度月次速報を発表【レストラン、ホテル事業が牽引し売上回復】」についての記事です。
まとめ
株式会社ひらまつ(2764)は、東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。
同社はレストラン・カフェ・ホテルの運営を行っており、
新型コロナウィルス感染症の影響を強く受けていましたが、
月次速報を見る限りでは業績が上向いてきている様です。
また、売上以外でも在庫回転率の改善を認めており、経営状況は徐々に好転している兆しがあります。
更なる業績改善を期待しつつ、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社ひらまつ(2764)とは
東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。
同社はレストラン・カフェ・ホテルの経営を行っており、日本各地に高級レストランやホテルを有しています。
経営が厳しくなってからは、マルハン系のファンドが筆頭株主となっています。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社ひらまつ(2764) 月次速報(単体)に関するお知らせ
[rakuten:f016918-betsukai:10003716:detail]
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
同社は月次速報を開示してくれていますが、
昨年のトレンドとしては概ね右肩上がりの好調な推移となっています。
12月はクリスマスシーズンで、売上高は上昇すると見込んでいましたが予想を少し上回る結果になりましたね。
売上高
全社合計 12.52億円
レストラン事業 6.41億円 (既存店前年比 +13.0%)
ブライダル事業 2.20億円 (既存店前年比 +19.8%)
ホテル事業 3.72億円 (既存店前年比 +18.1%)
なお、嬉しいことにクリスマスシーズンは、
ほぼ全店がランチ・ディナーともに満席に近い状態となっていたとの記載がありましたよ。
株式会社ひらまつ(2764) 2023年3月期中間決算
2022/11/11に同社の2023年3月期第二四半期決算がリリースされています。
数値を確認しておきましょう。
売上高 58.26億円 (前年同期比 +45.5%)
営業利益 -4.91億円 (前年同期は -13.41億円)
経常利益 -4.63億円 (前年同期は -14.08億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 -4.82億円 (前年同期は -17.35億円)
となっていました。営業利益率は、-8.44%です。
そして2Q末時点での自己資本比率は22.2%と前年度よりも1.3%ダウンしていました。
また、前回の記事にした時と同様に棚卸資産の状況を確認したところ、
売上高は前年度よりも随分と上昇しているにも関わらず
流動資産の中の「原材料及び貯蔵品」の金額はほぼ同額のままでした。
つまり、前年度よりも在庫の回転率が上昇しているという状態が続いている事が示唆されます。
実際、棚卸資産回転期間を比較してみると、
- 前期中間期末:57.36日
- 今期中間期末:39.79日
と、在庫保有期間が大幅に短縮している事が分かります。
この結果、キャッシュ・コンバージョンサイクルも前期から約21日短縮し、47.09日となっています。
前年度よりも確実に経営効率は上がっており、着実に業績が改善しつつあるという事が期待出来そうです。
株式会社ひらまつ(2764)のセグメント別業績
- 価格: 4180 円
- 楽天で詳細を見る
同社の決算短信では、
- レストラン事業
- ホテル事業
- その他
に分かれて記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
レストラン事業
売上高 36.92億円 (前年同期比 +59.95%)
セグメント利益 1.26億円 (前年同期は -5.78億円)
セグメント利益率 3.43% (前年同期より28.50%改善)
増収し、黒字転換となっています。
コスト増やコロナウィルス感染症の影響は受けていたものの、
価格改定を推進した事や、季節メニューの販売促進等で
ランチ売上、ディナー売上のいずれもがコロナ前を上回る結果となっています。
また、ブライダル部門でも前年同期を大きく上回る売上となった様です。
ただし、婚礼への参加者数は少なくなっているため、組単価の維持に努力をされた様でした。
ホテル事業
売上高 20.46億円 (前年同期比 +25.16%)
セグメント利益 0.06億円 (前年同期は -1.28億円)
セグメント利益率 0.34% (前年同期より8.21%改善)
本セグメントも大幅な増収となり、黒字転換しています。
「THE HIRAMATSU 軽井沢御代田」の売上が大きく影響したものと思われます。今後、インバウンドも含めて旅行需要の回復が続くことで更なる業績アップを期待したいところです。
その他事業
売上高 1.42億円 (前年同期比 -12.08%)
セグメント利益 0.25億円 (前年同期比 -2.48%)
セグメント利益率 17.69% (前年同期より1.74%改善)
テイクアウトやデリバリー、オンライン販売等を含んだものの様です。
コロナ禍真っ只中と比較すると、テイクアウト・デリバリーなどの外販事業は需要が低迷したということでしょうね。
減収減益という結果でした。
とはいえ、利益率はアップしていますので経営効率は改善している様です。
【関連記事】
同社の昨年の業績については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社ひらまつ(2764)の業績予想・進捗率
[rakuten:f272329-hannan:10000883:detail]
同社の2023年3月期の通期業績予想は、
新型コロナウィルス感染症からの回復で上向くことが期待されており、
以下の数値となっています。
売上高 117.63億円 (前年度比 +27.6%)
営業利益 -6.23億円 (前年度は -21.08億円)
経常利益 -7.20億円 (前年度は -15.74億円)
親会社株主に帰属する当期純利益 -7.59億円 (前年度は -24.69億円)
増収見込みですが、まだ赤字予想のままですね・・・。
なお、同社の月次速報の数字を足してみると、
4月~12月の売上高累計は94.07億円
ですので、
現在の売上高予想に対する進捗率は、79.97%
となります。
1~3月は、やや客足が落ち込む季節であるとは思いますが
ひょっとすると最終売上の上方修正という事が期待できるかもしれません。
株式会社ひらまつ(2764)の配当利回り
同社の2023年3月期の配当予想は、残念ながらゼロ円/株となっています。
新型コロナウィルス感染症の影響から回復し、
再び安定的な利益を計上することが出来る様な運営状態に戻る事を期待したいですね。
株式会社ひらまつ(2764)の株主優待
同社の株主優待制度は、以下の様になっています。
- レストランにおける飲食代の割引
ホテルにおける宿泊代、飲食代の割引
100~499株:10%割引
500株以上 :20%割引 - 婚礼における飲食代金の10%割引
- 株主限定の優待フェア開催
- 通信販売「ひらまつオンライン」におけるワイン代20%割引
- お食事券の割引販売
いずれも利用しなければメリットが得られないものですが、
高級レストランへのハードルが若干下がるかなと思います。
shousanshouuoも、そろそろ同社が運営しているレストランでランチ
なんて贅沢をしてみたいと思います(ディナーはやっぱりハードルが高い・・・)。
【関連記事】
ちなみに、届いた株主優待カードの券面は当ブログの以下の記事に掲載しています。宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo