ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

株式会社ひらまつ(2764)の資本性劣後ローンによる資金調達に関するお知らせについて

目次

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
ひらまつは、高級レストランオーベルジュを運営している企業です。
フランス料理店のポール・ボキューズを国内で運営しているのは同社です。
shousanshouuoは、ひらまつの末席株主です。
今回は「株式会社ひらまつ(2764)の資本性劣後ローンによる資金調達に関するお知らせ」についての記事です。

まとめ


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株式会社ひらまつ(2764)は、東京証券取引所市場第一部へ上場しており、来月からはプライム市場への移行を予定している東京の企業です。
同社はレストラン・カフェ・ホテルの運営を行っており、新型コロナウィルス感染症の影響を強く受けてしまっています。
本日、同社は資本性劣後ローンによる30億円の資金調達を発表しました。
劣後ローンのメリットは、借入金を資本としてみなしてもらえる可能性があり、その結果として自己資本比率が見かけ上は高くなるというものがあります。
ただし、その一方で借入金には違いないですし金融機関は「無担保・無保証・支払い順位も低い」というリスクに備えて高めの金利を要求する事が一般的ですので、その間に事業環境が回復する事が必要となります。
新型コロナウィルス感染症の影響が落ち着けば、同社のレストラン・ホテル事業は上向く事が期待されます。実際、前年度よりも同社の在庫回転率は改善を認めており経営状況は徐々に好転している兆しがあります。
現時点では、同社の配当予想はゼロとなっています。ただし、実店舗で株主優待は利用が可能ですので、折をみて同社店舗を積極的に利用したいと思います。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

株式会社ひらまつとは


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東京証券取引所市場第一部へ上場しており、来月からはプライム市場への移行を予定している東京の企業です。
同社はレストラン・カフェ・ホテルの経営を行っており、日本各地に高級レストランやホテルを有しています。

同社の歴史

1982年に、西麻布へフランス料理店「ひらまつ亭」をオープンしたのが始まりです。
同レストランは24席の店だった様ですが、連日満席が続く繁盛店へと成長します。
1988年には、広尾へ店舗を移転し「レストランひらまつ」として最高級フランス料理店としての再スタートを切っています。
1991年より、レストランウエディングを開始しており
1994年には「株式会社ひらまつ」が設立されています。
日本におけるフランス料理文化の普及を目的としており、高級店だけではなく普段使いのカフェやブラッスリーを増やす事を目指していた様ですね。
1996年には、意外にも日本初のインターネットカフェ「サイベリア トーキョー」をオープンさせています。ロンドンのインターネットカフェを誘致したとの事です。
今のインターネットカフェとは格式が違いそうですね・・・。
1999年には、博多へ「レストランひらまつ」をオープンし、その後も地方への出店を続ける事となります。
2003年には、株式をJASDAQ市場に上場させる事で株式公開を果たしています。
その後、2010年には東京証券取引所市場第一部指定銘柄への昇格を果たしています。
2015年からはオーベルジュスタイルでのホテルをオープンさせており、以降はホテル運営にも携わっています。

資本性劣後ローンによる資金調達に関するお知らせ

本日、同社からは上記名称のリリースがありました。
資本性劣後ローンとは、返済順位が低くなる形での融資です。
そのため、最悪の場合には債権者は貸したお金をとりっぱぐれてしまうというリスクがあります。
また、最悪の場合には債務者が返済できなくなるという性格から
「劣後ローンで借りた資金を負債とはみなさない」
という不思議な対応がなされる事があります。
そのため、企業のバランスシートが大きくなった分は「資本」として取り扱われる事になり借入をしたにも関わらず(見かけ上の)自己資本比率が高くなるという現象が起こります。
今回、30億円を借り入れるという事ですので、自己資本比率がかなり高くなったと金融機関からは評価をしてもらえる事で、将来の融資等を受けやすくなる可能性があり同社の事業継続にとっては良いニュースと言えそうです。

ただし、借入金には違いありませんし「無担保・無保証」という十分なリスクを貸し手は負う訳ですから、金利は若干高めになる事が予想されます。
早く事業が順調な状態に戻る事を期待したいものです。

株式会社ひらまつの3Q決算

2022/2/14に同社の3Q決算がリリースされていましたので、内容を確認しておきましょう。

売上高               69.76億円 (前年度比 +44.7%)
営業利益             -14.51億円 (前年度は -15.15億円)
経常利益             -10.52億円 (前年度は -15.46億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 -13.86億円 (前年度は -28.58億円)

となっていました。営業利益率は、-20.81%です。
そして3Q末時点での自己資本比率は30.3%と前年度よりも14.3%アップしています。

また、売上高は前年度よりも随分と上昇しているにも関わらず
流動資産の中の「原材料及び貯蔵品」の金額はほぼ同額なっていました。
つまり、前年度よりも在庫の回転率が上昇しているという事で、
経営効率が改善しているのではないか、という事が示唆されます。
実際、棚卸資産回転期間を比較してみると、

  • 前期3Q:101.13日
  • 今期3Q:68.37日

と、在庫保有期間が大幅に短縮している事が分かります。
この結果、キャッシュ・コンバージョンサイクルも前期から31.12日短縮しています。
そのため、赤字は継続しているのですが、前年度よりも確実に経営効率は上がっているという事が期待出来そうです。

株式会社ひらまつのセグメント別業績

同社の決算短信では、

  • レストラン事業
  • ホテル事業
  • その他

に分かれて記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。

レストラン事業

売上高                  43.10億円 (前年度比 +41.9%)
セグメント利益    -3.47億円 (前年度は -5.68億円)
セグメント利益率 -8.07% (前年度比 +10.63%)

客数・客単価がいずれも前年を上回って堅調に推移したとの事です。
また、ブライダル部門でも婚礼の実施件数が大きく回復したために前年を大きく上回る売上となった様です。
ただし、婚礼への参加者数は少なくなっているため単価アップ等の努力が功を奏したという事でした。

ホテル事業

売上高                   25.59億円 (前年度比 +52.9%)
セグメント利益  -1.71億円 (前年度は -1.79億円)
セグメント利益率 -6.69% (前年度比 +4.00%)

時期によっては、旅行割引施策等による恩恵を受けた様です。
ただ、どちらかというと「THE HIRAMATSU 京都」「THE HIRAMATSU 軽井沢御代田」の新規出店効果が大きかった様ですね。

その他事業

売上高       2.24億円 (前年度比 +10.9%)
セグメント利益   0.37億円 (前年度比 +30.6%)
セグメント利益率  16.83% (前年度比 +2.53%)

テイクアウトやデリバリー、オンライン販売等を含んだものの様です。
今後も、テイクアウト・デリバリーなどの外販事業が拡大すれば主要事業の1つとなるかもしれません。

株式会社ひらまつの業績予想・進捗率

同社の2022年3月期の通期業績予想は、新型コロナウィルス感染症の影響で合理的な予測が困難という事で開示されていません。

株式会社ひらまつの配当利回り

同社の2022年3月期の配当予想は、残念ながらゼロ円/株となっています。
新型コロナウィルス感染症の影響が消失し、再び多くのお客さんが訪れる様な運営状態に戻る事を期待したいですね。

株式会社ひらまつの株主優待

同社の株主優待制度は、以下の様になっています。

  1. レストランにおける飲食代の割引
    ホテルにおける宿泊代、飲食代の割引
    100~499株保有:10%割引 500株以上保有:20%割引
  2. 婚礼における飲食代金の10%割引
  3. 株主限定の優待フェア開催
  4. 信販売「ひらまつオンライン」におけるワイン代20%割引
  5. お食事券の割引販売

いずれも利用しなければメリットが得られないものですが、
高級レストランへのハードルが若干下がるかなと思います。
もともと、よく利用する人にとっては優待額は青天井です。

新型コロナウィルス感染症が落ち着いたら、
運営している高級レストランでのランチなんて贅沢をしてみたいなと思います
(ディナーはやっぱりハードルが高いと感じてしまいますからね・・・)。

ちなみに、届いた株主優待カードの券面は当ブログの以下の記事に掲載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo