ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
いきなり!ステーキは皆さんご存じでしょうか?
最近、いきなり!ステーキへは行っていますか??
しばらく足を運んでいないという方も多いかもしれませんね。
一時期のブームを考えると、店舗数も随分と減ってしまいましたから・・・。
shousanshouuoは、株式会社ペッパーフードサービス(3053)の末席株主です。
今回は「ペッパーフード(3053) 中期経営計画の進捗及び見直しに関するお知らせ【通期見通しは赤字継続に下振れ】」についての記事です。
まとめ
株式会社ペッパーフードサービス(3053)は、
東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。
2023年6月時点には、
国内でいきなりステーキを195店舗、レストラン事業を6店舗
営んでいます。
2023/8/14に、「中期経営計画の進捗及び見直しに関するお知らせ」をリリースしており業績の下方修正が発表されました。
shousanshouuoは、いきなり!ステーキの味やオペレーションが改善していることをわずかながら評価していますので、今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社ペッパーフードサービス(3053)とは
株式会社ペッパーフードサービス(3053)は、
東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。
2023年6月時点には、
国内でいきなりステーキを195店舗、レストラン事業を6店舗
営んでいます。
かつては飛ぶ鳥を落とす勢いで、変な場所にも出店したり・・・ということを行っていましたが、今は店舗網も統廃合されました。
ちなみに個人的経験としては、残り少なくなった店舗へ足を運んでみると
前よりも美味しいんじゃないか?
と思う様になりました。
ワイルドステーキも、前ほどの臭みとか硬さがないというか。
そこまでワイルドでなくなった、と言うと言い方が悪い感じしますけど、かつての味が原因で離れてしまった顧客は驚くんじゃないかと思います。
味が向上したことによって消費者が戻ってくる様になれば良いのですが。
【関連記事】
同社株式に手を出してしまった際の記録は、当ブログの以下の記事で紹介しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社ペッパーフードサービス(3053)
中期経営計画の見直しに関するお知らせ
2023/8/14には、同社より上記名称のリリースがありました。
内容ですが、修正計画では売上高の下振れと販管費の増加を織り込んだことで、営業損失に転落してしまうという下方修正になっています。
ただ、今後期待できる内容として
- プロモーション活動への注力再開
- 海外でのフィリピン2号店出店を控えている
- 赤字のレストラン事業の再編
があり、なんとか業績の安定化につながってくれることを期待したいです。
株式会社ペッパーフードサービス(3053)の
2023年12月期2Q決算
2023/8/14に、同社からは2023年12月期の中間決算がリリースされていました。
数字を確認しておきましょう。
売上高 72.79億円 (前年同期比 +1.0%)
営業利益 -3.75億円 (前年同期は -7.98億円)
経常利益 -3.83億円 (前年同期は -3.83億円)
四半期純利益 -5.05億円 (前年同期は -5.05億円)
となっていました。
営業利益率は-5.15%です。
そして2Q末時点での自己資本比率は34.5%で、前期末より14.3%上昇しています。
こちらに関しては、新株予約権が行使されていることで純資産が上昇したという背景がある様ですね。
また、売上高は増加しているにも関わらず前期末よりも商品と貯蔵品の額は減少しているんです。
よって、棚卸資産回転期間も短縮している様です。
食品ロスも少なくなり、経営効率も上昇していると言えるのではないでしょうか。
計算上はCash Conversion Cycleも短縮しているので
資金ショートのリスクも減っていると思いますし、
本当に事業再生の道筋がついてきたのかもしれません。
引き続き、数字を確認しておきたいと思います。
株式会社ペッパーフードサービス(3053)のセグメント別業績
同社の決算短信では、
- いきなり!ステーキ事業
- レストラン事業
- 商品開発事業
- その他事業
の4セグメントが記載されていました。
それぞれの数字を確認しておきます。
いきなり!ステーキ事業
売上高 67.84億円 (前年同期比 +2.57%)
セグメント利益 3.61億円 (前年同期比 +250.49%)
セグメント利益率 5.32% (前年同期より3.76%改善)
フェアメニューの販売等もあり、売上高・客数・客単価のいずれも前年同月比を上回る状態で推移したとの結果です。
不採算店舗を閉店したことで、売上高はほぼ横ばいのままでしたが、
収益性は大幅に向上していると言えそうです。
レストラン事業
売上高 4.64億円 (前年同期比 +1.31%)
セグメント利益 -0.45億円 (前年同期は -0.62億円)
セグメント利益率 -9.70% (前年同期より3.84%改善)
牛たんレストラン事業からの撤退も含めて、積極的に事業再編・縮小に取り組んでいることが分かります。
残った店舗も、立地や客層を分析した上で業態転換等を考慮するとのことです。
実際に、業態転換した
「いきなり!ステーキ ダイナシティ小田原店」は昨年対比売上が大きく上昇したという結果を残しています。
商品販売事業
売上高 0.30億円 (前年同期比 -65.12%)
セグメント利益 -0.06億円 (前年同期は -0.11億円)
セグメント利益率 -20.00% (前年同期より7.21%悪化)
オンラインショップで販売している食材や調味料の業績です。
売上は、大きく落ち込んでしまったみたいですね。
その他事業
売上高 0.00億円 (前年同期は 0.46億円)
セグメント利益 -0.49億円 (前年同期は -0.54億円)
新規加盟店の出店がなかったため、売上高はごくわずかにとどまったみたいですね。
株式会社ペッパーフードサービス(3053)の業績予想・進捗率
同社の通期業績予想と、2Q末時点での進捗率は以下の様になっています。
売上高 149.56億円 (前期比 +1.2%、進捗率 48.67%)
営業利益 -4.09億円 (前期は -15.55億円、進捗率 91.69%)
経常利益 -4.26億円 (前期は -5.03億円、進捗率 89.91%)
当期純利益 -5.80億円 (前期は -19.25億円、進捗率 87.07%)
増収で赤字幅は縮小の見込みとなっていますね。
しかも、進捗状況をみると下半期ではほとんど赤字を出さない状態で着地する予想となっています。
実際、同日にリリースされていた「中期経営計画の進捗及び見直しに関するお知らせ」では、2023/6月度の単月では営業赤字は4,100万円まで縮小してきています。
会社予想と比較すると、売上高・売上総利益・売上総利益率の実績が上回っている状況です。
あとは、販管費を削ることが出来れば・・・
下半期での単月黒字化ということも現実味を帯びてくるのではないでしょうか。
株式会社ペッパーフードサービス(3053)の配当利回り
同社の配当予想では、中間配当0円、期末配当0円で合計0円/株となっています。
業績が悪化したままですので、仕方がないですよね。
2023年6月末時点で利益剰余金が -24.46億円となっていますので、
安定して利益を出せる体質になったうえで、さらにこのマイナスの利益剰余金処理が終わってからの復配、ということになるでしょうから、先は長そうです。
株式会社ペッパーフードサービス(3053)の株主優待
かつて同社は株主優待制度を行っていたのですが、
業績が悪化してしまい昨年からは株主優待制度を廃止しています。
また、再開の発表があれば当ブログでも紹介したいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo