ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
shousanshouuoは、ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の末席株主です。
今回は「ポラリスHD(3010) 2ホテルを80億円で売却しリースバックへ【売却益は20億円規模か】」についての記事です。
まとめ
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)は、
東京証券取引所スタンダード市場へと上場している東京の企業です。
現在は33ホテルを国内で運営しており、客室単価は8,000円弱、稼働率は80%弱と足元の業績が回復していました。
昨日、保有しているホテル2施設(簿価58.57億円)を80億円で売却するとのリリースがありました。
これにより、財務体質の改善と戦略的投資に向けて資金活用がしやすくなるのではないかと思っており、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)とは
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)は、
東京証券取引所スタンダード市場へと上場している東京の企業です。
かつては価値開発という社名でした。
現在は33ホテルを国内で運営しており、半数以上が運営委託・変動賃料型でのホテルマネジメントとなっており、赤字リスクは以前よりも低下してきている様です。
2023/3月末時点で、
同社が運営しているホテルの客室単価は8,000円弱、稼働率は80%弱となっており、急激に足元の業績が回復してきていました。
また、フィリピンのRed Planet Hotelを買収したことで全体では8,075室(2023/3月末時点)のホテルを運営している様です。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)
ホテル2物件(販売用不動産)の売却及び賃貸借契約の締結に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
ここ最近、急激に株価が上昇していたのはこのせいだったのでしょうかね・・・。
売却益の予想数値は出ていませんが、同社の決算短信を見る限りでは
2023/3/31時点で、
販売用不動産に58.57億円が計上
されています。
ということは、売却益は20億円程度・・・でしょうか?
得られた資金に関しては、1年以内に返済予定の長期借入金10.94億円と物件運営・バリューアップ費用、取得費用等に充当されることになるのかな、と期待をしています。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の
2023年3月期決算
2023/5/15に、同社からは2023年3月期の決算短信がリリースされていました。
数値を確認しておきましょう。
売上高 70.18億円 (前期比 +89.0%)
営業利益 0.03億円 (前期は -13.32億円)
経常利益 -2.15億円 (前期は -16.23億円)
親会社株主に帰属する当期純利益 5.34億円 (前期は -18.30億円)
となっていました。
大幅な増収増益で営業黒字を確保出来た様ですね。
営業利益率は0.04%と、ギリギリの営業黒字です。
そして期末時点での自己資本比率は11.8%と、前期よりも10.3%アップしています。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の
セグメント別業績
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同社の決算短信では、
- ホテル事業
- 不動産事業
に分かれてセグメントごとの業績が開示されていました。
それぞれの数値を確認してみましょう。
ホテル事業
売上高 69.98億円 (前期比 +90.56%)
セグメント利益 2.20億円 (前期は -10.70億円)
セグメント利益率 3.16% (前期より 32.31%改善)
コロナウィルス感染症の影響が落ち着いたことで、
大幅な増収増益で黒字転換を果たしていますね。
コロナ禍につぶれてしまったり、廃業を決めてしまった宿泊施設や、建設を凍結したホテルもあると思われるので、需要がフルに回復した際には残存者利益を享受することも期待が出来そうです。
不動産事業
売上高 3.86億円 (前期比 +67.40%)
セグメント利益 0.67億円 (前期比 +149.31%)
セグメント利益率 17.46% (前期より 5.74%改善)
不動産賃貸事業を行っている様です。
賃貸売上が改善したみたいですね。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の
2024年3月期の連結業績予想
同社の2024年3月期の通期連結業績予想は以下の様になっています。
売上高 120.00億円 (前期比 +71.0%)
営業利益 8.00億円 (前期は 0.03億円)
経常利益 1.00億円 (前期は -2.15億円)
当期純利益 0.40億円 (前期比 -92.5%)
増収増益の予想となっていますね。
売上が大幅増加する理由としては、フィリピンで運営するホテルが大きく増えたためとなっています。
ただ、エネルギー資源価格の高騰やフィリピンにおけるホテル需要の回復遅れ、資金調達コストの上昇という懸念があり、利益水準は保守的に見込まれている様ですね。
【関連記事】
やはり、この数字はかなり保守的であった様です。
同社の2024年3月期決算の上方修正と、2024年3月期中間決算については、当ブログの以下の記事に記載しています。宜しければそちらもご参照下さい。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の配当利回り
同社の配当予想では、中間配当0円、期末配当0円で合計0円/株となっています。
業績が向上して、利益剰余金がしっかりと溜まってきてから配当を頂ける様になることを期待したいですね。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の株主優待
同社は、9月末の株主を対象として
「ポラリス・ホールディングス・プレミアム優待倶楽部」の優待を用意しています。
対象となるのは3,000株以上を保有する株主で、長期保有でポイント数が増額される仕組みになっています。
ちなみに、shousanshouuoはそんなに沢山の株式を保有していないので優待を頂いたことはありません。
もう少し少ない株式数でも優待を頂ける様になれば、当ブログでも紹介したいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo