ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
皆さんはKOKO HOTELをご存じでしょうか?
KOKO HOTELは、ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)が運営しているホテルブランドです。
shousanshouuoは、ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の末席株主です。
今回は
「ポラリスHD(3010) 2027年、那覇前島に新ホテルオープンを決定【ミサワホームと変動賃料型賃貸借契約で運営開始予定に】」
についての記事です。
まとめ
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)は、
東京証券取引所スタンダード市場へと上場している東京の企業です。
現在は国内外で50ホテルを運営しており、平均客室単価は10,900円超、平均稼働率は80%弱と足元の業績が回復しています。
昨日、2027年春を目途に「KOKO HOTEL 那覇前島(仮称)」をオープンすることを決定したとのリリースがありました。
リリースには、同ホテルのイメージ図も添付されていましたが、
全室2名以上の滞在が可能である他、
最上階にインフィニティプールを設けたり、一部客室にはキッチンパントリーを設ける予定であったりと、リゾート地らしい仕様となりそうです。
このホテルが成功すれば、KOKO HOTEL全体のブランド力向上にも有用であるかと思います。まだまだ同社株式を保有し続ける理由が出来ました。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)とは
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ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)は、
東京証券取引所スタンダード市場へと上場している東京の企業です。
かつては価値開発という社名でした。
現在は37ホテルを国内で、13ホテルをフィリピンで運営しており、全体で8,312室(2023/9月末時点)のホテルを運営しています。
運営しているホテルも半数以上が運営委託・変動賃料型でのホテルマネジメントとなっており、赤字リスクは以前よりも低下しています。
2023/12月末時点で、
同社が運営しているホテルの
となっており、足元の業績は着実に回復しています。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)
那覇市の新規ホテル物件に係る定期建物賃貸借契約締結に関するお知らせ
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昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
2027年春を目途に「KOKO HOTEL 那覇前島(仮称)」をオープンすることを決定したとの内容です。
リリースには、同ホテルのイメージ図も添付されていましたが、
全室2名以上の滞在が可能である他、
最上階にインフィニティプールを設けたり、一部客室にはキッチンパントリーを設ける予定であったりと、リゾート地らしい仕様となりそうです。
立地も、「ゆいレール」の美栄橋駅や、泊港近隣ということで沖縄に数日滞在する際の拠点としても使いやすそうです。
このホテルが成功すれば、KOKO HOTEL全体のブランド力向上にも有用であるかと思います。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の
2023年3月期3Q決算
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2024/2/13に、同社からは2023年3月期第三四半期の決算短信がリリースされていました。数値を確認しておきましょう。
売上高 182.370億円 (前年同期比 +166.6%)
営業利益 30.18億円 (前年同期は 0.69億円の黒字)
経常利益 23.84億円 (前年同期は -0.76億円)
親会社株主に帰属する当期純利益 28.36億円 (前年同期は -1.34億円)
となっていました。
前年同期と比較すると大幅な増収増益を達成しています。
営業利益率は16.55%です。
そして3Q末時点での自己資本比率は27.0%と、前期末よりも15.2%アップしています。
【関連記事】
同社の2024年3月期の中間決算の結果は、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の
セグメント別業績
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同社の決算短信では、
- ホテル事業
- 不動産事業
に分かれてセグメントごとの業績が開示されていました。
それぞれの数値を確認してみましょう。
ホテル事業
売上高 102.26億円 (前年同期比 +106.31%)
セグメント利益 13.27億円 (前年同期比 +369.92%)
セグメント利益率 12.98% (前年同期より 7.28%改善)
コロナウィルス感染症の影響が落ち着いたことで、
大幅な増収増益を果たしていますね。
運営ホテル数・客室数が増加したことに加え、稼働率・客室単価の向上があったことで業績は大きく伸長しています。
フィリピンでのホテル事業は減価償却費負担が重く、
売上高 15.50億円、営業利益 1.76億円
程度に留まった様です。
今後の業績改善に期待をしたいところですね。
不動産事業
売上高 82.90億円 (前年同期比 +2,989.30%)
セグメント利益 22.59億円 (前年同期比 +4,277.32%)
セグメント利益率 27.26% (前年同期より 8.02%改善)
不動産賃貸事業を行っていたことに加えて、
2ホテルのセールアンドリースバックで大きな利益を得たことが数字を押し上げた要因と思われます。
【関連記事】
2ホテルのセールアンドリースバックについては、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)
の2024年3月期通期業績予想
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同社の2024年3月期の通期業績予想と、3Q末時点での進捗率は以下の通りとなっています。
数字を確認しておきましょう。
売上高 221.00億円 (前期比 +214.90%、進捗率 82.52%)
営業利益 30.70億円 (前期は0.03億円の黒字、進捗率 98.31%)
経常利益 23.40億円 (前期は -2.15億円、進捗率 101.88%)
親会社株主に帰属する当期純利益 26.70億円 (前期比 +400.00%、進捗率 106.22%)
増収増益の予想となっていますね。
売上が大幅増加する理由としては、ホテル事業が好調で想定を上回る実績で推移したことと、不動産事業で大きな売上があったことがあげられます。
進捗率だけを考えると、まだまだ保守的に見込まれているのかもしれませんので、最終決算発表の際には、少し数字が上振れてくれることを期待したいところです。
また、今期には関係ないのですが先日、同社からは
社債の繰上償還及び資金の借り入れとこれによる支払利息削減に関するお知らせ
がリリースされていました。
これにより、
2027年3月期までの3年間で支払利息が約2.16億円削減できる見通しとなっています。
長期的には、さらに業績が向上する可能性がありますね。
【関連記事】
同社の過去の業績については、
当ブログの以下の記事に記載しています。宜しければそちらもご参照下さい。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の配当利回り
同社の配当予想では、中間配当0円、期末配当0円で合計0円/株となっています。
業績が向上して、利益剰余金がしっかりと溜まってから復配を期待したいですね。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の株主優待
同社は、9月末の株主を対象として
「ポラリス・ホールディングス・プレミアム優待倶楽部」の優待を用意しています。
対象となるのは3,000株以上を保有する株主で、長期保有でポイント数が増額される仕組みになっています。
ちなみに、shousanshouuoはそんなに沢山の株式を保有していないので優待を頂いたことはありません。
もう少し少ない株式数でも優待を頂ける様になれば、当ブログでも紹介したいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo