ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

パレモHD(2778) 2023年2月期3Q決算発表【営業利益4.42億円、純利益4.22億円と黒字をキープ】

◆目次◆

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)をご存じでしょうか?
元々はアピタ・ユニー系列のアパレル企業だったのですが、現在はillusie300という300円均一ショップの売上がどんどん伸びている企業です。
shousanshouuoは、パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の末席株主です。

今回はパレモHD(2778) 2023年2月期3Q決算発表【営業利益4.42億円、純利益4.22億円と黒字をキープ】」についての記事です。

 

まとめ


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パレモ・ホールディングス株式会社(2778)は、東京証券取引所スタンダード市場名古屋証券取引所メイン市場へと上場している、愛知の企業で、旧ユニー系のアパレル企業です。

現在、アパレル店舗はかなりのペースで退店を続けていますが、
雑貨事業は比較的好調に推移しているため、
全社売上高は微増となっています。

2023年2月期の3Q決算でも営業利益4.42億円、経常利益4.97億円、純利益4.22億円を計上する事が出来ており、
将来的に利益剰余金のマイナスが解消されて復配、優待再開になる事を期待しながら、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

パレモ・ホールディングス株式会社(2778)とは

パレモ・ホールディングス株式会社(2778)は、
東京証券取引所スタンダード市場名古屋証券取引所メイン市場へと上場している愛知県の企業です。

第三四半期決算時点では合計店舗数が296店舗とに縮小しています。
2023年2月期からは新規で6店舗の出店、90店舗の退店となっており、事業再構築に向けて必死に取り組んでいることが伝わります。

同社の歴史

同社の歴史や、中期経営計画に関しては、当ブログの以下の記事に記載していますので宜しければそちらもご参照下さい。

【関連記事】

shousanshouuo.hatenablog.com

パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の2023年2月期3Q決算


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昨日、同社からは2023年2月期第三四半期決算のリリースがありました。
数値を確認しておきましょう。

売上高             132.80億円 (前年同期比 +2.4%)
営業利益             4.42億円 (前年同期は -6.82億円)
経常利益             4.97億円 (前年同期は -6.91億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 4.22億円 (前年同期は -10.96億円)

となっていました。
増収増益で黒字をキープという結果です。

営業利益率は3.33%で、中間期末よりも少し低下しています。
そして3Q末時点での自己資本比率は12.0%と、前年同期から7.8%の改善を認めています。

新たな取り組みとしては、EC発のZ世代向けブランド「NOEMIE」の立ち上げリアル店舗の出店を行っています。
こちらのブランドが大きく育ってくれることを期待したいですね。


棚卸資産回転期間は、前期よりも1.6日ほど延長
しているのですが、その代わりに仕入債務回転期間が4.6日程度延長したため、キャッシュコンバージョンサイクルが1.7日程度短縮しています。

すなわち、現金の回収期間が短縮しているということですね。
小売業にとっては、売上と支払いまでの期間が伸びていた方が手元資金に余裕も出て資金繰りは楽になるはずですから、良い変化ではないかと思います。

今後は、収益改善に向けて大株主である西松屋チェーン(7545)との協業も含めて更なるアクションを期待したいところです。

パレモ・ホールディングス株式会社(2778)のセグメント別業績

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同社のセグメント別業績は、決算短信に記載がなく、
今回は品目別売上高状況も記載がありませんでした。

パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の業績予想・進捗率

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同社の通期業績予想と、3Q末時点での進捗率は以下の様になっています。

売上高              174.00億円 (前期比 -2.8%、進捗率 76.32%)
営業利益            4.50億円 (前期は -7.09億円、進捗率 98.22%)
経常利益            5.00億円 (前期は -6.74億円、進捗率 99.40%)
親会社株主に帰属する当期純利益 4.90億円 (前期は -13.93億円、進捗率 86.12%)

アパレル店舗の大量閉店を推し進めているにも関わらず、
売上高はほぼ昨年並みを維持するという予想になっています。
雑貨部門が強くなっているのでしょうね。

ちょっと強気かな、と思っていましたが現在の進捗状況を見る限りではいずれも達成が可能そうな数値ますね。

利益水準に関しては十分に上振れが期待出来そうだと思っていたのですが、中間期末から3Q末で利益がほとんど伸びていない事を考えると、おおむね予想通りの業績で落ち着く可能性もありそうです。

【関連記事】

2023年2月期の通期売上は同社の予想を上回る数値で着地となりました。当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の配当利回り

同社は、現在業績の早期回復に向けて事業の再構築を推進している真っ最中です。

そのため、今期の配当予想は、残念ながらゼロ円/株となっています。

利益剰余金は、3Q末時点でマイナス12.51億円でしたので
こちらの欠損が解消されるまでは復配というのは難しそうです。
業績の回復を気長に待ちたいと思います。

パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の株主優待

同社は、かつて株主優待制度を導入していましたが2022/6/28に

株主優待制度の一時休止に関するお知らせ」

がリリースされており、現在は凍結状態となっています。

 

ちなみに、それまでの優待内容ですが、
2月20日時点で300株以上の株主に対して、

1,000円分のQUOカードを贈呈

するというもので、同社の株価を考えるとそれなりに高い利回りの優待でした。

また、業績回復に伴って再開となる日を期待したいものですね。

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo