目次
- まとめ
- ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)とは
- 新株予約権の行使に関するお知らせ
- ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の2022年3月期決算
- ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)のセグメント別業績
- ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の業績予想
- ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の配当利回り
- ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の株主優待
ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)をご存じでしょうか?
かつては価値開発という名称で上場していたホテル運営企業です。
shousanshouuoは、ポラリスHDの末席株主です。
今回は「ポラリスHD(3010) 新株予約権の行使に関するお知らせ【9億円分行使、残11.8億円】」についての記事です。
まとめ
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)は、
東京証券取引所スタンダード市場に上場している東京の企業です。
現在は、ベストウェスタンホテル、バリュー・ザ・ホテル、衣浦グランドホテル、KOKO HOTELの運営を行っている企業です。
昨日、同社からは新株予約権の行使に関するお知らせがありました。
株式数は増加するものの、約9億円のキャッシュが入ってくるのは大きいと思います。
来月には、リゾートトラストから運営が変更となったKOKO HOTEL 4軒が開業を控えている事もあり、頑張ってもらいたいと思います。
残念ながら、赤字経営が続いていますが、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)とは
東京証券取引所スタンダード市場に上場している東京の企業です。
現在は、
- ベストウェスタンホテル 国内14ホテル
(うち11ホテルは直営) - バリュー・ザ・ホテル 国内5ホテル
- 衣浦グランドホテル
- KOKO HOTELS 国内9ホテル
(7月に4ホテルオープン予定)
の運営を行っています。
同社の歴史
1912年 「上毛撚糸株式会社」として創業。
1961年 東京証券取引所市場第二部へ上場。
2001年 「株式会社上毛」へ社名変更。
2008年 「価値開発株式会社」へ社名変更。
「株式会社フィーノホテルズ」を子会社化。
2009年 「株式会社衣浦グランドホテル」を設立。
本社所在地を前橋市から、東京都千代田区へ移転。
2012年 「バリュー・ザ・ホテル名取」開業。
2013年 「バリュー・ザ・ホテル矢本」「バリュー・ザ・ホテル三本木」「バリュー・ザ・ホテル広野」「バリュー・ザ・ホテル石巻」開業。
2014年 「株式会社プレミアリゾートオペレーションズ」を子会社化。
2015年 所属業種を「不動産業」から「サービス業」へ変更。
2018年 スターアジアグループと資本業務提携。
2019年 第三者割当増資に伴う新株発行により、スターアジアグループ企業が親会社となる。
2020年 「KOKO HOTEL」の運営開始。「フィーノホテル札幌大通」を開業。
2021年 「ポラリス・ホールディングス株式会社」へ社名変更。
新株予約権の行使に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
新株予約権のうち104,652個を行使したため、10,465,200株が交付されたというものです。
本件実行に際して、同社には約9億円が払い込まれています。
残りの新株予約権は137,150個となっており、こちらもすべて行使した場合には、1株当たり86円で行使される事になりますので、約11.8億円が払い込まれることになります。
同社は、6/16に「KOKO HOTEL Premier 熊本」を、
6/23に「KOKO HOTEL Premier 金沢」をそれぞれオープンさせています。
今後も、以前の
「ホテルトラスティ プレミア 日本橋浜町」「ホテルトラスティ 心斎橋」「ホテルトラスティ 名古屋 栄」「ホテルトラスティ神戸 旧居留地」を「KOKO HOTEL」へと転換して運営開始予定ですので、新株予約権行使で運転資金が入ってくるのはありがたい事ではないかと思います。
なお、同業であるアゴーラホスピタリティグループ(9704)は、金沢でのホテル運営を終了している事もあり、今後同社の金沢ホテル店舗が苦戦しないかどうかは気がかりなところです。
アゴーラ金沢の閉店に関しては、当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の2022年3月期決算
2022/5/13に同社の2022年3月期決算が発表されていましたので、内容を確認しておきましょう。
売上高 37.12億円 (前年同期比 +24.9%)
営業利益 -13.32億円 (前年同期は -16.27億円)
経常利益 -16.23億円 (前年同期は -16.85億円)
親会社株主に帰属する当期純利益 -18.30億円 (前年同期は -21.01億円)
となっていました。
増収ながらも赤字が継続していますね・・・。
営業利益率は-35.89%です。
そして期末時点での自己資本比率は1.5%で、前期の-15.8%からは回復しています。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)のセグメント別業績
同社の報告セグメントとしては、
- ホテル事業
- 不動産事業
の2事業が記載されていました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
ホテル事業
売上高 36.72億円 (前年同期比 +29.5%)
セグメント利益 -10.70億円 (前年同期は -13.85億円)
セグメント利益率 -29.15% (前年同期比 +19.69%)
前期には、KOKO HOTELの新店2店舗のオープンがあった事等もあり増収となっています。
なお、赤字が続いてはいるものの赤字幅は縮小している状態です。
今期オープンとなるKOKO HOTEL Premierの6店舗がどれだけ収益に影響してくるか、慎重にフォローしたいと思います。
不動産事業
売上高 2.30億円 (前年同期比 +70.8%)
セグメント利益 0.27億円 (前年同期比 +128.6%)
セグメント利益率 11.72% (前年同期比 +2.96%)
不動産賃貸売上が伸びたためか、増収増益となっています。
とはいえ、売上高の規模を考慮するとホテル事業の赤字をカバーするには至っていませんね。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の業績予想
同社の通期業績予想ですが、新型コロナウィルス感染症の影響を合理的に予測する事が困難であるため、業績予想開示は見送りとなっています。
また、リリースされた場合には当ブログで記事にしようかと思います。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の配当利回り
同社の配当予想は、残念ながらゼロ円/株となっています。
業績が回復したら復配を期待したいところですが、利益剰余金が38億円のマイナスという状況ですので、まだ先は長そうです・・・。
ポラリス・ホールディングス株式会社(3010)の株主優待
しかし、同社は株主優待制度を導入しています。
かつては、ドミノ・ピザの半額券を配っていた事もありましたが、
現在は株主優待ポイントを贈呈して、株主がポイントの範囲内で色々なものを選ぶシステムになっています。
9月末の時点で3,000株以上保有すると、株主優待制度の対象となっています。
仮に3,000株を保有した場合には、3,000ポイントとなっています。
昨日の同社株式終値は101円でしたので、
予想配当+優待利回り=3,000+0/3,000*101≒0.99%
という計算になりそうです。
利回りは決して高くないですので、私個人の意見としては、優待狙いでわざわざここの株を買わなくても・・・という感はありますね。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo