目次
- まとめ
- 株式会社極楽湯ホールディングス(2340)とは
- 債務超過解消に向けた取り組みに関するお知らせ
- 株式会社極楽湯ホールディングス(2340)の2022年3月期決算
- 株式会社極楽湯ホールディングス(2340)のセグメント別業績
- 株式会社極楽湯ホールディングス(2340)の業績予想
- 株式会社極楽湯ホールディングス(2340)の配当利回り
- 株式会社極楽湯ホールディングス(2340)の株主優待
ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社極楽湯ホールディングス(2340)をご存じでしょうか?
日本および中国で「極楽湯」「RAKU SPA」を運営している企業です。
shousanshouuoは、株式会社極楽湯ホールディングス(2340)の末席株主です。
今回は「極楽湯HD(2340) 債務超過解消に向けた取り組みに関するお知らせ【1,200万円の債務超過に対し、値上げ等で対抗】」についての記事です。
まとめ
株式会社極楽湯ホールディングス(2340)は、東京証券取引所スタンダード市場へと上場している東京の企業で日本および中国で「極楽湯」「RAKU SPA」を運営している日本の温浴業界トップ企業です。
昨日、同社からは債務超過解消に向けた取り組みに関するお知らせがリリースされていました。
内容としては、値上げやコラボイベントの実施、不採算店舗の撤退や増資によって債務超過解消と財務体質改善を図るというものです。
同社の店舗は、きれいなお店が多くて気持ちよく利用が出来ますので優待券もありがたく利用させて頂いています。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
*2022/9/13追記
その後、2023年3月期第一四半期決算では同社は債務超過をなんとか解消する事が出来ています。
当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社極楽湯ホールディングス(2340)とは
同社は、東京証券取引所スタンダード市場へと上場している東京の企業です。
日本の温浴業界では、トップ企業であり圧倒的な知名度を誇っています。
また、現在は中国でも店舗を展開しています。
債務超過解消に向けた取り組みに関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容としては
- コラボイベント強化による業績回復
- 入館料の全店平均50円値上げ
- 不採算店舗の撤退検討
- ファシリティ型新株予約権による増資、有利子負債圧縮
を行うことで、業績および財務体質の改善を図り、2024年3月期末までに債務超過を解消する様にする、との事です。
1,200万円の債務超過なので、増資だけでもある程度効果はありそうですが入館料の値上げがどの程度受け入れられるか、というところが肝なんでしょうね。
消費者にとっては、値上げのニュースが続いているので50円程度の値上げであれば受入れやすくなってきているとは思うのですが・・・。
個人的には、サブスクリプションで温泉入り放題とかのプランを作ってみたらどうかな、なんて思ったりしています。
入浴客1人増加の変動コストは微々たるものだと思いますし、館内の飲食利用等が伸びてくれればその分ありがたいと思うのですが・・・。
同社の歴史
1993年 「株式会社自然堂」を設立。
1996年 FC1号店となる、極楽湯古川店をオープン。
1998年 直営1号店となる、極楽湯奈良店をオープン。
その後も、直営店舗、FC店舗を全国でオープンさせており、
2002年 店頭登録銘柄として株式公開を果たす。
2004年 第三者割当増資を実施して、資本金13.3億円になる。
2006年 第三者割当増資を実施して、資本金20.3億円になる。
商号を「株式会社極楽湯」へ変更。
2013年 中国上海市に海外進出1号店をオープン。
2017年 「株式会社極楽湯ホールディングス」に商号変更して持株会社体制へ移行。
第三者割当増資を実施して、資本金35.6億円になる。
2019年 「株式会社タカチホ」より温浴施設5店舗を事業譲受。
2020年 「株式会社エオネックス」「株式会社利水社」「株式会社湯ネックス」をグループ化。
株式会社極楽湯ホールディングス(2340)の2022年3月期決算
2022/8/26に同社の2022年3月期決算がリリースされていましたので、数値を確認しておきましょう。
売上高 100.36億円 (前期比 +14.5%)
営業利益 -5.68億円 (前期は -15.24億円)
経常利益 7.51億円 (前期は -9.26億円)
親会社株主に帰属する当期純利益 -19.79億円 (前期は -30.81億円)
となっていました。
前期よりも増収となり、赤字幅は縮小しています。
そして、助成金収入の7.47億円があった影響で経常利益はなんとか確保しています。
営業利益率は-5.67%です。
そして期末時点では、1,269.5万円の債務超過となってしまったために
自己資本比率は-2.0%と前期よりも7.5%ダウンしてしまいました。
*2022/9/13追記
その後、2023年3月期第一四半期決算では同社は債務超過をなんとか解消する事が出来ています。
当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社極楽湯ホールディングス(2340)のセグメント別業績
同社の決算短信では、
- 日本
- 中国
の地域別セグメントでの記載がありました。
それぞれの数値を確認してみましょう。
日本
売上高 84.07億円 (前期比 +11.10%)
セグメント利益 -4.76億円 (前期は -11.53億円)
セグメント利益率 -5.67% (前期比 +9.57%)
増収と赤字幅縮小という結果です。
営業時間短縮と、アルコール提供の制限が大きく影響していたものの前期よりはマシという営業結果ですね。
また、テレビアニメを中心としたコンテンツとのコラボイベントは好調であった様で収益回復に大きく貢献した様です。
中国
売上高 16.62億円 (前期比 +35.81%)
セグメント利益 0.45億円 (前期は -2.17億円)
セグメント利益率 2.76% (前期比 +20.53%)
中国でのゼロコロナ政策が影響して臨時休業があったものの増収増益となり、黒字を確保する事が出来ています。
株式会社極楽湯ホールディングス(2340)の業績予想
同社の通期業績予想は、未定となっています。
未定となっている理由ですが、新型コロナウィルス感染症拡大の影響に加えて、エネルギーコスト上昇の先行きが不透明であるためとなっています。
株式会社極楽湯ホールディングス(2340)の配当利回り
同社の配当予想では、残念ながら無配当継続の予定となっています。
債務超過の解消が喫緊の課題であり、累積の利益剰余金はマイナス76.65億円となっていますので、配当に関してはまだもう少し先の話になりそうですね。
株式会社極楽湯ホールディングス(2340)の株主優待
ただし、同社は株主優待制度を継続してくれています。
内容ですが、
9月末時点での継続保有株主に対して入浴優待券を贈呈するというものです。
1年以上の継続保有が必要となりますが、2年以上の長期保有でさらに優遇される内容となっています。
1年以上保有
100~299株 無料入浴券4枚
300~499株 無料入浴券6枚
500~4,999株 無料入浴券10枚
5,000株~ 無料入浴券20枚
2年以上保有
100~299株 無料入浴券6枚
300~499株 無料入浴券8枚
500~4,999株 無料入浴券12枚
5,000株~ 無料入浴券22枚
入浴料は、高いところで980円ほどになりそうです。
昨日の同社株式終値は289円でしたので、
仮に100株を2年以上保有した場合
予想配当+優待利回り=0+6*9.8/289≒17.34%
という計算になりそうです。
これはかなりの高利回りとなりますね。
なお、実際に届いた優待券の券面は当ブログの以下の記事で紹介しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo