ショウサンショウウオの投資部屋

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安田倉庫(9324) 物流企業株式取得で子会社化【エーザイ物流全株式取得へ】

◆目次◆

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
安田倉庫株式会社(9324)をご存じでしょうか?
倉庫業では準大手に分類され、年間売上は600億円弱の企業です。
また、社名からは旧財閥系であることが分かりますね。
shousanshouuoは、安田倉庫株式会社(9324)の末席株主です。

今回は「安田倉庫(9324) 物流企業株式取得で子会社化【エーザイ物流全株式取得へ】」についての記事です。

まとめ


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安田倉庫株式会社(9324)は、

東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。

同社の事業セグメントとしては、物流事業と不動産事業が2本柱となっています。

物流事業に関しては、ここ数年でM&Aを通じた事業強化を図っているのが特徴であり、一昨日はエーザイ(4523)の物流子会社であるエーザイ物流を完全子会社化することがリリースされていました。

今回の買収を通じて

年間売上 45~50億円程度、営業利益は-0.5億円~ゼロ圏

の上乗せとなりそうです。

今後も、末席株主として同社の成長を応援していきたいと思っています。

安田倉庫株式会社(9324)とは


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同社は、東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。

同社の事業セグメントとしては、物流事業と不動産事業が2本柱となっています。

物流事業に関しては、ここ数年でM&Aを通じた事業強化を図っているのが特徴です。

賃貸不動産としては、貸しビルが多いのですが中にはリッチモンドホテル横浜駅前(第7安田ビル)や、ラビスタ函館ベイといった宿泊施設も賃貸しています。

同社の歴史

1919年 「興亜起業株式会社」として創立。本店を「合名会社安田保善」社内に設置。
1924年 横浜市に普通倉庫を開業。
1932年 東京都芝区に倉庫を建設し東京営業所を開設。
1934年 「臨港倉庫株式会社」へと社名変更。
1942年 「安田倉庫株式会社」へ社名変更。
1944年 「日本倉庫統制株式会社」へ倉庫施設を供出。
1949年 「太洋倉庫株式会社」へ社名変更。
1954年 社名を「安田倉庫株式会社」へ複称。
1968年 東京都港区に安田倉庫本館ビル完成。
1970年 「北海安田倉庫株式会社」を設立。
1972年 「安田運輸株式会社」を設立。
1996年 大黒流通センターを開設。
1997年 東京港営業所と横浜港営業所を統合し、国際輸送センターを開設。
1999年 東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
2002年 ISO9001の認証を取得。
2005年 ISO27001、14001の認証を取得。東京証券取引所市場第一部指定銘柄へ昇格。
2008年 「日本ビジネス ロジスティクス株式会社」を完全子会社化。
2013年 「安田メディカルロジスティクス株式会社」を設立。
2014年 「高木工業物流株式会社」を完全子会社化。
2016年 医療機器品質管理の国際規格ISO13485認証を取得。
2017年 「株式会社ワイズ・プラスワン」を完全子会社化。
2019年 「大西運輸株式会社」を完全子会社化。
2020年 「オオニシ機工株式会社」を完全子会社化。
2021年 「南信貨物自動車株式会社」を完全子会社化。

ここ数年で、M&Aを加速していることがよく分かりますね。

安田倉庫株式会社(9324) 株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

一昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容ですが、エーザイ株式会社(4523)から、
同社の子会社であるエーザイ物流株式会社の全株式を取得し、
子会社化することを決定したというものです。

エーザイ物流株式会社は、主としてエーザイグループ製品の物流関連業務を担っているものの、サードパーティー製品の取り扱い実績もあるとの事で、
メディカル物流事業を強化したいと考えていた安田倉庫にとっては、うってつけの案件だったという訳ですね。

来期以降の連結になりますが、エーザイ物流は引き続きエーザイグループ製品の物流関連業務を担当し、移行期間中は、エーザイ側からエーザイ物流の事業継続に必要なサポートを行うとの事です。

このサポートというのが、金銭的なものなのかは分かりませんが、

年間売上 45~50億円程度、営業利益は-0.5億円~ゼロ圏

の上乗せとなりそうです。

安田倉庫株式会社(9324)の2023年3月期中間決算

2022/11/4に同社の2023年3月期第二四半期決算がリリースされていました。
内容を確認しておきましょう。

売上高              395.89億円 (前年同期比 +17.7%)
営業利益             12.29億円 (前年同期比 -11.7%)
経常利益             21.50億円 (前年同期比 +8.1%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 14.09億円 (前年同期比 +10.9%)

となっていました。
概ね、増収増益という結果です。

営業利益率は3.10%です。
そして2Q末時点での自己資本比率は47.6%で、前期よりも0.7%アップしています。

安田倉庫株式会社(9324)のセグメント別業績

決算短信では、同社の事業として

  • 物流事業
  • 不動産事業

の2セグメントの記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。

物流事業

売上高     266.84億円 (前年同期比 +21.91%)
セグメント利益 14.60億円 (前年同期比 -2.21%)
セグメント利益率   5.47% (前年同期より1.35%悪化)

新規取引の開始や既存顧客との取引拡大、海上運賃の高騰等が影響して倉庫保管料や取り扱い料が増収となったものの、修繕費の増加や燃料費、光熱費の高騰等が影響して減益となっています。

不動産事業

売上高     31.58億円 (前年同期比 -10.11%)
セグメント利益 10.21億円 (前年同期比 -9.41%)
セグメント利益率 32.33% (前年同期より0.25%改善)

稼働率はある程度維持できていた様ですが、大規模な施工工事の影響で減収減益となっています。

安田倉庫株式会社(9324)の業績予想・進捗率

同社の通期業績予想と、2Q末時点での進捗率は以下の様になっています。

売上高             580.00億円 (前期比 +9.3%、進捗率 51.02%)
営業利益            27.50億円 (前期比 -5.5%、進捗率 44.69%)
経常利益            38.00億円 (前期比 -5.9%、進捗率 56.58%)
親会社株主に帰属する当期純利益 23.00億円 (前期比 -20.0%、進捗率 61.26%)

進捗率としては、まずまず、といったところでしょうか。

安田倉庫株式会社(9324)の配当利回り

同社の配当予想では、中間配当12.50円、期末配当12.50円で合計25円/株となっています。
同社株式の昨日終値は927円でしたので、

予想配当利回り=25/927≒2.70%

という事になりますね。
利回りとしては、まずまずと言えるのではないでしょうか。

安田倉庫株式会社(9324)の株主優待


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同社は株主優待制度を導入しています。

3月末日時点での100株以上の株主を対象として、
おこめ券を贈呈するというものです。

内容としては、

100~999株    おこめ券 2kg分
1,000~4,999株 おこめ券 5kg分
5,000株~     おこめ券 10kg分

となっています。

仮に100株を保有した場合は、おこめ券 1kg分で440円分相当になるので

予想配当+優待利回り=25+8.8/927≒3.65%

という計算になりそうです。
利回りとしては、まずまずと言えそうですね。

【関連記事】

なお、同社の優待品と隠れ優待については当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

昨日の取引

昨日は、

楽天グループ(4755)

権利落ちの寄り付きで購入しています。

同社の資料を確認する限りでは、今後楽天モバイルへの投資額が減少する事が期待出来そうなことと、楽天証券IPOが来年ありそうという事で、ここらが下値の限界ではないかと思いました。

今後どうなるかは分かりませんが、ビックリするようなM&Aとかのリリースがあるかも、という期待もあります。
ヘビーな楽天市場ユーザーでもあるので、長期保有になりそうな予感です。

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo