ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
トルク株式会社(8077)をご存じでしょうか?
同社は、ねじ・金物・機械工具の専門商社という、
やや地味で一般消費者には馴染みの薄い企業です。
shousanshouuoは、トルク株式会社(8077)の末席株主です。
今回は「トルク(8077) 2022年10月期3Q決算発表【売上高+6.9%、営業利益+952.4%、経常利益+144.0%、純利益+300.4%の大幅増益!】」についての記事です。
まとめ
トルク株式会社(8077)は、東京証券取引所プライム市場に上場している大阪の企業です。
同社の事業内容として鋲螺(びょうら)、ファスニング製品等の国内販売及び鋲螺の輸出入が明記されており、建設用ボルト、ナットの専門商社としては、日本トップ企業なんですね。
昨日、同社からは2022年10月期の3Q決算発表がありましたが
売上高+6.9%、営業利益+952.4%、経常利益+144.0%、純利益+300.4%という大幅増益でした。
ただ、気になるのは、決算発表前数日の間の急激な株価上昇です・・・。
あまり考えたくはありませんが、決算情報が洩れていたんじゃないかと思ってしまいますね。
ま、同社の業績が安定しているのは何よりですので、今後も末席株主として同社を応援していきたいとは思っています。
トルク株式会社(8077)とは
同社は、東京証券取引所プライム市場に上場している大阪の企業です。
かつては小林産業という社名でした。
同社の事業内容として鋲螺(びょうら)、ファスニング製品等の国内販売及び鋲螺の輸出入が明記されています。
建設用ボルト、ナットの専門商社としては、知られざる日本トップ企業なんですね。
同社の歴史
1926年 ボルト・ナット及び鋲螺類全般の販売を目的に「小林正治商店」を創立。
1941年 「小林商事株式会社」を設立。
1943年 「小林産業株式会社」へと改称。
1961年 大阪証券取引所市場第二部への上場を果たし、株式公開しています。
1971年 大阪証券取引所市場第一部へ昇格。
1970年代以降は、全国各地に営業拠点を構える事で事業を拡大しています。
1998年 「株式会社ナカイチ」の株式を取得。「コバックス株式会社」へ改称し、販売子会社として営業を開始。
2009年 コンクリート事業部門を「コバックス株式会社」へ統合。
2012年 「中正機械金属株式会社」の事業を子会社に譲受し、営業を開始。
2013年 証券取引所市場統合により、東京証券取引所市場第一部に上場。
2016年 「株式会社オーワハガネ工業」の株式を取得、販売子会社として営業を開始。
2017年 「中島工機株式会社」の株式を取得、販売子会社として営業を開始。
2020年 「トルク株式会社」と改称。
現在の社名である、トルク株式会社へと変更になったのはごく最近の2020年の事でした。ですので、同社の社名変更を知らなかったという方がおられるかもしれませんね。
トルク株式会社(8077)の決算
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売上高 150.45億円 (前年同期比 +6.9%)
営業利益 1.91億円 (前年同期比 +952.4%)
経常利益 3.26億円 (前年同期比 +144.0%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 2.16億円 (前年同期比 +300.4%)
となっていました。
営業利益率は1.27%と低めですが、専門商社ですのでこの程度で十分なのかもしれません。
そして3Q末時点での自己資本比率は33.9%と、前期よりも3.4%ダウンしています。
若干気になるのは、商品の保有残高が前年度よりも大きく増加している事です。
4月に完成した新物流センターの影響で在庫が増えたという見方をすれば、一番ポジティブなんでしょうが、
値上げを見越して予め発注額を多めに設定していた、それとも
需要が弱くなった結果でだぶついているのか・・・。
そんな想像をしてしまうと少しひやひやしますね。
また、今後の動向も注視したいと思います。
なお、同社の過去の業績については当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
トルク株式会社(8077)のセグメント別業績
同社の決算短信には、セグメント別の業績開示はされていませんでした。
トルク株式会社(8077)の業績予想・進捗率
同社の通期業績予想と、3Q末時点での進捗率は以下の様になっています。
今回、第三四半期決算の数値は良かったのですが、業績予想の修正は発表がありませんでした。
営業利益は、すでに通期業績予想を上回っていますし、経常利益、純利益の水準も高い位置にありますので、上方修正を期待出来そうですが・・・。
売上高 207.93億円 (前期比 +8.0%、進捗率 72.36%)
営業利益 1.86億円 (前期比 +17.5%、進捗率 102.69%)
経常利益 3.61億円 (前期比 -8.6%、進捗率 90.30%)
親会社株主に帰属する当期純利益 2.55億円 (前期比 -1.5%、進捗率 84.71%)
【関連記事】
同社の2022年10月期決算が発表され、やはり業績予想を大幅に超過する利益水準となりました。当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
トルク株式会社(8077)の配当利回り
同社の配当予想では、中間配当3円、期末配当3円で合計6円/株となっています。
同社株式の昨日終値は266円でしたので、
予想配当利回り=6/266≒2.26%
という事になりますね。
利回りとしては、まずまずの数値ではないでしょうか。
トルク株式会社(8077)の株主優待
残念ながら、同社は株主優待制度を導入してはいません。
今後、新設のニュースがあれば、当ブログでも紹介したいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo