ショウサンショウウオの投資部屋

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サンリツ(9366) 中期経営計画の策定を発表【成田地区へ50億円規模の新倉庫建設、欧州進出へ】

◆目次◆

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。

shousanshouuoは、株式会社サンリツ(9366)の末席株主です。

今回はサンリツ(9366) 中期経営計画の策定を発表【成田地区へ50億円規模の新倉庫建設、欧州進出へ】」についての記事です。

 

 

まとめ


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株式会社サンリツ(9366)東京証券取引所スタンダード市場に上場している東京の企業で、梱包事業に強みを有する企業です。
売上高は決して超巨額ではないものの、その強みを生かして精密機械や医療機器メーカーにしっかりと食い込んで梱包から運輸、倉庫まで一気通貫で業務を受託出来るという事業上の優位性があります。


昨日、同社からは中期経営計画のリリースがありました。

内容としては、

  • 米国で培ったノウハウを欧州へ展開
  • 顧客理解深化によるソリューション提案営業強化
  • 2026年に成田地区新倉庫稼働

を目指すというものです。

 

今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

株式会社サンリツ(9366)とは


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同社は、東京証券取引所スタンダード市場に上場している東京の企業です。
梱包事業に強みを有する企業であり、同社の会社概要にも

梱包事業を軸に、運輸事業、倉庫事業など、お客様の物流業務を総合的にサポート

主に医療機器及び精密機械については経験を活かしトータル的に物流をサポート

との記載があります。
同社の売上高は決して超巨額ではないものの、その強みを生かして精密機械や医療機器メーカーにしっかりと食い込んで梱包から運輸、倉庫まで一気通貫で業務を受託出来るという事業上の優位性があります。

なお、同社の卓球部は強豪チームである事が知られており一時は福原愛選手が所属していた事もありました。

同社の歴史

同社の歴史については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

株式会社サンリツ(9366) 
中期経営計画の策定について


昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。

内容ですが

  • 米国で培ったノウハウを欧州へ展開
  • 顧客理解深化によるソリューション提案営業強化
  • 2026年に成田地区新倉庫稼働

を目指すというものです。


設備投資は3年間で総額75億円を見込んでおり、

成田地区新倉庫に50億円を、欧州進出に10億円を投じる見込みとなっています。

今後は、同社が得意とする

小型精密機器、大型精密機器、医療機器、工作機械

の取扱いを中心に成長戦略を描くものとなっています。

株式会社サンリツ(9366)の2023年3月期決算

2023/5/12に、同社の2023年3月期決算がリリースされていました。
早速、数字を確認しておきましょう。

売上高            203.35億円 (前期比 +9.8%)
営業利益             10.19億円 (前期比 -3.9%)
経常利益             12.03億円 (前期比 +8.7%)
親会社株主に帰属する当期純利益 9.80億円 (前期比 +29.1%)


となっていました。

営業利益率は5.01%です。

そして期末時点での自己資本比率は47.7%で、前期末よりも2.3%アップしています。

株式会社サンリツ(9366)のセグメント別業績

同社の決算短信の報告セグメントですが、以下の4事業に分かれています。
それぞれの数値を確認しておきましょう。

梱包事業

売上高             150.64億円 (前期比 +12.06%)
セグメント利益 13.99億円 (前期比 -0.91%)
セグメント利益率   9.29% (前期より1.22%悪化)

梱包だけでこれだけの売上を誇るっていうのはすごい事なのではないかな、と思ってしまいます。まさにshousanshouuoが好きな、ニッチ企業です。

工作機械の取り扱いが好調だったために増収となったものの、コスト増で販管費が増加した様で増収減益という結果になっています。

運輸事業

売上高              24.74億円 (前期比 -0.39%)
セグメント利益  1.77億円 (前期比 -6.45%)
セグメント利益率   7.17% (前期より0.46%の悪化)


医療機器及び小型精密機械の取り扱いが減少してしまった様で、減収減益となってしまいました。

倉庫事業

売上高              25.43億円 (前期比 +7.64%)
セグメント利益  6.01億円 (前期比 +18.07%)
セグメント利益率 23.62% (前期より2.06%改善)

 

増収増益となっています。

6月から成田事業所、10月からは八王子事業所で、新たに外部賃貸倉庫を契約したそうです。これは、半導体製造装置の取り扱いが増加したための様ですね。

賃貸ビル事業

売上高                2.61億円 (前期比 +8.73%)
セグメント利益  0.87億円 (前期比 +23.78%)
セグメント利益率 33.44% (前期より4.06%改善)


一部テナントの解約はあった様ですが、本社ビルの稼働率が堅調に推移した様で
増収増益に至っています。
賃貸にも出している同社の本社ビル(サウスポート品川)は、羽田空港から浜松町へ向かう途中の東京モノレールからちらっと見えたはずです。

株式会社サンリツ(9366)の2024年3月期業績予想

同社の2024年3月期の通期業績予想は以下の様になっています。

売上高            205.00億円 (前期比 +0.8%)
営業利益            9.00億円 (前期比 -11.7%)
経常利益            8.50億円 (前期比 -29.4%)
親会社株主に帰属する当期純利益 5.60億円 (前期比 -42.9%)


売上高は横ばいも、減益の見通しとなっているんですね。
同社の業績予想は、海外景気の減速を織り込んだ保守的な見通しとなっている様です。

shousanshouuoは同社の今期の業績については、
米国倉庫が安定稼働するかどうかにかかっているのではないかと考えています。

ただ、欧州地区への進出を発表したところを見ると、
米国倉庫の運営にある程度の手ごたえを感じているのではないか、と推測できますので多少業績予想からの上振れがあるのではないか、と期待しています。

株式会社サンリツ(9366)の配当利回り

同社の配当予想では、中間配当0円、期末配当29円で合計29円/株となっています。
同社株式の昨日終値は743円でしたので、

予想配当利回り=29/743≒3.90%

という事になりますね。

利回りとしては、魅力的な数値ではないかと思います。

株式会社サンリツ(9366)の株主優待

残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません
また、新設等の動きがあれば当ブログの記事にしたいと思います。

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。

shousanshouuo