ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

ジェコス(9991) 2023年3月期決算発表【売上高 +5.7%、営業利益 -4.3%も次期は増収予想】

◆目次◆

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
ジェコス株式会社(9991)をご存じでしょうか?
建設工事における重仮設事業や地下工事、山留工事等に強みを有する企業です。
shousanshouuoは、ジェコス株式会社(9991)の末席株主です。

今回は「ジェコス(9991) 2023年3月期決算発表【売上高 +5.7%、営業利益 -4.3%も次期は増収予想】」についての記事です。

 

まとめ


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ジェコス株式会社(9991)は、

東京証券取引所プライム市場へと上場している東京の企業で

仮設鋼材リースの最大手企業です。
もともとは川崎製鉄の関連企業だったために今でもJFEグループとの関わりが深い企業ですね。


2023/4/26に同社の2023年3月期末決算がリリースされており、

売上高 +5.7%、営業利益 -4.3%
経常利益 -6.4%、純利益 +3.1%

という結果でした。

 

価格改定の効果で、増収にはなったものの、
まだまだコスト増が吸収しきれていなかったために減益になったという結果です。

ただ、今後に関しては徐々に価格改定効果が効いてくる事に加えて、
海外事業の成長分や、現行事業での付加価値向上によって
さらに企業としての成長が加速するのではないかと見込んでいます。

なお、2023/2月に同社は初めて約23億円を投じた自己株式取得をリリースしていますが、同程度の自己株式取得が継続される可能性もありそうです。

同社の株式は比較的割安な状態が続いているということもあり、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

ジェコス株式会社(9991)とは


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東京証券取引所プライム市場へと上場している、東京の企業です。

仮設鋼材リースの最大手企業であり、もともとは川崎製鉄の関連企業だったために今でもJFEグループとの関わりが深い企業ですね。

ジェコス株式会社(9991)の2023年3月期決算

 

2023/4/26に、同社の2023年3月期末決算がリリースされていました。
内容を確認しておきましょう。

売上高             1,205.21億円 (前期比 +5.7%)
営業利益            45.03億円 (前期比 -4.3%)
経常利益            49.03億円 (前期比 -6.4%)
親会社株主に帰属する当期純利益 34.28億円 (前期比 +3.1%)


となっていました。

営業利益率は3.74%です。
そして期末時点での自己資本比率は54.2%と前期末より1.0%ダウンしています。

ジェコス株式会社(9991)のセグメント別業績

同社の決算短信では、

  • 重仮設事業
  • 建設機械事業

に分かれて記載がされていました。

それぞれの数値を確認しておきましょう。

重仮設事業

売上高          1,087.44億円 (前期比 +4.04%)
セグメント利益 48.44億円 (前期比 -4.98%)
セグメント利益率   4.45% (前期より0.43%悪化)


価格転嫁を進めたことに加えて、材料と工事の一括受注等で付加価値を向上させるという施策に取り組んだ様です。

とはいえ、コストアップ分を完全に価格改定に反映させるのは難しかった様ですね。
前期と比較すると増収減益となってしまいました。

建設機械事業

売上高            142.54億円 (前期比 +4.15%)
セグメント利益  2.06億円 (前期比 -40.46%)
セグメント利益率  1.45% (前期より1.08%悪化)


昨年の4月に、子会社5社を統合した新会社を発足させるという改組に取り組んだとの事です。
しかし、業界における競争激化や退職給付会計の適用基準変更等を反映してこちらの事業でも増収減益になってしまっています。

ジェコス株式会社(9991)の2024年3月期業績予想

同社の2024年3月期の通期業績予想は以下の様になっています。

売上高             1,200.00億円 (前期比 -0.4%)
営業利益            46.50億円 (前期比 +3.3%)
経常利益            50.00億円 (前期比 +2.0%)
親会社株主に帰属する当期純利益 33.00億円 (前期比 -3.7%)


売上高は横ばいとなるも、営業利益率の上昇が見込まれているんですね。

事業環境自体は厳しいものの、
首都圏を中心として大型物件の建設工事が動き出す事で需要が上向く予想となっている様です。

重仮設事業では、コスト増を反映した価格改定や採算・生産性アップを進めることが予定されています。

また、仮設橋梁については内製化する事で事業拡大を図るとの見通しが記載されていました。

なお、決算と合わせてシンガポール企業(FUCHI Pte. Ltd.)への資本参加の発表もあり、海外展開へと本格的に乗り出すことも明記されていました。

ジェコス株式会社(9991)の配当利回り

同社の配当予想では、中間配当15円、期末配当20円で合計35円/株となっています。
同社株式の4/28終値は890円でしたので、

予想配当利回り=35/890≒3.93%

という事になりますね。

利回りとしては、比較的高めであると思います。

ジェコス株式会社(9991)の株主優待

残念ながら、同社は株主優待制度を導入してはいません
また、優待制度の導入について案内があれば当ブログで紹介したいと思います。

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo