目次
- まとめ
- 株式会社AOKIホールディングス(8214)とは
- 通期連結業績予想の修正および特別損失の計上に関するお知らせ
- 株式会社AOKIホールディングス(8214)の3Q決算
- 株式会社AOKIホールディングス(8214)のセグメント別業績
- 株式会社AOKIホールディングス(8214)の業績予想・進捗率
- 株式会社AOKIホールディングス(8214)の配当利回り
- 株式会社AOKIホールディングス(8214)の株主優待
ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社AOKIホールディングス(8214)は、紳士服販売に加えてカラオケ店舗や複合カフェの運営を以前から積極的に進めている企業です。
shousanshouuoは、AOKIホールディングスの末席株主です。
今回は「AOKIHD(8214) 通期連結業績予想上方修正【営業利益+8%、経常利益+6.1%、純利益+96.2%】」についての記事です。
まとめ
株式会社AOKIホールディングス(8214)は東京証券取引所プライム市場へ上場している神奈川県の企業で、「ファッション事業」「アニヴェルセル・ブライダル事業」「エンターテイメント事業」を展開しています。
昨日、同社からは
【営業利益+8%、経常利益+6.1%、純利益+96.2%】
となる、連結業績予想の修正が発表されました。
同社の業績は、かなり落ち込んだ状態が続いていましたが販管費削減等の施策が効いてきた、という事の様ですね。
予想配当利回りは、1.63%と低めではありますが業績が回復すればまた40~50円の年間配当が期待できるのではないかと思います。
足元の業績は改善しつつある様ですので、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社AOKIホールディングス(8214)とは
東京証券取引所プライム市場へ上場している、神奈川県の企業です。
同社は、
紳士服・婦人服及び服飾品並びにファッション商品の企画販売を行う「ファッション事業」
結婚式場及びパーティ会場の運営、記念日を軸とした商品の販売並びにサービスの提供、カフェの運営を行う「アニヴェルセル・ブライダル事業」
シェアリングスペース、カラオケルーム、セルフトレーニング施設等の運営を行う「エンターテイメント事業」
を展開しています。
同社の歴史
1958年 長野県で個人商店として「洋服の青木」が創業しています。
1965年 「株式会社 洋服の青木」が設立されています。
1967年 「株式会社 アオキ」へと商号が変更になっています。
1971年 長野駅前店を開店した際に、オリジナル商品の開発をスタートしたみたいです。
1979年 郊外型標準店第一号として、長野市に店舗を開店しています。ここから本格的にチェーン展開がスタートしたのですね。
1980年 「株式会社アオキファッション」へと商号変更を行っています。
1980年 神奈川県海老名店をオープンさせた事で、首都圏進出を開始しています。
1985年 「株式会社アオキインターナショナル」へと商号変更を行っています。バブル期でもあり、海外展開も見据えていたのでしょうか。
1987年 株式を店頭登録した事で、株式公開を果たしています。
1989年 東京証券取引所市場第二部への上場を果たしています。
1991年 東京証券取引所市場第一部への昇格を果たしています。
1995年 インターネット通販を開始しています。当時としては、かなり早い参入だったのではないでしょうか。
1998年 アニヴェルセル表参道、コート・ダジュールを開業し、事業の多角化へと舵を切っています。結果的にはこの判断は同社にとってプラスに働いていますね。
2003年 快活CLUBの第1号店がオープンしています。
2006年 現在の「株式会社AOKIホールディングス」へと商号変更を行っています。
2019年 24時間フィットネスジムであるFiT24の1号店がオープンしています。
通期連結業績予想の修正および特別損失の計上に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容としては、減収増益の見通しになるというものです。
数値を以下にお示しします。
前回発表予想 今回修正予想
売上高 1,565.00億円 ⇒ 1,549.00億円 (計画比 -1.0%)
営業利益 50.00億円 ⇒ 54.00億円 (計画比 +8.0%)
経常利益 41.00億円 ⇒ 43.50億円 (計画比 +6.1%)
親会社株主に帰属する当期純利益 13.00億円 ⇒ 25.50億円 (計画比 +96.2%)
となっていました。
営業利益率は3.49%となる予想ですね。
エンターテイメント事業の落ち込み分を、ファッション事業でカバーしたという事の様です。パジャマスーツのヒットに救われた形ですね。
純利益が増加した理由に関しては、2022/2/8に開示されている
「横浜市の土地の売却益」が40億円ほどあった事で押し上げられましたが、その一方で
「固定資産の減損に係る会計基準」に基づく特別損失として22.44億円を計上するために、増額分は12.50億円に留まっています。
株式会社AOKIホールディングス(8214)の3Q決算
2022/2/4に、同社からは3Q決算が発表されています。
そちらの数値も確認しておきましょう。
売上高 1,027.13億円 (前年同期比 +8.5%)
営業利益 -17.34億円 (前年同期は -121.41億円)
経常利益 -25.11億円 (前年同期は -128.57億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 -25.63億円 (前年同期は -114.41億円)
となっていました。
営業利益率は-1.69%です。
そして3Q末時点での自己資本比率は53.5%と、前年度よりも0.6%アップしています。
株式会社AOKIホールディングス(8214)のセグメント別業績
同社の決算短信によれば、報告セグメントとして
- ファッション事業
- アニヴェルセル・ブライダル事業
- エンターテイメント事業
- 不動産賃貸事業
の4セグメントが記載されています。
それぞれの数値をかくにんしておきましょう。
ファッション事業
売上高 530.43億円 (前年同期比 -0.2%)
セグメント利益 -23.38億円 (前年同期は -48.78億円)
セグメント利益率 -4.41% (前年同期比 +4.77%)
売上高は「パジャマスーツ」のヒットもあって下げ止まった印象であり、販管費の削減も効いたみたいですね。
AOKI 1店舗、ORIHICA 1店舗を新規出店し、
AOKI 6店舗、ORIHICA 4店舗の閉鎖を行ったとの事で、3Q末の店舗数は621店舗となっています。
アニヴェルセル・ブライダル事業
売上高 65.17億円 (前年同期比 +22.3%)
セグメント利益 -0.53億円 (前年同期は -26.03億円)
セグメント利益率 -0.81% (前年同期比 +48.04%)
契約満了等もあって、運営店舗は2店舗減となっています。
しかし、挙式・披露宴見合わせの影響が減少した事もあり、施行組数は大きく増加に至っています。
エンターテイメント事業
売上高 421.91億円 (前年同期比 +19.6%)
セグメント利益 2.05億円 (前年同期は -55.17億円)
セグメント利益率 0.49% (前年同期比 +16.13%)
同事業のうち、82.68%は複合カフェ事業が稼ぎ出しているみたいですね。
快活CLUB 29店舗、FiT24 43店舗の新規出店した一方で、
改革CLUB 19店舗、コート・ダジュール 4店舗の閉鎖を実施しています。
その結果、3Q期末時点では708店舗数になっています。
*2022/5/24追記
同社は、競合関係にあったランシステムを子会社化すると発表していました。
これによって、同社の複合カフェ業界におけるシェアや地位はさらに高いものになるという事が予想されます。
引き続き、同社の動向に注目したいと思います。
不動産賃貸事業
売上高 32.62億円 (前年同期比 +12.6%)
セグメント利益 6.74億円 (前年同期比 +15.0%)
セグメント利益率 20.66% (前年同期比 +0.44%)
閉店した店舗等の有効活用として、賃貸事業を行っています。
今のところ、同事業は堅調な様ですね。
株式会社AOKIホールディングス(8214)の業績予想・進捗率
同社が昨日発表した通期業績予想と、3Q末時点での進捗率は以下の様になっています。
売上高 1,027.13億円 (進捗率 66.31%)
営業利益 -17.34億円
経常利益 -25.11億円
親会社株主に帰属する四半期純利益 -25.63億円
株式会社AOKIホールディングス(8214)の配当利回り
同社の年間配当予想は、中間配当5円、期末配当5円で合計10円/株となっています。
同社株式の昨日終値は612円でしたので、
予想配当利回り=10/612≒1.63%
という事になりますね。
現在の利回りは低めで推移しているものの、コロナ前は年間46円の配当を行っていましたので、業績が戻ってくれば株価も上昇する可能性は十分ありそうです。
株式会社AOKIホールディングス(8214)の株主優待
同社では、3月末と9月末の株主を対象とした株主優待制度を導入しています。
100~999株保有では、
が頂けます。
以下の記事に、実際に届いた優待券の内容を掲載しています。
内容が内容ですので、予想配当+優待利回りの計算は難しいのですが、
うまく利用すればお得に買い物等が楽しめると思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo