目次
- まとめ
- エコナックホールディングス(3521)とは
- 東京都港区西麻布のサウナ・スパ及び宿泊施設建設に関するお知らせ
- エコナックホールディングス(3521)の2022年3月期決算
- エコナックホールディングス(3521)のセグメント別業績
- エコナックホールディングス(3521)の業績予想・進捗率
- エコナックホールディングス(3521)の配当利回り
- エコナックホールディングス(3521)の株主優待
ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
エコナックホールディングス(3521)という企業をご存じでしょうか?
かつての社名で言うと「日本レース」です。
shousanshouuoは、エコナックホールディングス(3521)の末席株主です。
今回は「エコナックHD(3521) 2023年春にテルマー湯新店を西麻布にオープン【総投資額 約12億円】」についての記事です。
まとめ
エコナックホールディングス(3521)は、東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。
温浴施設である新宿歌舞伎町のテルマー湯の運営と、西麻布に保有している建物の賃貸事業が同社の収益源となっています。
昨日、同社からは西麻布にサウナ・スパ施設を来春オープンするとのリリースがありました。
総投資額は約12億円で、都内最大級サウナ主体の豪華エジプト風サウナ・スパ施設になるとの事です。
埼玉県比企郡での温浴施設運営開始も控えており、今後は同社の温浴事業のウェイトがますます高まりそうですね。
リオープンが進んでくれば、温浴施設等の身近なレジャーへの消費意欲は改善する事が期待されますので、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
エコナックホールディングス(3521)とは
同社は、東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。
現在の業務内容は「不動産事業及び株式の所有を通じたグループ会社の事業活動の管理及び経営指導」となっています。
実情としては、温浴施設である新宿歌舞伎町のテルマー湯の運営と、西麻布に保有している建物の賃貸事業が同社の収益源となっています。
同社の株式を購入した経緯については、当ブログの以下の記事に記載していますので、
宜しければそちらもご参照下さい。
同社の歴史
1926年 京都で「日本レース株式会社」を創立。レース製造を開始。
1949年 東京証券取引所への株式上場を果たす。
1973年 「湖北日本レース株式会社」を設立し、刺繍レースの製造を開始。
1976年 「株式会社絵麗奈」を設立し、繊維製品・服飾製品の販売を開始。
1980年 「株式会社絵麗奈」を「株式会社モンプレーヌ」に社名変更。
化粧品の製造を開始。
1992年 「株式会社モンプレーヌ」を「株式会社ラフィネ」に社名変更。
2001年 「日本レース株式会社」を「エコナック株式会社」に社名変更。
2006年 不動産事業を開始。
2008年 「湖北日本レース株式会社」を「日本レース株式会社」に社名変更。
2010年 「日本レース株式会社」と「株式会社ラフィネ」が合併し、「日本レース株式会社」が存続会社となる。「エコナック株式会社」を「エコナックホールディングス株式会社」に社名変更。
2015年 「株式会社テルマー湯」が温浴事業を開始。
2017年 「日本レース株式会社」の繊維事業を「エコナックホールディングス株式会社」に譲渡。「日本レース株式会社」の株式を譲渡し、化粧品事業から撤退。
2020年 繊維事業を廃止。
東京都港区西麻布のサウナ・スパ及び宿泊施設建設に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
オープン日は来年早春との事です。
施設名称:(仮称)サウナ・スパ テルマー湯 西麻布
所在地:東京都港区西麻布一丁目7番2号
本施設に関する総投資額は約12億円で、
都内最大級サウナ主体の豪華エジプト風サウナ・スパ施設になるとの事です。
立地も比較的良いと考えられる事から、客単価はそれなりに高い設定となるのではないでしょうか。
来春までサウナブームがしっかりと続いている事を期待したいですね。
エコナックホールディングス(3521)の2022年3月期決算
5/12に同社の前期決算発表がありましたので、その数値も確認しておきましょう。
売上高 7.51億円 (前年同期比 +25.4%)
営業利益 -1.15億円 (前年同期は -1.77億円)
経常利益 -1.31億円 (前年同期は -1.86億円)
親会社株主に帰属する当期純利益 -0.22億円 (前年同期は -1.58億円)
となっていました。
赤字が継続しているものの、赤字幅は縮小している様です。
営業利益率は-15.37%です。
そして期末時点での自己資本比率は75.1%で前期よりも6.4%アップしています。
エコナックホールディングス(3521)のセグメント別業績
同社の報告セグメントとしては、
- 温浴事業
- 不動産事業
の別に記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
温浴事業
売上高 6.87億円 (前年同期比 +54.9%)
セグメント利益 0.05億円 (前年同期は -1.66億円)
セグメント利益率 0.75% (前年同期比 +38.31%)
テルマー湯は、ロックダウンの影響もあって営業時間に制限が加わった事や、臨時休業もあった事で前年度は売上高が縮小していた様です。
その後は、オミクロン株が蔓延するまでの間に24時間営業の再開で客数も回復していたものの、再度ロックダウンとなり来館者数はコロナウィルス感染症の影響で以前の6割程度になってしまっている様です。
なお、今後は埼玉県比企郡に新たな温浴施設の運営開始を予定している他、今回のリリースがあった西麻布のサウナ・スパ施設開業が予定されているため、当セグメントの重要性が高まるのではないかと思います。
不動産事業
売上高 0.63億円 (前年同期比 -58.8%)
セグメント利益 0.15億円 (前年同期比 -85.6%)
セグメント利益率 24.84% (前年同期比 -46.05%)
テナントからの賃料回収が困難となった事や、退去があったために減収減益となっていますね。
今後、空きテナント部分に今回リリースとなったサウナ・スパ施設が開業する予定となっているため、今後は新たな物件取得等がなければ売上高は前期並みか、それよりも下回った水準で推移する可能性が高そうです。
エコナックホールディングス(3521)の業績予想・進捗率
同社の通期業績予想と、2Q末時点での進捗率は以下の様になっています。
エコナックホールディングス(3521)の配当利回り
同社の配当予想は、残念ながらゼロ円/株の予想となっています。
業績が改善して、いつか復配して頂けるとありがたいですね。
エコナックホールディングス(3521)の株主優待
現時点では配当を実施していない同社ですが、株主優待制度は行っています。
その内容ですが、
3月末日時点で500株以上保有した場合に、テルマー湯優待券が頂ける
というものです。
優待券1枚につき1名の招待となるみたいです。
なお、土曜日・日曜日・祝日及び特定日の利用は不可と、条件が付記されています。
テルマー湯の月曜~金曜日の入場料金は、Web購入の場合で¥2,185となっています。昨日の同社株式の終値は88円でしたので、
予想配当+優待利回り=0+2,185/88×500≒4.97%
という計算になりそうです。
そう考えると、利回りとしては比較的高いですね。
今後は、埼玉県のグランピング施設や西麻布のテルマー湯でも優待券が使える様になる可能性もあるため、使い勝手が良くなるかもしれません。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo