ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

株式会社リソー教育(4714) 2022年2月期配当予想の上方修正に関するお知らせについて

目次

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
TOMASという個別指導塾をご存じでしょうか?
個別指導塾の中でも、難関校への合格実績を強みとしている塾です。
そんなTOMASを運営しているのが株式会社リソー教育です。
shousanshouuoは、リソー教育の末席株主です。
今回は「株式会社リソー教育(4714) 2022年2月期配当予想の上方修正に関するお知らせ」についての記事です。

株式会社リソー教育とは

東京証券取引所市場第一部へ上場しており、4月以降はプライム市場への移行が予定されている東京の企業です。
同社は「生徒の個性・個人差は千差万別。その個人差に的確に対応できる教育こそが本物の教育であり、理想の教育である。」という理念のもとにTOMASを直営で運営しています。
また、名門会伸芽会スクールTOMASプラスワン教育駿台TOMASココカラTチャーズの6つの子会社でリソー教育グループを形成しており「人間総合生活情報サービス業」を構築する、と事業内容には記載されています。

同社は、1985年に株式会社日本教育公社として新宿区に設立されています。
そこで、理想教育研究所という呼称で教室の運営をスタートしていました。
当時から少人数クラスでの指導を行っていたのですね。
1989年には、名門会家庭教師センターを設立して家庭教師部門へと進出しています。
ここでも「プロ教師」による教育で他社との差別化に成功しています。
1990年には、完全個室で1:1の個人授業システムという独自の業態を開発し
「東京マンツーマンスクール」へ教室名を変更しています。
これが、のちにTOMASですね。
現在の社名である「株式会社リソー教育」に変更となったのは1998年の事で、その直後には株式店頭登録を果たしています。
2001年には、東京証券取引所市場第二部へ上場となり、翌2002年には早くも東京証券取引所市場第一部指定銘柄になっています。

2022年2月期配当予想の上方修正に関するお知らせ

本日は、そんな同社から期末配当予想の再上方修正が発表されていました。
実は、昨年の10/11にも配当予想の上方修正が発表されており、

12円→14円

の上方修正がリリースされていたのですが、本日のリリースで

14円→16円

と、再度上方修正になったものです。

株式会社リソー教育の3Q決算

先週、同社は3Q決算を発表していました。
早速、中身を確認してみましょう。

売上高               220.64億円 (前年度比 +23.4%)
営業利益             20.74億円 (前年度は 1.49億円)
経常利益             20.79億円 (前年度比 +414.0%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 13.14億円 (前年度は 0.40億円)

となっていました。
営業利益率は、9.40%で高い水準を保っています。
そして3Q末時点での、同社の自己資本比率は50.9%と、前年度よりも4.2%アップしています。

株式会社リソー教育のセグメント別業績


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学習塾事業

売上高       113.14億円 (前年度比 +19.59%)
セグメント利益  5.12億円 (前年度は -4.46億円)
セグメント利益率 4.53% (前年度比 +9.25%)

家庭教師派遣教育事業

売上高         37.10億円 (前年度比 +10.03%)
セグメント利益  1.88億円 (前年度比 +4.49%)
セグメント利益率 5.09% (前年度比 -0.27%)

幼児教育事業

売上高         48.66億円 (前年度比 +30.85%)
セグメント利益   12.30億円 (前年度比 +88.06%)
セグメント利益率 25.29% (前年度比 +7.69%)

学校内個別指導事業

売上高         16.78億円 (前年度比 +52.64%)
セグメント利益   -0.20億円 (前年度は -2.47億円)
セグメント利益率 -1.23% (前年度比 +21.24%)

人格情操合宿教育事業

売上高           7.04億円 (前年度比 +65.13%)
セグメント利益   -0.47億円 (前年度は -1.36億円)
セグメント利益率 -6.77% (前年度比 +25.17%)

前年度に赤字となっていた3事業が、いずれも大幅に改善した事が大きいですね。
また、幼児教育事業では非常に高い利益率と売上の伸びを記録しています。

株式会社リソー教育の業績予想・進捗率

同社の通期業績予想と、その進捗率は以下の様になっています。

売上高              300.00億円 (前年度比 +19.0%、進捗率 73.55%)
営業利益            30.10億円 (前年度比 +197.8%、進捗率 68.90%)
経常利益            30.00億円 (前年度比 +151.6%、進捗率 69.30%)
親会社株主に帰属する当期純利益 21.00億円 (前年度比 +278.2%、進捗率 62.57%)

同社にとっては4Qの受験シーズンが稼ぎ時ですので、ここに向けて一気に売上・利益率が上昇する事が期待されます。
また、大型学習塾とは異なるためコロナウィルス感染症の影響で教室そのものの閉鎖等がなければ営業は継続できそうですし、教室が閉鎖となってもオンライン授業を提供できる可能性は高そうです。

株式会社リソー教育配当利回り

同社の配当予想では、上記の通り期末配当16円/株となっています。
本日、同社の終値は336円でしたので、

予想配当利回り=16/336≒4.76%

という事になりますね。
これはかなりの高利回りです。

株式会社リソー教育株主優待

残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません。

まとめ


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株式会社リソー教育は、東京証券取引所市場第一部へ上場しており、4月以降はプライム市場への移行が予定されている企業です。
社名の通り、同社は教育事業を行っており中でも難関校を目指す個別指導塾であるTOMASは、同社の主力事業となっています。
また、伸芽会は今年度で売上、利益ともに急激に拡大しており同社の好業績を支える重要な事業となっています。
赤字事業の立て直しに関しても結果が出つつあり、今後も引き続き同社の業績が伸長する事が期待できそうです。
なお、同社の予想配当利回りは4.76%と非常に高利回りとなっています。
その様に業績好調な同社ですので、今後も末席株主として応援したいと思っています。

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo