ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
shousanshouuoは、
中小型バリュー株偏重長期投資スタンスの兼業投資家です。
突然ですが、皆さんは農機のメーカーをいくつご存じでしょうか?
クボタ、ヤンマー、井関農機・・・など、
田舎であれば各ブランドの製品を取り扱うお店があったり、実際に稼働している農機を見る機会もあるでしょうが、
都会だと・・・農機よりも外国車や高級車を見る機会の方が多いかもしれませんね。
実は、shousanshouuoは農機を製造・販売している
株式会社タカキタ(6325)の末席株主です。
今回は
「タカキタ(6325) 2024年3月期業績予想上方修正・増配を発表【予想比で売上高 +6.0%、営業利益 +62.0%、純利益 +60.9%に!!】」
についての記事です。
まとめ
株式会社タカキタ(6325)は、
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している三重の企業で、
飼料系農機を主力として農機等の製造・販売を行っています。
昨日は同社から2024年3月期の通期業績予想の上方修正と増配が発表されました。
結果は、予想比で
売上高 +6.0%、営業利益 +62.0%
経常利益 +58.5%、当期純利益 +60.9%
となり、予想を大きく上回る結果でした。
なお、同社は合わせて
2025年3月期の期末配当を5円⇒10円へと増配することを発表しています。
今後の成長も期待しつつ、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社タカキタ(6325)とは
同社は、東京証券取引所スタンダード市場へ上場している三重の企業で、
飼料系農機を主力として農機等の製造・販売を行っています。
超有名銘柄ではありませんが、独自の路線で一定の地位を築いている様です。
自分で言うのもなんですが、こういうニッチトップみたいな企業はshousanshouuo好みの銘柄ですね。
株式会社タカキタ(6325)
業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ
同社からは、昨日上記名称のリリースがありました。
毎度のことながら、タイトルだけでは上方修正か下方修正か分からんですので、PDFを開けるまでドキドキが止まりません。
結果は・・・
ありがたいことに上方修正と増配でしたー!!
業績予想の修正について
同社の2024年3月期通期個別業績予想は以下の様に修正となりました。
前回発表予想 今回修正予想
売上高 80.00億円 ⇒ 84.82億円 (増減率 +6.0%)
営業利益 6.00億円 ⇒ 9.72億円 (増減率 +62.0%)
経常利益 6.50億円 ⇒ 10.30億円 (増減率 +58.5%)
当期純利益 4.30億円 ⇒ 6.92億円 (増減率 +60.9%)
予想よりも増収増益となる見込みなんですね。
修正の理由としては、
国の畜産クラスター事業の採択が進んだことにより、
耕畜連携・循環型農業に寄与する農機等の売上が伸長したことと、海外市場への受注増加があった様です。
耕畜連携って言葉は、初めて知りましたが飼料を自分のところでつくって自給自足するってイメージなんですかね。
輸送コスト等がかからないのと、たい肥もうまく活用することで環境に配慮した農業の形なのかもしれません。
また、コストアップに対しても適切に価格改定で対応出来ていた様で上記上方修正になったとのことです。
配当予想の修正について
同社の2024年3月期の配当予想では、
中間配当5円、期末配当5円で合計10円/株となっていました。
しかし、昨日の業績上方修正に合わせて
期末配当を5円⇒10円へと増配
することを発表してくれました。
年間配当は10円⇒15円へと、50%増となる増配ですね。
ありがたい限りです。
同社株式の昨日終値は580円でしたので、
予想配当利回り=15/580≒2.59%
という事になりますね。
利回りとしては、まずまずと言えるのではないでしょうか。
株式会社タカキタ(6325)の
2024年3月期3Q決算
2024/1/31に、同社からは2024年3月期3Q決算発表がありました。
数値を確認しておきましょう。
売上高 63.38億円 (前年同期比 +14.4%)
営業利益 7.14億円 (前年同期比 +53.4%)
経常利益 7.55億円 (前年同期比 +48.7%)
四半期純利益 5.15億円 (前年同期比 +51.1%)
となっていました。
営業利益率は11.27%と高い水準ですよね。
増収増益を果たしています。
そして3Q末時点での自己資本比率は74.0%で、前期末より2.7%ダウンしています。
株式会社タカキタ(6325)のセグメント別業績
2024年3月期の3Q決算短信には
- 農業機械事業
- 軸受事業
の2セグメントに分けて記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
農業機械事業
セグメント売上高 60.03億円 (前年同期比 +15.62%)
セグメント利益 6.82億円 (前年同期比 +59.61%)
セグメント利益率 11.37% (前年同期より 3.14%改善)
国の畜産クラスター事業の採択が進んだことで、
同社の製品売上が伸長したことに加え、除雪作業機の早期受注活動も売上に寄与したとのことです。
なお、同社は製品の輸出を行っており、
韓国市場における売上も増収になったとのことでした。
軸受事業
セグメント売上高 3.34億円 (前年同期比 -3.83%)
セグメント利益 -0.04億円 (前年同期は 0.01億円の黒字)
セグメント利益率 -1.29% (前年同期より 1.69%悪化)
得意先からの受注が減少したことで、減収かつ赤字転落となってしまいました。
株式会社タカキタ(6325)の株主優待
同社は、株主優待制度を実施しています。
内容ですが、
9月末日時点で100株以上を保有する株主に対して
「QUOカード」を贈呈するというものです。
保有株式数によって、頂ける金額が異なっており、
100~999株 500円分
1,000株以上 1,000円分
が頂ける様になっています。
よって、仮に100株のみを保有した場合は
予想配当+優待利回り=15+5/580≒3.45%
という計算になります。
クオカードを頂ける場合は、税金がかからない配当と同等に使えますので、まずまずの利回りと言えるのではないでしょうか。
【関連記事】
実際に同社から頂いた優待については、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo