ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
書店の文教堂をご存知でしょうか?
関東を中心に展開している書店チェーンで、現在は事業再生中の企業です。
shousanshouuoは、文教堂グループホールディングス(9978)の末席株主です。
今回は「文教堂GHD(9978) 2024年8月期中間決算を発表【減収減益となるも、営業黒字で進捗率もまずまず!!】」についての記事です。
まとめ
文教堂グループホールディングス(9978)は、
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している神奈川の書店チェーンで、関東を中心に77店舗(2023年8月期現在、同社ホームページ記載より)を運営しています。
昨日は同社の2024年8月期中間決算発表があり、
売上高 -4.2%、営業利益 -24.5%
経常利益 -12.9%、純利益 -33.8%
という結果でした。
減収減益です。
とはいえ、ギリギリ黒字を計上できているんですね。
徐々に企業として、事業再生がうまくいくことを期待しながら、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
【関連記事】
shousanshouuoは、同社株が2024/3月に急騰した際に一部売却を行いました。
その経緯については、当ブログの以下の記事で紹介していますので宜しければそちらもご参照下さい。
文教堂グループホールディングス(9978)とは
文教堂グループホールディングス(9978)は、
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している神奈川の企業です。
同社は、関東を中心に77店舗(2023年8月期現在、ホームページ記載より)を運営しています。
書店からプログラミング教育等にも手を伸ばしていますが、
まだまだ業績は厳しくギリギリ黒字という状態ですね。
ある程度店舗数が減少して、プログラミング教育事業拠点が増えたところで
「やる気スイッチグループ」からのTOBとかがあれば面白いんですけど・・・。
文教堂グループホールディングス(9978)の
2024年8月期中間決算
昨日、同社からは2024年8月期中間決算短信がリリースされていました。
数字を確認しておきましょう。
売上高 76.42億円 (前年同期比 -4.2%)
営業利益 0.32億円 (前年同期比 -24.5%)
経常利益 0.46億円 (前年同期比 -12.9%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 0.38億円 (前年同期比 -33.8%)
となっていました。
減収減益という結果ですね。
営業利益率は0.41%と、相変わらずの薄利です・・・。
そして期末時点での自己資本比率は13.7%で、前期末より0.9%%アップしています。
不採算店舗1店の閉店を行った一方で、
カプセルトイ専門店やプログラミング教育HALLOの導入
を行う等の施策を行っています。
少しずつ、習い事としてのプログラミングも認知されてきており
出店余地はありそうな事業ですが、まだインパクトは小さめですね。
教室へ入会すると文教堂でのお買い物が5%割引になる等、
相乗効果を狙った施策もされているみたいです。
【関連記事】
同社の2023年8月期の通期決算は、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
文教堂グループホールディングス(9978)の
セグメント別業績
同社の決算短信を見ると、
- 販売業
- 教育プラットフォーム事業
上記の2つを報告セグメントとしているものの、
教育プラットフォーム事業の売上高が少なく、開示情報としての重要性が乏しいとのことでセグメント別の業績は開示がありませんでした。
文教堂グループホールディングス(9978)の
2024年8月期業績予想と進捗率
同社の2024年8月期通期業績予想と進捗率は以下の様になっています。
売上高 151.50億円 (前期比 -2.1%、進捗率 50.44%)
営業利益 0.50億円 (前期比 -31.8%、進捗率 62.00%)
経常利益 0.70億円 (前期比 -28.3%、進捗率 65.71%)
親会社株主に帰属する当期純利益 0.50億円 (前期比 -48.3%、進捗率 76.00%)
減収減益の見込みとなっています。
出版流通業界そのものが縮小することが見込まれていることに加え、
コスト増が見込まれるためでしょう。
ただ、進捗率で考えると比較的健闘していると言えるのではないでしょうか。
もっとも、金額の絶対値は低い状態なのですが・・・。
最後まで粘ることで、わずかでも上方修正に至ることを期待したいと思います。
教育プラットフォーム事業も年間数教室のペースで出店していくのでしょうが、急速に展開することは難しそうです。
出版業界の縮小に負けない、安定した事業モデルが確立されるまではもう少し時間がかかりそうです。
それまで業界や同社が耐え続けることが出来れば良いのですが・・・。
文教堂グループホールディングス(9978)の配当利回り
同社は、現在事業再生中ということもあり、2024年8月期も無配の予定となっています。
優先株式も無配の状態ですので、しばらく復配は望めなそうですね。
のんびりと待つことにしようと思います。
文教堂グループホールディングス(9978)の株主優待
同社は、店頭および株主専用優待サイトでの商品購入時割引優待を実施しています。
8月末、2月末の株主を対象としたもので、
100~999株 5%割引
1,000~9,999株 7%割引
10,000株~ 10%割引
というものになっています。
割引のために1万株を買おうとは思えないですが、うまく活用することが出来ればメリットは大きそうです。
【関連記事】
同社は、かつてもっと太っ腹な優待を実施していたんですけどね・・・。
当時の優待については当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo