ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

CVSベイエリア(2687) 2024年2月期通期業績予想の修正を発表【営業総収入 +1.9%も、営業利益 +13.6%、純利益 +113.1%に!!】

◆目次◆

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社CVSベイエリア(2687)をご存じでしょうか?

最近では、株主優待利回りの高い銘柄として紹介される事が多い企業で

ユニット型ホテル(いわゆるカプセルホテルですね)やビジネスホテルの運営を東京・千葉で手掛けている企業です。

shousanshouuoは、株式会社CVSベイエリア(2687)の末席株主です。

 

今回は

CVSベイエリア(2687) 2024年2月期通期業績予想の修正を発表【営業総収入 +1.9%も、営業利益 +13.6%、純利益 +113.1%に!!】」

についての記事です。

まとめ


www.youtube.com

 

株式会社CVSベイエリア(2687)は、

東京証券取引所スタンダード市場へ上場している千葉の企業です。

 

現在は、ホテル運営マンションのフロントサービスが主力事業となっています。

 

昨日、同社からは2024年2月期通期業績予想の修正がリリースされていました。

この手のタイトルだと、PDFを開くまで内容が確認できないのでハラハラしますが、予想比で

 

営業総収入 +1.9%、営業利益 +13.6%

経常利益 -2.8%当期純利益 +113.1%

 

というもので、概ね増収増益となっておりました。

 

ホテル・コンビニエンスストア事業のいずれもが好調であった事が要因といえそうです。

また、純利益が大幅増となったのは約4億円の繰延税金資産が影響したものです。

 

なお、経常利益がマイナス予想となったのは、コミット型シンジケートローン契約に伴う手数料の追加計上が影響した様です。

 

同社の優待利回りは魅力的で、

ディズニーリゾートへ行く際には同社のホテルを積極的に利用したいと思っていますので、

今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

 

株式会社CVSベイエリア(2687)とは

同社は、東京証券取引所スタンダード市場へ上場している千葉の企業です。

 

現在は、ホテル運営マンションのフロントサービスが主力事業となっていますが、かつてはコンビニエンス・ストアを多数運営しているメガフランチャイザーでした。

 

同社の歴史

同社の歴史については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

株式会社CVSベイエリア(2687)
業績予想の修正及び繰り延べ税金資産の計上に関するお知らせ

 

同社の、2024年2月期の通期業績予想は以下の様に修正となりました。

 

              前回発表予想  今回修正予想

売上高              73.80億円 ⇒ 75.19億円 (増減率 +1.9%)
営業利益            4.28億円 ⇒ 4.86億円 (増減率 +13.6%)
経常利益            4.32億円 ⇒ 4.20億円 (増減率 -2.8%)
親会社株主に帰属する当期純利益 3.27億円 ⇒ 6.97億円 (増減率 +113.1%)

 

概ね増収増益の結果となっています。

 

修正の理由ですが、

によるものとなっています。

 

株式会社CVSベイエリア(2687)の
2024年2月期3Q決算


www.youtube.com

 

直近では、2024/1/10に同社から2024年2月期第三四半期決算がリリースされていましたので、数値を確認しておきましょう。

売上高              56.58億円 (前年同期比 +10.4%)
営業利益             4.46億円
経常利益             4.64億円
親会社株主に帰属する四半期純利益 3.93億円

となっていました。

 

※前年同期との比較については2023年2月期1Qから「収益認識に関する会計基準」適用をしている影響で一部記載がありませんでした。

 

営業利益率は7.89%と、それなりに高めです。

そして期末時点での自己資本比率は31.1%で、前期末から0.5%ダウンしていました。

 

ホテルではインバウンド需要の急回復も顕著になった、とのことです。

カプセルホテルへの宿泊を希望する外国人の方が増えたり、

ホテル宿泊単価の上昇を受けてカプセルホテルの稼働率が上昇したのではないかと思われます。

【関連記事】

なお、同社の2023年2月期決算の数字については、当ブログの以下の記事に記載しています。宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

株式会社CVSベイエリア(2687)のセグメント別業績


www.youtube.com

 

同社の2024年2月期3Q決算短信では、

  • ホテル事業
  • マンションフロントサービス事業
  • クリーニング事業
  • コンビニエンス・ストア事業
  • その他事業

に分かれて記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。

 

ホテル事業

売上高                 12.64億円 (前年同期比 +103.82%)
セグメント利益     3.46億円 (前年同期は -0.78億円)
セグメント利益率   26.89% (前年同期より39.58%改善)

 

2023年5月に新g奈多コロナウィルス感染症感染症法上の分類が変更となったことで、

6月以降の宿泊需要も拡大傾向が続いたほか、

9月以降でインバウンド需要ささらに急回復した恩恵を受けて

稼働率、客室単価がともに大幅に改善した様です。

 

なお、2023/3月に

浜松町のホテルでユニット型から広めの客室へとコンバージョンを行ったのですが、

この戦略が大成功を収めた様で、収益性も改善しています。

 

また、都内の客室単価が高くなってきたこともあり、ユニット型ホテルの需要も改善が続いています。

コロナ禍で廃業となったカプセルホテルも少なくないため、しばらくは競合が少ないという状況で利益を稼ぎ出せるのではないかと期待しています。

 

マンションフロントサービス事業

売上高                32.25億円 (前年同期比 +0.36%)
セグメント利益   3.17億円 (前年同期比 -0.11%)
セグメント利益率   9.85% (前年同期より0.05%悪化)

 

近年では、

マンションフロントだけでなくシェアオフィスや公共施設でも同社が培ったサービスの提供を行っている様です。

 

また、小規模でコンシェルジュを常置できない物件では、スマホアプリでの対応を行う等、同社の独自の取り組みが功を奏している様でした。

 

利益率も高く、急激に事業環境が悪化するリスクは高くはなさそうですので

同社のキャッシュカウ事業と言えそうです。

 

クリーニング事業

売上高                  1.56億円 (前年同期比 -11.90%)
セグメント利益   0.32億円 (前年同期比 +98.02%)
セグメント利益率  21.00% (前年同期より11.66%改善)

 

これまでに進めてきた、

事業拠点の集約や業務効率化のための自社工場閉鎖等の施策による効果が出てきているみたいですね。

採算性は大きく改善している状況です。

 

コンビニエンス・ストア事業

売上高               9.88億円 (前年同期比 -5.99%)
セグメント利益   0.72億円 (前年同期比 +13.17%)
セグメント利益率   7.38% (前年同期より1.25%改善)

 

運営していた5店舗のうち1店舗が2023/3月末で閉店となったのですが、

ビッグサイトでの大規模イベントが通常通り開催された事や、

ホテル併設店舗がホテル稼働率上昇の影響で売上を伸ばしたこともあり、

1店舗当たりの売上は増加している様です。

 

その他事業

売上高                  0.79億円 (前年同期比 -36.49%)
セグメント利益    0.19億円 (前年同期比 -44.60%)
セグメント利益率  24.43% (前年同期より3.58%悪化)

 

都内に保有していた賃貸用不動産を2022/9月に譲渡した影響とキャンプブームが下火となったため、売上・利益ともに減少となっています。

今後、グランピング施設を開業する予定ですが、どうなるでしょうか・・・。

動向を注視したいとおもいます。

 

株式会社CVSベイエリア(2687)の配当利回り

 

なお、同社の2024年2月期の配当予想は、中間配当10円、期末配当10円で合計20円/株になっています。


同社株式の昨日終値は728円でしたので、

予想配当利回り=20/728≒2.75%

という事になりますね。

 

配当利回りとしては、若干高めと言えそうです。

 

株式会社CVSベイエリア(2687)の株主優待

 

同社は、株主優待制度を導入しています。
それも、年に2回のチャンスがあります。

内容は以下の通りです。

2月末

100~199株 運営ホテルで利用できる2,000円相当の宿泊割引優待券 1枚
200株~    運営ホテルで利用できる2,000円相当の宿泊割引優待券 3枚
       ※2年以上継続保有すると、いただける優待券が4枚に増加

100株~    成田スカイウェイBBQ 株主限定割引プラン申込券    1枚
       (通常より日帰り 500円、宿泊 1,000円割引)

8月末

100~499株 運営ホテルで利用できる1,000円相当の宿泊割引優待券 1枚
500株~    運営ホテルで利用できる1,000円相当の宿泊割引優待券 4枚


仮に100株を保有して、すべての優待を使い切ったとすると、

優待でお得になる金額が3,000円分/年となります。

これまでは7,000円分を頂けていたので、優待利回りは低下してしまいますね。

 

とはいえ、200株以上を長期保有した場合には、

優待でお得になる金額が9,000円分/年となります。

これは結構な破壊力なのではないでしょうか。

 

計算上は、

予想配当+優待利回り=20+45/728≒8.93%

という計算になります。

 

かなりの高利回りと言えますね。

東京や千葉のユニット型ホテル、ビジネスホテルを利用する予定がある方にとっては魅力的な優待と言えるのではないかと思います。

【関連記事】

実際に同社から頂いた優待券の券面は、当ブログの以下の記事に記載していますので宜しければそちらもご参照下さい。


8月権利取得分

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

 

2月権利取得分

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo