ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社CVSベイエリア(2687)をご存じでしょうか?
最近では、株主優待利回りの高い銘柄として紹介される事が多い企業で
ユニット型ホテル(いわゆるカプセルホテルですね)やビジネスホテルの運営を東京・千葉で手掛けている企業です。
shousanshouuoは、株式会社CVSベイエリア(2687)の末席株主です。
今回は
「CVSベイエリア(2687) 2023年2月期決算を発表【営業黒字、経常黒字を達成、通期業績上方修正も一部修正】」
についての記事です。
まとめ
株式会社CVSベイエリア(2687)は、
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している千葉の企業です。
現在は、ホテル運営とマンションのフロントサービスが主力事業となっています。
昨日、同社からは2023年2月期本決算がリリースされていました。
営業黒字、経常黒字への転換を果たすことが出来たのが嬉しいですね。
ホテル事業の売上高が2022/10月以降で急増した事が要因といえそうです。
同社の優待利回りは魅力的で、
ディズニーリゾートへ行く際には同社のホテルを積極的に利用したいと思っていますので、
今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社CVSベイエリア(2687)とは
同社は、東京証券取引所スタンダード市場へ上場している千葉の企業です。
現在は、ホテル運営とマンションのフロントサービスが主力事業となっていますが、かつてはコンビニエンス・ストアを多数運営しているメガフランチャイザーでした。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社CVSベイエリア(2687)の2023年2月期決算
昨日、同社からは2023年2月期の本決算がリリースされていました。
営業黒字、経常黒字への転換を達成したことと、
この3Q以降での売上高が大きく伸びたことがよくわかる決算となっています。
数値を確認しておきましょう。
売上高 69.26億円
営業利益 0.81億円
経常利益 0.47億円
親会社株主に帰属する四半期純利益 -0.13億円
となっていました。
前年同期との比較については「収益認識に関する会計基準」適用のために記載がありませんでした。
営業利益率は1.18%と、低めではありますが
3Q末の数字(0.25%)よりも着実に上昇しています。
そして期末時点での自己資本比率は31.6%で、前期末から1.5%アップしています。
実際、3Q決算からの推移を確認してみると
3Q 期末
売上高 51.24億円 ⇒ 69.26億円 (+18.02億円)
営業利益 0.12億円 ⇒ 0.81億円 (+0.69億円)
経常利益 -0.18億円 ⇒ 0.47億円 (+0.65億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 -0.80億円 ⇒ -0.13億円 (+0.67億円)
となっており、
4Qだけの営業利益率は3.83%となり、
3Qの営業利益率(3.17%)よりさらに上昇が続いています。
全国旅行支援割引の影響も大きかったかと思いますが、
着実に業績は改善しているとshousanshouuoは判断しています。
【関連記事】
なお、同社の2023年2月期3Q決算の数字については、当ブログの以下の記事に記載しています。宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社CVSベイエリア(2687)のセグメント別業績
同社の決算短信では、
- ホテル事業
- マンションフロントサービス事業
- クリーニング事業
- コンビニエンス・ストア事業
- その他事業
に分かれて記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
ホテル事業
売上高 9.66億円 (前年同期比 +83.45%)
セグメント利益 -0.21億円 (前年同期は -3.39億円)
セグメント利益率 -2.25% (前年同期より62.29%改善)
宿泊需要が急拡大したこともあって、稼働率、客室単価がともに大幅に改善した様です。
まだ赤字ではありますが、状況が上向いてきていると言えます。
ユニット型ホテルはまだ需要の回復が厳しいこともあり、
浜松町のホテルでユニット型から広めの客室へとコンバージョンを行っています。
リニューアル工事が終了して販売開始となったのが3月ですので、
今後の決算発表で施策の効果が数字として表れることを期待したいですね。
また、都内の客室単価が高くなってきたこともあり、ユニット型ホテルの需要も改善している様です。
コロナ禍で廃業となったカプセルホテルも少なくないため、しばらくは競合が少ないという状況で利益を稼ぎ出せるのではないかと期待しています。
さらに、秋葉原のBAY HOTELではスマートフォンアプリゲームとのコラボ等を積極的に行うことで、他社との差別化を図っていることも同社の強みと言えそうです。
マンションフロントサービス事業
売上高 42.81億円 (前年同期比 -5.57%)
セグメント利益 4.27億円 (前年同期比 +4.96%)
セグメント利益率 9.99% (前年同期より1.00%改善)
収入は、1.46億円分が収益認識会計基準等の適用により剥落
している様で、事実上は事業が縮小しているという状況でもないみたいですね。
利益率も高く、独自のサービスを展開しているため急激に事業環境が悪化するリスクは高くはなさそうです。
クリーニング事業
売上高 2.15億円 (前年同期比 -70.98%)
セグメント利益 0.20億円 (前年同期比 +4.93%)
セグメント利益率 9.56% (前年同期より6.92%改善)
こちらも、
収益認識会計基準の影響で5.44億円収入が減少となっていますが、実態は大きく変わりない様です。
なお、事業拠点の集約や業務効率化のための自社工場閉鎖等を実施していることもあって今後は採算性の改善も期待が出来そうです。
コンビニエンス・ストア事業
売上高 13.87億円 (前年同期比 +6.18%)
セグメント利益 0.83億円 (前年同期比 +84.24%)
セグメント利益率 6.01% (前年同期より2.55%改善)
ビッグサイトでの大規模イベントが通常通り開催された事や、ホテル併設店舗がホテル稼働率上昇の影響で売上を伸ばしたこともあり、売上高は増加しています。
その他事業
売上高 1.55億円 (前年同期比 -14.60%)
セグメント利益 0.41億円 (前年同期比 +4.08%)
セグメント利益率 26.47% (前年同期より4.75%改善)
都内に保有していた賃貸用不動産を9月に譲渡したため、
売上高は減少となっています。
ただ、
成田のキャンプ場については、利用客の少ない日にはメディアへの撮影場所として提供する等、営業活動を頑張っているみたいです。
今後、グランピング施設を開業する可能性が高いですので引き続き営業活動に注力して頂き、知名度がアップすることを期待したいところです。
株式会社CVSベイエリア(2687)の2024年2月期業績予想
同社の、2024年2月期の通期業績予想は以下の様になっています。
売上高 70.34億円 (前期比 +1.6%)
営業利益 1.80億円 (前期比 +122.2%)
経常利益 1.45億円 (前期比 +208.5%)
親会社株主に帰属する当期純利益 0.97億円 (前期は -0.13億円)
全国旅行支援が6月末頃まで延長される見通しとなった事や、インバウンド需要が戻ってくる事を考えると、この数値はかなり保守的なのではないかと考えています。
また、途中途中で業績予想の上方修正が入ってくることを期待したいですね。
【関連記事】
同社の2024年通期業績予想は上記数値と比較して大幅な上方修正となっています。
当ブログの以下の記事で紹介していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社CVSベイエリア(2687)の配当利回り
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なお、同社の次期配当予想は、中間配当10円、期末配当10円で合計20円/株へと増額になっています。
同社株式の昨日終値は430円でしたので、
予想配当利回り=20/430≒4.65%
という事になりますね。
これはかなりの高配当利回りとなります。
ただし、20円の配当予想というのは同社の業績予想によれば得られた純利益のほぼすべてを配当として支払うという状態になります。
今後も業績が上向き続けることを期待していますが、首都圏のホテル相場の推移や競争激化によってはこの水準での配当維持が難しくなるかもしれません。
株式会社CVSベイエリア(2687)の株主優待
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同社は、株主優待制度を導入しています。
それも、年に2回のチャンスがあります。
昨日、同社の株主優待制度変更についてのリリースも同時にされていたので
ドキッとしたのですが、
shousanshouuoは200株以上を保有する長期保有株主なので、結果としては優待拡充になりました。
変更後の内容ですが、以下の通りです。
2月末
100~199株 運営ホテルで利用できる2,000円相当の宿泊割引優待券 1枚
200株~ 運営ホテルで利用できる2,000円相当の宿泊割引優待券 3枚
※2年以上継続保有すると、いただける優待券が4枚に増加
100株~ 成田スカイウェイBBQ 株主限定割引プラン申込券 1枚
(通常より日帰り 500円、宿泊 1,000円割引)
8月末
100~499株 運営ホテルで利用できる1,000円相当の宿泊割引優待券 1枚
500株~ 運営ホテルで利用できる1,000円相当の宿泊割引優待券 4枚
仮に100株を保有して、すべての優待を使い切ったとすると、
優待でお得になる金額が3,000円分/年となります。
これまでは7,000円分を頂けていたので、優待利回りは低下してしまいますね。
とはいえ、200株以上を長期保有した場合には、
優待でお得になる金額が9,000円分/年となります。
これは結構な破壊力なのではないでしょうか。
計算上は、
予想配当+優待利回り=20+45/430≒15.12%
という計算になります。
やはり、かなりの高利回りと言えますね。
東京や千葉のユニット型ホテル、ビジネスホテルを利用する予定がある方にとっては魅力的な優待と言えるのではないかと思います。
【関連記事】
実際に同社から頂いた優待券の券面は、当ブログの以下の記事に記載していますので宜しければそちらもご参照下さい。
8月権利取得分
2月権利取得分
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo