ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
ケイティケイ株式会社(3035)という企業をご存じでしょうか?
印刷用トナーカートリッジのリサイクルをメインに行っている企業です。
shousanshouuoは、ケイティケイ株式会社(3035)の末席株主です。
今回は
「ケイティケイ株式会社(3035) 2024年8月期中間決算を発表【売上・純利益は横ばいも、営業利益・経常利益減少に・・・】」
についての記事です。
まとめ
ケイティケイ株式会社(3035)は、
東京証券取引所スタンダード市場に上場している愛知の企業です。
同社の主力製品はリサイクルトナーカートリッジ等であり、
同社の製品は
コストだけでなく環境への負荷も低減できる事や、ISO9001/14001認証を取得している自社工場での生産
を強みとしています。
SDGsにも親和性の高い企業ですね。
昨日、同社からは2024年8月期の中間決算が発表されていました。
結果は、
売上高 +0.2%、営業利益 -22.6%
経常利益 -16.7%、純利益 +3.7%
というものでした。
昨年度と比較すると減益となっていますね。
ペーパーレスが進むことで、同社の収入源が減ってしまうのは懸念材料ですが、
2012年以降はITソリューション事業を中心にM&Aにも積極的な姿勢を見せてくれています。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
ケイティケイ株式会社(3035)とは
東京証券取引所スタンダード市場に上場している愛知の企業です。
日本国内に
営業拠点を19拠点、生産拠点を2拠点、物流拠点を2拠点
有しています。
事業内容としては
- 「リサイクルトナー等のプリンター消耗品の製造・販売」
- 「OA機器に使用する消耗品、文具事務用品の販売」
- 「インターネット等の通信販売を利用した商品等の販売」
- 「DX推進のためのITソリューション商品の販売」
を掲げています。
主要取引先には、官公庁や金融機関、農協、その他一般企業との記載がありますね。
リサイクルトナーを利用する事で、経費削減や廃棄物削減とCO2排出量削減にもつながりますので、時流にも合った事業だと思います。
同社の工場がISO9001/14001認証を取得している等の高い品質基準をクリアしている事も同社製品の強みとなっています。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
ケイティケイ株式会社(3035)の
2024年8月期中間決算
昨日、同社からは2024年8月期中間決算が発表されていました。
早速中身を確認しておきましょう。
売上高 86.52億円 (前年同期比 +0.2%)
営業利益 1.47億円 (前年同期比 -22.6%)
経常利益 2.09億円 (前年同期比 -16.7%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 1.59億円 (前年同期比 +3.7%)
となっていました。
営業利益率は、1.70%と低めです。
そして2Q末時点での自己資本比率は44.0%で前期末よりも1.9%ダウンしています。
純利益は、前期よりも上昇していますが、その理由としては特別利益の
投資有価証券売却益 2,820.9万円
が大きく影響している様ですね。
【関連記事】
同社の過去の業績については、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
ケイティケイ株式会社(3035)のセグメント別業績
同社の決算短信では、
- サプライ事業
- ITソリューション事業
に分かれてセグメント別業績の記載があります。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
サプライ事業
売上高 69.81億円 (前年同期比 -0.76%)
セグメント利益 3.86億円 (前年同期比 -3.52%)
セグメント利益率 5.54% (前年同期より0.16%悪化)
数値としては、前年同期とほぼ横ばいという結果ですね。
ペーパーレス化が進んできている中でも、健闘している数値なのではないでしょうか。
ITソリューション事業
売上高 17.73億円 (前年同期比 -0.82%)
セグメント利益 0.52億円 (前年同期比 -34.34%)
セグメント利益率 2.96% (前年同期より1.51%悪化)
金額にするとそこまで大きいものではありませんが、減収減益となっています。
複合機販売が伸び悩んだ様ですね。
また、新商品の販売促進費用や人材への先行投資がコスト要因となってしまった様です。
ケイティケイ株式会社(3035)の
2024年8月期通期業績予想・進捗率
同社の2024年8月期の通期業績予想と、2Q末時点での進捗率は以下の様になっています。
売上高 180.00億円 (前期比 +2.2%、進捗率 48.07%)
営業利益 3.80億円 (前期比 +5.2%、進捗率 38.68%)
経常利益 4.80億円 (前期比 +2.8%、進捗率 43.54%)
親会社株主に帰属する当期純利益 3.15億円 (前期比 +1.5%、進捗率 50.48%)
予想営業利益率は2.11%となるので、
下期では若干利益率の改善が見込めるという予想です。
ケイティケイ株式会社(3035)の配当利回り
同社の配当予想では、中間配当8円、期末配当8円で合計16円/株となっています。
昨日の、同社株式終値は599円でしたので、
予想配当利回り=16/599≒2.67%
という事になりますね。
まずまずの利回りではないかと思います。
同社は、連結配当性向30%を目途に、安定的な株主還元実施の方針を示しています。
よって、業績に応じて将来の配当額がアップする可能性は期待しても良さそうです。
ケイティケイ株式会社(3035)の株主優待
同社は株主優待制度を導入しています。
内容は、プレミアム優待倶楽部で
毎年8/20を基準日として、
保有株式数に応じたポイントが付与されるというものです。
長期保有することで、付与されるポイントが10%程度アップする仕組みも取り入れていますね。
2,000~2,999株 18,000ポイント
1年以上継続で20,000ポイント
3,000~3,999株 29,000ポイント
1年以上継続で32,000ポイント
4,000~4,999株 40,000ポイント
1年以上継続で44,000ポイント
5,000株以上 55,000ポイント
1年以上継続で60,000ポイント
というものです。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo