ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
皆さんは、最近、飛行機に乗る機会があったでしょうか?
shousanshouuoは、飛行機で移動することに特別感を感じて、なんだかワクワクする事が多いです。
そんな飛行機内で温かいスープやコーヒーを飲んだり、トイレを利用する事はありましたか?
株式会社ジャムコ(7408)は、主にボーイング社の航空機における
ギャレー、ラバトリーの製造で世界トップ企業です。
shousanshouuoは、株式会社ジャムコ(7408)の末席株主です。
今回は
「ジャムコ(7408) 通期業績予想修正と無配を発表【売上高 -10.6%、営業利益 -51.6%、純利益 -36.8%と大幅減に・・・】」
についての記事です。
まとめ
株式会社ジャムコ(7408)は、
東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。
ボーイング社に向けて化粧室を独占的に供給している他、
厨房設備でもかなりのシェアを占めており航空業界にはなくてはならない企業です。
昨日、同社から
2024年3月期業績予想の修正と、配当予想の修正(無配)
がリリースされていました。
内容ですが、
売上高 -10.6%、営業利益 -51.6%
経常利益 -64.1%、当期純利益 -36.8%
という厳しいもので減収減益という見通しになっています。
また、期末に15円と予想されていた配当がゼロになってしまいました・・・。
製品納入のスケジュール変更や材料部品の入荷遅れが影響して、
製品出荷が来期以降に後ろ倒しになってしまったのと、
もともと採算割れだった航空機シートセグメントでさらに採算が悪化してしまった様です・・・。
また来期以降の業績回復をshousanshouuoは期待しつつ、
引き続き末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社ジャムコ(7408)とは
同社は、東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。
ボーイング社に向けて化粧室を独占的に供給している他、
厨房設備でもかなりのシェアを占めており、航空業界にはなくてはならない企業と言えます。
ボーイング、エアバスの両社へと商品を納入しているというのは、
同社の技術力の高さと、他では真似が難しい独自性にあるのではないかと考えられます。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事で紹介していますので宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社ジャムコ(7408)
通期連結業績予想及び配当予想(無配)に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
減収減益減少で今期は無配となる見込み、という厳しい内容です。
2024年3月期の連結業績予想値の修正
前回発表予想 今回修正予想
売上高 718.00億円 ⇒ 642.00億円 (増減率 -10.6%)
営業利益 50.00億円 ⇒ 24.20億円 (増減率 -51.6%)
経常利益 32.00億円 ⇒ 11.50億円 (増減率 -64.1%)
親会社株主に帰属する当期純利益 22.80億円 ⇒ 14.40億円 (増減率 -36.8%)
修正の理由ですが、
航空機シートセグメント及び航空機内装部品セグメントにおける、顧客都合でのスケジュール変更や材料部品の入荷遅れで出荷が遅れてしまうことと、採算性の悪化が影響するみたいです。
2024年3月期 配当予想について(無配)
なお、同社の配当予想はもともと期末に15円/株でしたが、
こちらはゼロに変更となってしまいました・・・。
ただ単に、売り上げが翌期に持ち越されたという影響が大きいのであれば
次期には復配となることも期待できるのですが・・・。
株式会社ジャムコ(7408)の2023年3月期3Q決算
2024/2/9に、同社から2024年3月期の第三四半期決算がリリースされていましたので、そちらの数値も確認しておきます。
売上高 443.92億円 (前年同期比 +39.3%)
営業利益 14.04億円 (前年同期は -11.0%)
経常利益 5.26億円 (前年同期は -60.4%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 12.67億円 (前年同期は +3.0%)
となっていました。
増収となるも減益という結果だったんですね。
営業利益率は3.16%と、やや低めでした。
そして3Q末時点での自己資本比率は14.0%で、前期末より1.1%改善しています。
【関連記事】
同社の過去の業績については、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社ジャムコ(7408)のセグメント別業績
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同社の決算短信では、
- 航空機内装品等製造関連
- 航空機シート等製造関連
- 航空機器等製造関連
- 航空機整備等関連
- その他
に分かれて報告されていました。
それぞれの数値を確認しておきます。
航空機内装品等製造関連
売上高 283.04億円 (前年同期比 +37.73%)
セグメント利益 35.48億円 (前年同期比 +26.39%)
セグメント利益率 12.54% (前年同期より1.12%悪化)
航空旅客需要の回復に伴い、航空機メーカーの増産やスペアパーツ需要の増加に対応するため増産となった様です。
国内子会社の統合による効率化・合理化に向けた準備や、
フィリピン工場の能力・機能拡張計画にも取り組んだとのことで、長期的には収益力が今よりも高まる可能性はありそうですね。
航空機シート等製造関連
売上高 67.07億円 (前年同期比 +194.21%)
セグメント利益 -29.12億円 (前年同期は -15.37億円)
セグメント利益率 -43.43% (前年同期より24.01%改善)
事業立ち上げから、まだ10年足らずで実績が少ないこともあって、
なかなか収益化は厳しいですが、
ビジネスクラス・シート「Venture」がKLMオランダ航空のボーイング777型機のワールドビジネスクラスシートに初採用という実績をあげています。
ちなみに、ANAのハワイ路線に就航しているA380(FLYING HONU)のファーストクラスの座席
や
ZIP AIRのプレミアムクラスシート
は同社が納入しているものみたいです。
なお、昨日同社からは
航空機シート事業の開発を伴う受注の一時凍結がリリースされていました。
航空機需要が拡大しており、
既存機の機内改修需要や新造機向けの航空機内装部品の需要に応えるためとのことです。
ずっと赤字続きのセグメントですので、経営判断としては悪くないのではないでしょうか。
航空機器等製造関連
売上高 38.08億円 (前年同期比 +22.37%)
セグメント利益 -2.52億円 (前年同期は -0.68億円)
セグメント利益率 -6.63% (前年同期より4.44%悪化)
航空機用の軽量機体部材を開発したり、
CFRP部材の他分野への展開についても行っている様です。
航空機整備等関連
売上高 57.66億円 (前年同期比 -7.31%)
セグメント利益 1.46億円 (前年同期比 +14.64%)
セグメント利益率 2.52% (前年同期より0.48%改善)
エアライン、官公庁向けの整備受注に努めたことで、安定した収益をあげるための事業基盤強化に取り組まれたとのことでした。
その他
売上高 1.02億円 (前年同期比 +12.36%)
セグメント利益 -0.02億円 (前年同期は -0.00億円)
セグメント利益率 -2.43% (前年同期より1.88%悪化)
株式会社ジャムコ(7408)の株主優待
残念ながら、同社は株主優待制度を導入してはいません。
また、新設等の動きがあれば当ブログで取り上げたいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo