ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

岡部株式会社(5959) 2023年12月期決算を発表【売上高 +1.7%、営業利益 -22.5%、純利益 -70.97億円に】

◆目次◆

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。

岡部株式会社(5959)をご存じでしょうか?

shousanshouuoは、岡部株式会社(5959)の末席株主です。

 

今回は「岡部株式会社(5959) 2023年12月期決算を発表【売上高 +1.7%、営業利益 -22.5%、純利益 -70.97億円に】」についての記事です。

まとめ

岡部株式会社(5959)

東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業で、

建設向けの仮設・型枠や構造機材、建材等の製造を行っています。

 

昨日、同社からは2023年12月期決算が発表され、

 

売上高 781.52億円、営業利益 40.82億円

経常利益 43.03億円、純利益 -70.97億円

 

という結果でした。

 

米国での減損損失と事業整理損が合計で約100億円になってしまったことで、大幅な純損失を計上してしまっています・・・。

 

今後の見通しとしては、

売上高は減少するものの営業利益、経常利益の水準は概ね同程度での推移を見込んでいる様です。

 

純損失も今期限りのものとなるため、

2024年12月期の当期純利益は28億円を見込んでいるみたいですし、戦略投資等へも意欲的な様ですので、

今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

岡部株式会社(5959)とは


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岡部株式会社(5959)は、

東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。

 

同社の取り扱う製品としては、建設向けの仮設・型枠や構造機材、建材等となっています。

同社の歴史

同社の歴史については、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

岡部株式会社(5959) の
2023年12月期通期決算


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昨日、同社からは2023年12月期の通期決算がリリースされています。
数値を確認しておきましょう。

 

売上高               781.52億円 (前期比 +1.7%)
営業利益             40.82億円 (前期比 -22.5%)
経常利益             43.03億円 (前期比 -21.3%)
親会社株主に帰属する当期純利益 -70.97億円 (前期は 38.48億円の黒字)

 

となっていました。

増収となるも減益で最終赤字転落という結果ですね。

営業利益率は5.22%です。
そして期末時点での自己資本比率は68.0%で、前期末よりも3.6%アップしています。

【関連記事】

なお、過去に当ブログでは同社についての記事を記載していたことがありました。宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

岡部株式会社(5959)のセグメント別業績


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同社の決算短信では、

  • 建設関連製品事業
  • 自動車関連製品事業
  • その他の事業

に分かれて記載がありました。
早速、それぞれの数値を確認しておきましょう。

建設関連製品事業

売上高      641.28億円 (前期比 +1.66%)
セグメント利益 40.66億円 (前期比 -20.24%)
セグメント利益率   6.34% (前期よりも1.74%低下)

国内での仮設・型枠製品は、鉄筋コンクリート着工床面積の増加に伴う需要の取り込みがあり、売上高は堅調に推移しています。

 

また、海外では米国の住宅市場低迷で建設資材の販売が伸び悩んだものの、

為替レートの影響で円ベースでの売上高は増加となった様です。

 

ただし、人件費や荷造運送費等の増加により営業利益は圧迫される結果になっています。今後、販売価格の改訂等があれば、改善に至ることを期待したいところです。

自動車関連製品事業

売上高      99.96億円 (前期比 +0.83%)
セグメント利益 -3.00億円 (前期は -1.44億円)
セグメント利益率 -3.00% (前期より1.55%悪化)

米国における子会社のチャプター11(米国連邦倒産法第11条)に基づく再生手続きの申請等もあり、一部企業は当連結会計年度の途中で連結範囲から除外となっています。

 

その他の事業

売上高     40.28億円 (前期比 +4.38%)
セグメント利益   3.16億円 (前期比 -0.32%)
セグメント利益率   7.85% (前期より0.36%低下)

海洋資材製品および産業機械製品のいずれも販売が堅調に推移したとの事です。

岡部株式会社(5959)の
2024年12月期通期業績予想

なお、同社の2024年12月期の通期業績予想は以下の様になっています。

 

売上高              700.00億円 (前期比 -10.4%)
営業利益            41.00億円 (前期比 +0.4%)
経常利益            44.00億円 (前期比 +2.2%)
親会社株主に帰属する当期純利益 28.00億円 (前期は -70.97億円)

今後は減収となるも、同程度の利益確保を見込んでいるんですね。

 

また、昨日発表された中期経営計画では2024-26年の間に、

  • 設備投資       約100億円
  • M&A     約100億円
  • 人的資本投資 約10億円

を見込んでいる、とのことでした。

 

あまり派手な企業ではないですが、ジワジワと成長する事を期待して末席株主で居続けようかと思っています。

岡部株式会社(5959)の配当利回り

同社の配当予想では、中間配当15円、期末配当15円で合計30円/株となっています。

同社株式の昨日終値は826円でしたので、

 

予想配当利回り=30/826≒3.63%

 

という事になりますね。

配当利回りとしては、まずまず高い方と言えるのではないでしょうか。

 

また、同社の株主還元方針として

  • 配当性向30%以上(目安)
  • DOEにも留意

ということが、昨日同時に発表された中期経営計画にも記載されていました。

岡部株式会社(5959)の株主優待

なお、同社は株主優待制度を実施しています。

内容ですが、

12月末日時点での以下の株式数を保有している株主に対してオリジナルQUOカードを贈呈するというものです。

保有株式数により、頂ける金額が異なっていますね。

 

200~999株    1,000円相当
1,000~4,999株 2,000円相当
5,000株~     4,000円相当

 


ですので、仮に200株を保有した場合には

 

予想配当+優待利回り=30+5/826≒4.24%

 

という計算になりそうです。

QUOカードは、税金が引かれることもないですし利用できる店舗数も多いのでありがたい優待ですね。その一方で、企業側からは廃止しやすいというリスクはありますが・・・。

 

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo