ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

岡部株式会社(5959) 中期経営計画の業績目標上方修正を発表【2024年12月期売上高765億円⇒833億円へ】

◆目次◆

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。

岡部株式会社(5959)をご存じでしょうか?

shousanshouuoは、岡部株式会社(5959)の末席株主です。

 

今回は「岡部株式会社(5959) 中期経営計画の業績目標上方修正を発表【2024年12月期売上高765億円⇒833億円へ】」についての記事です。

まとめ

岡部株式会社(5959)

東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業で、

建設向けの仮設・型枠や構造機材、建材等米国で自動車関連部品の製造を行っています。

 

昨日、中期経営計画の業績目標上方修正が発表されました。

製品の価格転嫁が進んだことに加えて、米国事業が成長しているためとの事です。

今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

岡部株式会社(5959)とは


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岡部株式会社(5959)は、東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。

 

同社の取り扱う製品としては、建設向けの仮設・型枠や構造機材、建材等となっています。また、米国では自動車関連部品の製造も行っています。

同社の歴史

1917年 一般建築用金物の製造ならびに販売を目的とした個人商店として営業を開始。
1933年 「合資会社岡部鉄工所」へ改組。
1944年 「岡部鉄工株式会社」へ改組。
1962年 埼玉県越谷市へ東京工場を新設。
1963年 「岡部商事株式会社」を吸収合併し、社名を「岡部株式会社」へ変更。
1968年 京都府久世郡久御山町に京都工場を新設。
1969年 「山陽資材株式会社」と共同出資で「山陽岡部株式会社」を設立。
1972年 東京証券取引所市場第二部へ上場。
1975年 東京工場を、埼玉県久喜市の久喜工場へ全面移転。
1977年 アメリカ・イリノイ州に子会社を設立。
1982年 従来の支店・営業所を分離独立させ、販売子会社とする。
1985年 土木部門および研究開発部門を独立させ、子会社を設立。
1986年 主要製品の製造部門を分離独立し、「岡部機工株式会社」を設立。
1988年 カナダで、コースト・ホテル・グループの持株会社の株式を全株取得。
1991年 東京証券取引所市場第一部指定銘柄へ昇格。
     不動産部を独立させ「岡部開発株式会社」を設立。
2001年 全国16社の販売子会社を合併し、「岡部建材株式会社」を設立。
2002年 アメリカに建設資材関連の販売を主体とする会社を設立。
2005年 米国に岡部・ホールディングスUSA, Inc. を設立し、自動車用バッテリー端子の製造販売事業を行っているウォーターグレムリン Co. の全株式を取得。
2007年 イタリアにおいて自動車用バッテリー部品の製造販売を行う企業の全株式を取得。
2012年 「株式会社タツミ」と包括的な業務提携契約を締結。
2016年 茨城県下妻市に茨城工場を新設。
       ホテル事業の全所有株式を売却。
2017年 「株式会社富士ボルト製作所」の全株式を取得。
2019年 「株式会社河原」の全株式を取得。
2021年 米国子会社が、譲受した建材製品の製造事業を開始。

岡部株式会社(5959)  中期経営計画の業績目標の修正に関するお知らせ

昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。

 

内容ですが、
2021/7/29に策定した同社の中期経営計画「NEXT100-PHASE2.1」から数値を上方修正するというものです。

 

修正となるのは2024年12月期の数値で、以下の様に上方修正となっています。

 

                修正前     修正後

売上高              765.00億円 ⇒ 833.00億円
営業利益            56.00億円 ⇒ 59.00億円
経常利益            58.00億円 ⇒ 60.00億円
親会社株主に帰属する当期純利益 37.70億円 ⇒ 39.00億円

 


製品の価格転嫁が進んだ事や、米国におけるM&Aもあり
堅調に増収増益となっていることから上方修正に至った様です。

岡部株式会社(5959) の2022年12月期決算


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同社の前期決算は、2023/2/10にリリースされています。
数値を確認しておきましょう。

 

売上高              768.54億円 (前年同期比 +18.5%)
営業利益            52.71億円 (前年同期比 +21.6%)
経常利益            54.71億円 (前年同期比 +15.8%)
親会社株主に帰属する当期純利益 38.48億円 (前年同期比 +46.5%)

 

となっていました。

営業利益率は6.86%です。
そして期末時点での自己資本比率は64.6%で、前期よりも1.0%ダウンしています。

【関連記事】

なお、過去に当ブログでは同社についての記事を記載していたことがありました。宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

岡部株式会社(5959)のセグメント別業績


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同社の決算短信では、

  • 建設関連製品事業
  • 自動車関連製品事業
  • その他の事業

に分かれて記載がありました。
早速、それぞれの数値を確認しておきましょう。

建設関連製品事業

売上高      630.81億円 (前期比 +19.77%)
セグメント利益 50.98億円 (前期比 +34.55%)
セグメント利益率   8.08% (前期よりも0.89%改善)

仮設・型枠製品は、鉄筋コンクリート着工床面積の増加及び鋼材価格上昇分の価格転嫁が進んだこともあり、売上高は大幅に増加しています。

2021/10月に米国での建材製品製造事業買収があったため、米国での建材製商品の売上高が現地通貨ベースでは前期比+62.9%にまでなったそうです。

絶好調ですね!!

 

自動車関連製品事業

売上高      99.14億円 (前期比 +11.76%)
セグメント利益 -1.44億円 (前期は 2.73億円の黒字)
セグメント利益率 -1.45% (前期より4.53%悪化)

米国におけるトラックやトレーラー向けのボルトナット類の販売が堅調であった事と、円安の影響で売上高は大幅に伸びています。

セグメント利益で損失に至ったのは、これまで「特別損失」として計上していた環境負荷モニタリング関連費用等を一般管理費等に含める事となったため、と説明がなされています。

 

その他の事業

売上高     38.59億円 (前期比 +17.40%)
セグメント利益   3.17億円 (前期比 +16.97%)
セグメント利益率   8.21% (前期より0.03%低下)

海洋資材製品および産業機械製品のいずれも販売が堅調に推移したとの事で、順調に売上高・セグメント利益が伸長しています。

岡部株式会社(5959)の業績予想・進捗率

なお、同社の通期業績予想は以下の様になっています。

 

売上高              820.00億円 (前年同期比 +6.7%)
営業利益            57.00億円 (前年同期比 +8.1%)
経常利益            58.00億円 (前年同期比 +6.0%)
親会社株主に帰属する当期純利益 38.90億円 (前年同期比 +1.1%)

今後も増収増益を見込んでいるんですね。
あまり派手な企業ではないですが、ジワジワと成長する事を期待して末席株主で居続けようかと思っています。

【関連記事】

同社の2023年12月期決算の結果は、当ブログの以下の記事で紹介しています。残念ながら多額の純損失を計上してしまいましたが・・・

宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

岡部株式会社(5959)の配当利回り

同社の配当予想では、中間配当12.50円、期末配当12.50円で合計25円/株となっています。

同社株式の本日終値は758円でしたので、

 

予想配当利回り=25/758≒3.30%

 

という事になりますね。
配当利回りとしては、まずまず高い方と言えるのではないでしょうか。

岡部株式会社(5959)の株主優待

なお、同社は株主優待制度を実施しています。

内容ですが、

12月末日時点での以下の株式数を保有している株主に対してオリジナルQUOカードを贈呈するというものです。

保有株式数により、頂ける金額が異なっていますね。

 

200~999株    1,000円相当
1,000~4,999株 2,000円相当
5,000株~     4,000円相当

 


ですので、仮に200株を保有した場合には

 

予想配当+優待利回り=25+5/758≒3.96%

 

という計算になりそうです。

QUOカードは、税金が引かれることもないですし利用できる店舗数も多いのでありがたい優待ですね。

その一方で、企業側からは廃止しやすいというリスクはありますが・・・。

本日の取引

本日は、

JESCOホールディングス(1434)

を購入しました。

購入した理由としては、バリュー株である事がまずひとつですね。

そして、今後も5G・6G関連の投資が続くと見込まれる事、

同社はベトナムでも実績を有しているという点に魅力を感じたためです。

また、中長期的に同社の業績がどうなるか見極めていきたいと思います。

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo