ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
shousanshouuoは、中小型バリュー株偏重長期投資スタンスの兼業投資家です。
安田倉庫株式会社(9324)をご存じでしょうか?
倉庫業では準大手に分類され、年間売上は600億円超の企業です。
また、社名からは旧財閥系であることが分かりますね。
shousanshouuoは、安田倉庫株式会社(9324)の末席株主です。
今回は「安田倉庫(9324) 株主優待制度変更を発表【お米券⇒QUOカード優待へ拡充、長期保有優遇制度導入も!!】」についての記事です。
まとめ
安田倉庫株式会社(9324)は、
東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。
同社の事業セグメントとしては、物流事業と不動産事業が2本柱となっています。
昨日は、そんな同社から
- 株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ
- 株式の取得(子会社化)に関するお知らせ
の2つがリリースされていました。
株主優待制度は、これまでの
お米券 ⇒ QUOカード
へと変更になるだけでなく、
長期保有優遇制度の導入も合わせてリリースされていました。
物流事業に関しては、ここ数年でM&Aを通じた事業強化を図っているのが特徴であり、昨日は愛知県春日井市の一般貨物自動車運送業の買収を発表しています。
今回の買収を通じて
年間売上 25億円程度、営業利益 1.5~2億円
の上乗せとなりそうです。
今後も、末席株主として同社の成長を応援していきたいと思っています。
安田倉庫株式会社(9324)とは
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同社は、東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。
同社の事業セグメントとしては、物流事業と不動産事業が2本柱となっています。
物流事業に関しては、ここ数年でM&Aを通じた事業強化を図っているのが特徴です。
賃貸不動産としては、貸しビルが多いのですが中にはリッチモンドホテル横浜駅前(第7安田ビル)や、ラビスタ函館ベイといった宿泊施設も賃貸しています。
同社の歴史
同社の歴史に関しては、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
安田倉庫株式会社(9324)
株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
変更された理由ですが、
「株主優待の内容を魅力あるものとすることにより、より多くの株主様に中長期にわたり継続して当社株式を保有していただけるよう、株主優待制度を変更することといたしました」
とあります。
変更後の内容ですが、
3月31日時点での100株以上の株主を対象として、
QUOカードを贈呈するというものです。
継続保有期間3年未満では、
100~999株 QUOカード 1,000円分
1,000~4,999株 QUOカード 2,500円分
5,000株~ QUOカード 4,500円分
継続保有期間3年以上では、
100~999株 QUOカード 1,500円分
1,000~4,999株 QUOカード 3,000円分
5,000株~ QUOカード 5,000円分
となっています。
今までのお米券は 1kg分で440円分相当になるので、
10%ぐらいの優待額アップ、という感覚ですね。
昨日の、同社株式終値は1,114円だったので
仮に100株を3年以上保有した場合には、
予想配当+優待利回り=27+15/1,114≒3.77%
という計算になりそうです。
利回りとしては、まずまずと言えそうですね。
【関連記事】
なお、同社は、ずっと隠れ優待を継続してくれていました。
今回の株主優待制度変更を受けて、隠れ優待がどうなるか。
そちらについても、今後当ブログで取り上げたいと思います。
ちなみに、過去の優待品と隠れ優待の内容は当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
安田倉庫株式会社(9324) 株式の取得(子会社化)に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースもされていました。
内容ですが、愛知県春日井市に本拠地がある一般貨物自動車運送事業者である、株式会社オリエント・サービスを子会社化する、というものです。
来期以降の連結になりますが、
年間売上 25億円程度、営業利益 1.5~2億円
の上乗せとなりそうです。
安田倉庫株式会社(9324)の2024年3月期中間決算
2023/11/2に同社の2024年3月期第二四半期決算がリリースされていました。内容を確認しておきましょう。
売上高 328.96億円 (前年同期比 +11.2%)
営業利益 11.41億円 (前年同期比 -7.2%)
経常利益 18.86億円 (前年同期比 -12.3%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 11.75億円 (前年同期比 -16.6%)
となっていました。
概ね、増収となるも減益という結果です。
営業利益率は3.47%です。
そして2Q末時点での自己資本比率は46.4%で、前期末から横ばいとなっています。
安田倉庫株式会社(9324)のセグメント別業績
決算短信では、同社の事業として
- 物流事業
- 不動産事業
の2セグメントの記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
物流事業
売上高 301.03億円 (前年同期比 +12.81%)
セグメント利益 15.09億円 (前年同期比 +3.36%)
セグメント利益率 5.01% (前年同期より0.46%悪化)
新規取引の開始や既存顧客との取引拡大、ネットワークの拡充等で倉庫保管料や取り扱い料が増加したことで、増収増益となっています。
不動産事業
売上高 30.05億円 (前年同期比 -4.84%)
セグメント利益 10.09億円 (前年同期比 -1.18%)
セグメント利益率 33.58% (前年同期より1.25%改善)
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既存施設の稼働率向上によって、不動産賃貸料は堅調に推移しており、
利益率も微増しているのですが、
施工工事が減少したことで減収減益となっています。
安田倉庫株式会社(9324)の業績予想・進捗率
同社の2024年3月期の通期業績予想と、2Q末時点での進捗率は、以下の様になっています。
売上高 680.00億円 (前期比 +13.8%、進捗率 48.38%)
営業利益 26.00億円 (前期比 +2.6%、進捗率 43.88%)
経常利益 35.00億円 (前期比 -7.3%、進捗率 53.89%)
親会社株主に帰属する当期純利益 21.50億円 (前期比 -4.3%、進捗率 54.65%)
進捗率としては、まずまず、といったところでしょうか。
企業買収の効果があるとはいえ、1年で売上が100億円も増えるってすごいことだと思います・・・。
安田倉庫株式会社(9324)の配当利回り
同社の2024年3月期配当予想では、
中間配当13.50円、期末配当13.50円で合計27円/株
となっています。
同社株式の昨日終値は1,114円でしたので、
予想配当利回り=27/1,114≒2.42%
という事になりますね。
利回りとしてはまずまずと言えるのではないでしょうか。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo